« 2010年3月 | トップページ | 2010年6月 »

2010年4月

2010年4月24日 (土)

【液晶モニタ】HYUNDAI W241DG その3 -比較編-

お待たせしました!その3 -比較編-です。

Dscf1541_r

今回W241DGと比較するモニタは、現在私が所持している三菱のIPS液晶モニタ「RDT231WM-X」およびVA液晶モニタ「MDT242WG」となります。

Dscf1931

の前に、まずはW241DGだけで状況に応じた映り込みを比較してみましょう。指標として、Xbox360、PS3、PCが映り込む位置で撮っています。カメラも映り込んでいますので、それらを参考に比べてみて下さい。

上画像は周囲の明るさ(蛍光灯下 or 40W電球下)を変えた場合の暗部の比較で、蛍光灯下ではさすがグレアというだけの映り込みがありますが、電球下ではそれが激減しているのがわかります(位置確認として、PCの青ランプが参考になるかと思います)。また下画像は明部ですが、こちらは蛍光灯下段階ですでに映り込みがほとんどなく、電球下でも変わりませんでしたので蛍光灯下での画像のみとなっています。代わりに、右画像は左画像に「映り込んでいるとしたらこの辺りに指標物があるはず」という目安を書き足したものを置いておきました(一応ほぼ同位置から撮影であることの確認として、ガンマ補正2.0もしてあります)。

以下はあくまで主観的感想ですが、それほど明るすぎない部屋で使う分には(直接光源が映り込まない限り)グレアとしては低反射な部類だとは思います。ただあくまで“グレアとして”ですので、当然ノングレアやハーフグレアよりは多分に反射し、VAIO Pなどで採用しているARコートよりも多少反射していることは否めません。ちょうどARコートとノーマルグレアの間と言ったところでしょうか。まあそれでも、暗い場面で顔がはっきりと映し出されない点は大きいように感じています。

 

それでは、少し前置きが長くなりましたが機種毎の比較に入ることにしましょう。

MDTはVA(しかも型落ち品w)ということでW241DGと迷う可能性は低いかもしれませんが、W241DGと同じミドルレンジIPS液晶のRDTは、今が旬ということもあり購入を検討している方も多いのではないでしょうか?

W241dgsiyakaku_2

まずは視野角の比較から。最初はW241DGですね。単純な視野角はそれなりに広いですが、バックライト漏れの影響か正面以外は所々白みがかってしまっています。

Rdt231wmxsiyakaku_2

こちらはRDT231WM-X。どの角度も比較的安定した画に見えます。ただモニタの設置スペースの関係で、ちょっと角度や位置にズレが生じてしまっている点には注意して下さい。あくまで参考程度ということで。

Mdt242wgsiyakaku_2

MDT242WGも傾向はRDT231WM-Xに近い感じですが、ややこちらの方が薄くなっているような…気がしたりしなかったりw これに関しては誤差かもしれません。

W241DGはTNよりいくらか勝った視野角を持っていますが、他のIPSやVAと比べてしまうとどうしても劣ってしまうように思います。中でも特有の白みは、暗い場面では真正面から見ていても発生してしまうため、もしかしたら視野角による劣化以上に気になるかもしれません。(これは視野角というより、後述する色むらに関する問題だと思いますが。)

次は色調調整比較。参考にしたのは上記サイトです。

Sikityowhite

まずはホワイト側を調整。

Sikityoblack2

次にブラック…ですが、W241DGのみ(一応裸眼で見えてはいますが)かなり微妙です。かと言ってブラックを合わせると今度はホワイトが似たような状態になるため妥協。

あ、それと言い忘れていましたが、それぞれの色合いが異なって見えるのは単に私のカメラの腕のせいですので…m(_ _)mスミマセン 変に斜めっているのは、接写で正面から撮るとカメラやら何やら写ってはいけないものが写ってしまうためです。

