【三菱電機】プロジェクター LVP-HC1100
【製品情報】
2006年 8月25日発売
推定相場価格 90,000円
パネルタイプ DLP
パネル画素数 1280×720
【スコア】
オススメランク
★★★★☆ A
個別ランク
デザイン
★★★☆☆ B
サイズ
★★★★☆ A
静音性
★★☆☆☆ C
調節機能(ソフトウェア=色調等)
★★★☆☆ B
調節機能(ハードウェア=設置性)
★☆☆☆☆ D
レンズ性能(発色、輝度、光収束性など)
★★★★★ S
搭載端子
★★★★★ S
コストパフォーマンス
★★★★☆ A
満足度
★★★★☆ A
【コメント】
デザイン
可もなく不可もなく。おそらく個人差が大きいところではあるが、数少ない左右対称のシンメトリデザインは設置面・排気面にかけては利点が大きく、見た目より実用性重視のデザインであると言える。ただし上部湾曲型かつその中央に操作ボタンが集結しているため、高位置の棚などに逆さに置いて投影をする場合、不安定かつ設置面とボタンが干渉するというデメリットも伴っている。
サイズ
初めてのプロジェクターということもあり偏見があったのかもしれないが、これは予想以上にコンパクトな印象だった。さすがに手のひらサイズの超簡易型プロジェクターと比べれば据え置きサイズではあるが、大人はもちろん子供でも容易に持ち運べる重さと大きさ。比較対象としては初期型PS2が一番近いかもしれない。
静音性
ランプ低モードを前提としても少し耳障りな感じ。これも初期型PS2を想像してもらえば近いだろう。大半の音が出ているシーンであれば特に気になることもないが、頭上1mほどに設置していることもあり静音シーンではそれなりに気になる。ちなみにヘッドホンを使用すれば問題ないが、ランプ低モードにしないと通常使用ではかなり煩い。
調節機能
HDMIでやや制限があるものの、大抵の補正・色調・輝度などの設定は出来る。ただDLP故の宿命か、レンズシフトはないため補正に関しては何かしらのデメリットも伴う点に注意が必要。またオートアイリスもないため、多すぎる光量にNDフィルターなどの対策が必要な場合もある
レンズ性能
非常に優秀。現在およそ80インチのサイズにて使用中だが、十分1ドットが視認できるほどシャープな画を映し出してくれる。黒もちゃんと黒らしく締まっており、コントラストも十分。単純な画質だけならかなり上位に位置しているといえるだろう。
搭載端子
DVI以外のほぼ全ての端子を網羅している。DVIも一応HDMIにて対応可能ではあるが、HDTV解像度しか選択できないため720Pとしてもやや精細さに欠ける印象。D端子でなくコンポーネントなどなにかと変換ケーブルが必要な場合も多々ありそうだが、それでもプロジェクターの中では圧倒的に搭載端子数が多いことには違いなく、どんな端子でも接続できないことはまずないだろう。
コストパフォーマンス
つい最近まではすべてのプロジェクターの中でもトップクラスであったのだが、上位機種のフルHD機LVP-HC5500が15万円を切ってなお価格下落し続けているため、現在ではどっこいどっこいといった感じに。DVDなどSDソース中心で720P機に限定するなら間違いなく現行トップクラスではあるが、1080P機が普及価格帯に入ってきたならそちらを選ぶ人の方が多くなっていきそうな印象。
感想
下記にリンクを付けておくが、通販価格のほぼ最安値に加え80インチHDスクリーンも付いてきたのでかなりお得な買い物だったように思う。賃貸マンションのため穴は開けられないため、設置はつっぱりランドリーラックにて対応。なかなかにいい感じに仕上がった。コストパフォーマンス欄にて1080P機について触れたが、むしろ自分の場合はDVDなどのSDソースの多さ、地デジのデフォルト解像度が1440×1080でフルHDまで届いていない点、PS3やXbox360などのHDゲーム機でもゲーム解像度は720Pのものがほとんどである点であることなどから、HDTV含め多少~過度にアップスケーリングしがちなフルHDより、多少のダウンスケーリングorアップスケーリングで済むハーフHDの方が視覚的にはシャープな画に映る場合が多いため、720P機の方が何かと実用的だと感じている。いずれプロジェクターもフルHDばかりになってしまう可能性はあるため、自分と同じように考えている方がいるなら今のうちに確保しておいた方が良いかもしれない。
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