紅 kurenai
―― 放送情報 ――――――――――――――――――――
2008年春放送 1クール全12話
テレビ埼玉にて視聴 HD放送
―― テーマソング ―――――――――――――――――――
OP 『Love Jump』
栗林みな実
ED 『crossing days』
新谷良子
―― 個別ランク ――――――――――――――――――――
【キャラクター】
自分としては好印象だが、表情においては好みの分かれそうな独特な絵。質そのものは非常に高い。全体的に気だるい印象を持つキャラが多いが、それはあくまで表面的な部分。どのキャラにもそれぞれ秘めた良さがあり、全体を通してみるとそれがよくわかる。とりわけ主役2人、真九郎と紫のやりとりが常に面白く、その中で芽生えてくる(明らかになってくる)キャラクター性も必見。
【声優】
他の作品とは一味違った、独特な雰囲気を出している声優さんの演技力に拍手。自分としては紫(CV.悠木碧)のしゃべり方が一番のお気に入りで、スルメゲーならぬスルメボイスとでも言おうか、はじめはその独特さに違和感を持つものの、聞いてくるほどに「この声でなければ紫じゃない」というほどジャストフィットしてきた(まあ当然かもしれないが)。もはやこのしゃべり方だったからこそこの作品に惹かれたのかもしれないという感じであり、もちろん真九郎(CV.沢城みゆき)含め、全体としてもいい声優さんが揃っている。
【ストーリー】
ストーリーについてはまだ見てない人の楽しさを半減させかねないのであまり書きたくはないのだが、大雑把に言うと、世間知らずの金持ちの娘がとある事情から家を離れ、少年と暮らすことになるというもの。基本的には超絶箱入り娘の紫が世間を知っていく過程を面白おかしく描いていくコメディチックな展開なのだが、その背景には時代錯誤とも言える風習と少年の闇が常に付きまとい、随所でそれが強調される。わずか1クールという比較的短い作品ではあるものの、その内容は濃い。
―― 総合ランク ――――――――――――――――――――
コメディとシリアスの使い分けが見事で、単に物語と見てもアニメと見ても面白い。一方絵や内容はどちらかというと大人向きな雰囲気が漂い、(良い意味で)色々と考えさせられる場面も多い。完全に終わってしまった感がある最後だったのでアニメはこの全12話がすべてとなるだろうが、たった12話、されど12話。短い中に非常に多くのものが詰め込まれているので、アニメ好きなら是非一度は観てもらいたい作品のひとつである。
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