Sikityoblack1

ネストボックスもブラックと似たような印象。一応W241DGも(裸眼では)見えてはいるものの…かなりビミョー。

明るさを異常なほど明るくして、ファクトリーモードも弄れば何とかならないこともないですが、現実的に考えるとW241DGは正直黒か白のどちらかをやや犠牲にする必要がありそうです。まあそれでも実用上あまり問題になることはないのですが、ゲームの暗すぎor明るすぎる場面ではヤキモキすることになるかもしれません。ちなみに、三菱は共に問題なく設定できました。

Backlightmore

こちらは使用編や視野角比較でも触れましたが、色むらに影響する(であろう)バックライト漏れについてです。一応コントラストも弄って輝度をかなり落としているのですが…W241DGはちょっと酷いですね。三菱はよくわからないので、比較のためにガンマ補正(2.0)してみることにします。

Backlightmore_hosei2

これで比較しやすくなりました。傾向としては、W241DGが4隅それぞれで光量の異なるバックライト漏れを多分にしているのに対し、RDTでは4隅で異なった光量が漏れているのは同じものの、その程度は少量。MDTはRDTよりは漏れているものの、4隅での差異は軽微といったところでしょうか。実際に使用しての色むらに関する感想としては、暗い場面では上記の通りW241DG<RDT231WM-X<MDT242WMの順に色むらを感じましたが、明るい場面ではW241DG≦RDT231WM-X<MDT242WMで、暗い場面ほどW241DGとRDTの差異は感じませんでした(どちらも微妙に色むらがあると感じる程度)。MDTはそもそも色むらを感じることがありませんでしたね。

Word

次は文字の比較です…といっても写真ではよくわからないかもしれませんが^^

これはどれも優秀で、特段ギラツブだとか目が疲れるとかはありませんでした。あえて順位を付けるならW241DG≒RDT231WM-X≦MDT242WMといったところでしょうか。単純な見やすさでしたらRDT231WM-X≦W241DGのように思いましたが、W241DGはグレアのため、環境によってはW241DG≦RDT231WM-Xになる可能性もありますので≒としました。

Wktk_2

さて、画質関連はこれでひとまず終了ですが、ついでに外観も見ておきましょう。実は、今回比較したこの3機種はすべてフレームに光沢処理がなされている、いわゆるwktk(枠テカ)モニタとなっています。よってそのテカテカ具合も、試しに比べてみました。

と言っても、ぶっちゃけ反射率はどれも変わりませんw すべてがすべて見事にテッカテカで、あえて違いを言えばその形状でしょうか。W241DGは広面積かつ湾曲型のため、どうしても何かが映る代わりにそれが何かは判別しづらく、RDTはそれぞれが平面で外側を向いているため、自分の顔が映ったりすることがない代わりに映ったものはクッキリとわかり、MDTはRDTよりも更に傾斜がついた感じです。

Dscf1922

ちなみにすべての枠に映っているチケットのようなものは、エコポイントでもらったジェフグルメカードです。どれくらい映っているのかの目安にどうぞ。

Button_2

最後に操作ボタンも比較してみました。印象としては

 W241DG…デザイン性重視。タッチセンサーで押し間違えやすい。感度はそこそこ。

 RDT231WM-X…デザイン性重視。ボタンは見えない位置にあり、少し押しづらい。

 MDT241WG…操作性重視。正面で丸見えだが、十字キー(パッド)は使いやすい。

といった感じですかね。まあ三菱は共にリモコンがついているので、あまり関係ないのかもしれまんせんが^^

 

以上、その3 -比較編-でした。

47251265935295_r_3最後の最後で「W241DG……なんか微妙じゃね?」となってしまった人もいるかもしれませんが、そこは1920x1200でグレアの良発色、ピポットもできる高性能スタンドに30kの格安価格がものを言うところでしょう。実際色むらなどある程度の妥協は必要なモニタだと思いますが、それと同じだけの魅力も確かにあります。

まあ結局最後は自分の眼がすべてですので、実際に見て、触って、自分に一番合ったモニタを見つけ出して下さいな^^

…ということで、3回に渡った今更ながらのW241DG長編レビュー、完結です。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年4月21日 (水)

【液晶モニタ】HYUNDAI W241DG その2 -使用編-

意外と早くDVIケーブルが届いたので、わずか中1日でその2 -使用編-です。

Dscf1553_r

昨日(2010/4/21)モニタが届きセットしたものの、DVIケーブル長が足りず即Amazonで注文したDVIケーブルが早くも今日届きました。 なぜかデカデカとリチウム電池の注意ラベルみたいなものが貼ってありますが、ここはスルーで^^

Dscf1559_r

買ったのはELECOMのシングルリンクDVIケーブル5m。型番はCAC-DVSL50BKで2000円なり。カラーはW241DGとおそろいの白黒ツートンです。

Dscf1670

早速PCとモニタを繋いで当ブログをパチリ。う~ん、やはりグレアは綺麗です。(色むらもありますが、こちらは後述で。)

Dscf1716

JaneStyleを全画面表示して4隅を撮ったところ。

ちょっと心配していたパネルの取付ミス(微妙に斜めになってて、数ドットフレームに隠れてしまっていた個体もあったそうな)もなく、買ったケーブルも問題ない様子。一通りチェックした限りでは、ドット欠けも見あたらず一安心。

Dscf1677

近づいてみるとこんな感じ。ちょっとモアレがアレですが、モニタを写真に撮ろうとするとどうしても写ってしまうんですよね…。

Dscf1673

更に近づく。残念ながら私のコンデジではこれが限界のようです。

ってかモアレ酷いなw実際は変な緑はないので、文字のシャープさだけご参考下さい。多くのレビューでも言われていることですが、グレアでもギラツブ感は意外とないので疲れにくそうです。

W241dgblack_r

こちらは黒で塗りつぶした画像を画面いっぱいに拡大表示したところ。この手のミドルレンジIPSではよく言われる色むらですが、色々と撮った結果上記画像が一番わかりやすいと思ったので載せました。

こうして見るとバックライト漏れが4隅それぞれで発生し、その程度には多少の差異があるのがわかります。これが色むらの原因でしょうね。通常使用下ではあまり実感しづらいレベルのものですが、こうした全画面に渡る単一色表示時(白い背景が多いWEBページやアプリの全画面表示時など)には、確かに色合いが微妙に異なって見えました。個人的にはピポットをした時の方が感じ方が顕著だったように思いますが、まあ普通に使っている分には許容範囲内です。

Dscf1793

次にOSD画面。表示自体は意外にもスタイリッシュな半透明デザイン。画質やカラー調整は設定できる項目自体が最低限しかなく、基本的な自由度や機能性は低いです。(上押しながら電源オンで発動する、ファクトリーモードなる隠し?機能を使って一時的に弄る項目を増やすことは可能。ただしこちらの設定は電源オフと共にリセットされる。)

とは言っても、グレアだけあってデフォルトの発色自体が素晴らしく、残像も大して気にならなかったので、この点による不満は大してありませんでした。

Dscf1772

一応「↑+電源オン」のファクトリーモード起動時のメニューも撮ってみました。オーディオ設定と(ここにはありませんが)言語設定は変わりませんでしたが、残り3つはより詳細な設定が可能になっています。ただし前述した通り、これらの設定は基本的に電源オフと共にリセットされるので常用は厳しいですが、唯一ここを弄ることでRTC機能(タイミング補正機能、≒オーバードライブ機能?)を通常起動時のメニューにも追加することができます。使うか使わないかは別として、とりあえずは使えるようにしておいた方がいいでしょうね。以下2chのW241DGスレテンプレから抜粋。

*******************************************************************

■241DGでRTCを使う
 240D用のRTC(タイミング補正機能)を241DGでも下記の手順で有効にできる。
 ただし、有効にできるのはDVI接続で表示がFULL(16:10)の場合に限られる。

1.↑を押しながら電源を入れてファクトリーモードを起動。
2.OSDの「FACTORY SETTING」の「RTC SELECT」を「TN(WITH RTC)」にする
3.一度電源を入れ直したあと、OSDで「その他」の「DISPLAY CONTROL」を選ぶと
 入力がDVIの場合に限り「RTC ON OFF」の項目が追加されるのでONにする
 (HDMI、RGB、コンポーネントではこの項目が出現しない)
4.「その他」の「DISPLAY CONTROL」を「FULL(16:10)」にする
(「画面サイズ」や「1:1」の場合はRTCをONにしても効果が表れないので注意)

 効果の確認はLCDBenchの「動きのなめらかさ」を実行するとよくわかる。
 (通常は12ms以下で暗くなる移動する図形が6ms以下でも明るいままになる)
 速いスピードで移動するものが暗くならずピントが強調されたようになるので
 ゲームやニコニコ動画のスクロールするメッセージなどに有効。
 ただし副作用で白い影のようなものが出るようになるのでその点が好みを選ぶ。

*******************************************************************

Dscf1787

なおこれらのメニュー操作はフレーム右下にあるタッチセンサーで行うことになりますが、前評判ほど反応が悪いとは思わないものの、やはり物理ボタンに比べると「押した」感が今ひとつではあります。まあ操作する度に、かなり大きな音で「ピッ!」と鳴る(近くに寝てる人がいたら確実に迷惑になるレベルの音量、変更不可)ので反応したかはすぐにわかるのですが、画面が明るすぎたり周りが多少暗かったりすると押したいセンサーボタンがどこにあるのかわかりにくく、誤操作しがちな印象。正直ご近所迷惑な「ピッ!」はいらないので、パネル部分にバックライトでも付けて欲しかったです。

Kaitenzu_2

ついでですので気になった点をもうひとつ。このW241DGは右回り90°のピポット機能を備えているのですが、当然それ以上は回らず、方向も右側1方向のみです。これを左回りにしたいのなら、スタンドを取り付ける方向を変えれば済む話…なのですが、問題はその後です。ここから先は個体差かもしれませんので一概には言い切れませんが、少なくとも私の個体でこれをやると、通常の横画面にした時に真横まで戻らず、微妙に左下がりな状態になってしまいました。要は左回りにしたら横に戻すな状態ですね。もともとピポットは使うつもりがなく、「もし使うなら左回転の方が都合がいいだろう」と思ってやってみただけでしたので、すぐもとに戻しました。

Dscf1747

ちょっとPV4に繋いであるPS3でも遊んでみましたので、こちらも簡単な感想を。ちなみにゲームは(今更の)プロスピ5完全版です。

[画像1] PV.exeを全画面化させPS3オン。この時点ですでに映像に艶がありちと感動。

[画像2] 文字部拡大。もともとのゲーム画質自体がボケ気味なのですが、これでも比較的クッキリ表示されている方。ただPV4への入力は1080iのD端子であるものの、PC自体はDVI接続にもかかわらず希にプルプル…。1080pに切り替えたら直り、iに戻したらまたプルプル。試しにPV4側でインタレ解除してやってもやっぱりプルプル。そんなことを繰り返しているうちに、なぜか1080iも普通に表示されるようになりました。正直???な状態ですが。

[画像3] なにはともあれ(?)一応プルプルもなくなったので普通に1080iでプレイ。ノングレアの時は色調をこれ用に弄り直さないと明らかに色が薄く、迫力がやや欠けていたのですが、W241DGでは何もせずとも結構まともな画になり再び感動。PV4経由でも、(PV4側の設定を)ゲームモードにしておけばそれなりに遊ぶことは可能でした。(というか、何気にリビングに置いてあるブラビアより遅延は少ないという…。)

Dscf1801

最後に(ぶっちゃけ関係ないのですがw)自分が使っているスピーカーを紹介。ソニーのSRS-TD60というコンパクトアクティブスピーカーです。

Dscf1707

電源と電池の両対応。意外にもかなり大音量まで上げることができ、音割れも無し。ウーファー搭載による低音はもとより、中音、高音共に水準以上の音は出してくれます。画像のようにモニタ下にも手軽に置け、設置の自由度に優れた実用的なスピーカーです。

 

以上、その2 -使用編-でした。出だしと終わりは正直おまけみたいな感じですし、購入後間もないということもあり簡単なインプレみたいな感じになってしまいましたが、次のその3では、その分より詳細なレビューを他モニタと比較しながら行う予定です。(ただその分記事更新までに多少の間が空いてしまうかもしれませんので、その点はご容赦を。)

それではその3 -比較編(仮称)-まで、気長にお待ち下さいな^^→その3 -比較編-を更新しました。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年4月20日 (火)

【液晶モニタ】HYUNDAI W241DG その1 -開梱編-

サブに適当なIPSモニタでも欲しいな~と思って情報漁っていたら、ちょうどHYUNDAI『W241DG』がNTT-Xで29,800セール中!DELLのU2410とかなり迷っていたのですが、価格差が1万近くになった瞬間勢いだけでポチりましたw

ではその勢いに任せて、(今更のW241DGですが…)初の長編レビュー その1 -開梱編-です。

Dscf1464_r

まずは到着時の状態。さすがにこの大きさだと専用箱に伝票直張りです。

Dscf1473_r

ですがまあ…NTT-Xさん側の配慮か佐川さん側の配慮かわかりませんが、ダンボ直張りでもぬるりと取れる伝票仕様は好印象。あ、この中に納品書も挟まっているので捨てないようにっと。

Dscf1469_r

でいざ開梱…の前に再びダンボを見渡してみるとこんなシールが。やっぱりメーカーさんもグレアというのは売りにしてるんでしょうか。

Dscf1475_r

今度こそ開梱!定石通り保証書だけ端にこびりついてます。

Dscf1483_r

箱を斜めにして滑り出させたところ。間違って上下反対にして出すとこれら一式が床に落ちるので注意。(…ええ、落としかけましたw)

Dscf1486_r

とりあえず一番最初に目に入ったスタンド。これだけでも結構重い。

Dscf1488_r

こんなところにネジが貼り付けてあります。見逃す…人はいないと思いますが。

Dscf1490_r

一応裏側も。普通に金属丸出し状態です。

Dscf1494_r

付属品一覧。ちなみに左上の説明書の裏側にクロスも入っています。

Dscf1496_r

ようやく本体。二重になっている真っ白な発泡スチロールを開けると、こちらも負けず劣らず真っ白な本体登場。

Dscf1498_r

移動させてシートを取ったところ。わかっていたことですが、やはりこのツートンカラーはインパクトがあります。

Dscf1501_r

ではいざスタンドを!と思って見てみると、なにやら注意書きが。どうやらスタンドつけて、きちんと置いた状態で(このデカイ)ネジを取って下さいね、的なことらしい。

Dscf1515_r

そこで一端このデカイネジと注意書きの紙は無視して、スタンドの取り付け開始。取付にはプラスドライバーが必要です。

Dscf1521_r

スタンドをしっかり取り付けて立たせたら、いざデカネジへ。手で回せそうな雰囲気があったのですが、やけにきつかったのでマイナスドライバーを使用。コインでも代用出来そう。

Dscf1532_r

はい、完成です。写真撮りながらだったので時間は微妙ですが、大体開封から完成まで10分程度でしょうか。ではなめ回すように見渡していきましょう。

Dscf1525_r

後ろから。う~ん、白い…。

Dscf1508_r

後ろのHYUNDAIロゴ拡大。結構デカデカとしています。

Dscf1541_r

こちらは前面下部のロゴ。実際はこんなにはっきりくっきりしている印象は受けませんが、特にカッコイイとかも思いません。(どちらかといえば…いらない?HYUNDAIだしw)

Dscf1547_r

左上から。この微妙に背面の白が被ってきているデザインは、正直好みの分かれそうなところ。私はあまり気になりませんでしたが。

それとやけにポッコンポッコンしたというか…全体的に丸みを感じるデザインです。

Dscf1505_r

下部を覗いた端子類。右下よりに集まっており、それ以外は穴だらけ。おそらく排気or吸気孔かと。

Dscf1549

最後に反射について、電源未投入時の簡単な印象になりますが、蛍光灯(in自室)下での明るい場所では上記レベルには映り込みましたが、グレアなりに低反射処理がなされているらしく、顔が特定出来るほどの映り込みではありませんでした。(表現がわかりにくいかもしれませんが、「“顔”だということはわかるが、それが誰なのかは近づいてよく見ないとわからない」みたいな感じです。)現段階では真っ黒な場面以外や間接照明環境なら大丈夫かな?という印象ですが、これはその2以降で詳しく書いていきたいと思います。

 

以上、その1 -開梱編-でした。ぱっと見た感じでは意外としっかりした造りに感じられましたね。少なくとも雑な印象は受けませんでしたし、前評判の中でも特に良評価だったスタンドもなかなかでした。左右前後移動はスムーズ、上下はスーッと言った感じ。ただ、移動の際も予期せず動きまくり大変でしたがw

一応その2以降は使用感や画質面を書いていきたいと思っていますが、ケーブル長の関係でDVIケーブルを新調する必要が出てきましたので、少し遅くなるかもしれません。まあ数日以内には更新出来ると思いますので、しばらくお待ち下さいな^^→その2 -使用編-を更新しました。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年4月 8日 (木)

ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド

7_r

 

―― 放送情報 ――――――――――――――――――――

2010年1月-2010年4月

1クール全12話

TOKYO MXにて視聴 SDアプコン画質

 

―― テーマソング ―――――――――――――――――――

23461265935268_r8 OP 『フレンズ』

    中野愛子

47251265935295_r9  ED 『爪痕』

    hibiku

 

 

―― 個別ランク ――――――――――――――――――――

 

【声優】

23461265935268_r_2 姫様の声がやたらと好みだと思ったら、それもそのはず。『紅 kurenai』にて絶賛した紫役の悠木碧さんだった。やはりこの人の声はいい。紫の時と同様、聞いていくほどに独特のイントネーションが癖になるしゃべり方は健在で、特に「ちょっと大人びた感じの女の子」という役にはよく合うように思う。その他のキャラクターに関しても、特に違和感を感じることはなかった。

2_r

 

【演出】

23461265935268_r_3 アニメーションの演出として評価の高い『さよなら絶望先生』や『化物語』にも似て、様々な視点や多彩なカットを用いた非常にクオリティが高いものとなっている。肝心の初回第1話を丸々使って、あのバカみたいな(バラエティ)番組in番組を持ってきたというのもなかなか真似できない発想だと思うが、同時にこれだけ観て切り捨てた視聴者もいるのではないかという心配も。

3_r

 

【ストーリー展開】

47251265935295_r_2 「次回を待て」的な終わり方ではあったが、まあそれなりにまとまっている方だと思う。ただ全体としては第7-8話間に総集編を挟んでの実質的な2部構成となっており、1クール作品で総集編を挟むというのは正直いただけないようにも感じている。強引さこそ無いものの、こうした短期アニメでは特に1話1話を大事にしていってもらいたい。

6_r

 

【アプコン画質】

23461265935268_r_5 下記参考画像のように、静止画として切り出せば多少のリンギングが確認できるものの、普通に視聴している限りはほとんど気にならないレベル。むしろ輪郭部分のシャープさだけを見れば、ボケ気味のHDともタメを張れる画質だと思う。

1

↑画質参考画像(TSからの等倍切り出し)

 

 

―― 総合ランク ――――――――――――――――――――

23461265935268_r_4 第2期の有無でも大分印象が変わってきそうだが、ここまででも十分良評価を与えるに相応しい作品だと思う。ヴァンパイアが日常世界にその存在を認めさせた上で共存を目指すという独自性に、威厳と幼さを併せ持つミナ姫を中心としたキャラクター達、そしてそれらを魅せるための演出効果が見事に相乗効果を生みだしている。謎のまま終わった部分も多く、逆にそれがミステリアスな雰囲気作りに一役買っているのも確かだが、出来ることなら綺麗に終わりを迎える第2期の制作を期待したい。

5_r

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Core i7 920 (C0) オーバークロックメモ

―― 前置き ―――――――――――――――――――――

今まではi7 920の定格でも十分間に合っていたのでそのまま使っていたが、ちょっと春休み期間に映画が溜まり処理が追いつかなくなってしまったので、今更ではあるがOCしてみたメモ。

 

―― システム ――――――――――――――――――――

System_2

 

―― CPU (OC完了後SS) ―――――――――――――――

Cpuz

 

―― 試行過程と結論 ―――――――――――――――――

※BIOSでの値のため、上のSSと少しズレあり。以下時系列準拠。

・現行設定確認

 BCLK:133MHz*20=2660MHz

 COREv:1.0V

 QPIv:AUTO

 CPU温度:負荷時およそ60℃(空冷)

・クロック調整

 COREv=AUTO、QPIv=AUTOにてBCLK:180MHz*20まで安定動作

 185MHz or *21にてブルーバック

 BCLK:170MHz*20=3400MHzにてクロック確定

・電圧調整

 COREv=1.2V、QPIv=1.25で安定動作

 COREvを徐々に下げていき、1.175Vにて負荷10時間あたりでブルーバック

 COREv=1.185Vにて確定

 →その後30時間あたりでフリーズを2回確認。COREv=1.20Vに戻し確定

 QPIvを徐々に下げていき、1.2Vにてブルーバック

 QPIv=1.2125Vにて確定

 

上記設定でCPU負荷=100%*24時間完走。設定確定。

動作クロック:3400MHz(定格比27.8%UP)

CPU温度:およそ70℃(定格比10℃上昇)

 

―― 感想 ――――――――――――――――――――――

C0ステッピングだしあまり期待もしていなかったが、当然の如くよく報告される値(中には4000MHz超なども)よりは低かった。ただOCの目的であるエンコ効率の上昇はある程度達成された(およそ25%UPのため、単純計算今まで4つの動画を処理していた時間で、5つの動画を処理できるようになった)ため、とりあえすの満足感。

CPUの耐性自体個体差があり、PC環境にも大きく左右されるため上記の値が参考になるかはわからないが、C0の920をOCしようと思っている人は「こんな感じだよ」くらいの指標として見てもらえると幸いである。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年4月 4日 (日)

評価説明

・評価は基本的にアルファベットによるランク(格付けマーク)にて表記。

・評価は主として総合ランクのみで評価。ランクは客観的オススメ度に自身の満足度を加味した総評とする。

・ランク付けはS、A、B、C、D、Nの6段階評価。基準は下記の通り。

 S:Aを前提に、ブランドや知名度などが付随

 A:要チェック

 B:機会あればチェックしてみてもいいかも

 C:チェックする必要性なし

 N:なんらかの事情により評価不可

 

(2010.10.7追記)

・アニメの画質評価(マーク)を追加。基準は以下の通り。

 HD+:ネイティブ解像度1280x720以上や上質なHD画質

 HD:ネイティブ解像度1280x720程度の一般的なHD画質

 HD-:ネイティブ解像度1280x720未満や質の悪いHD画質

 SDup+:上質なSDアプコン画質

 SDup:標準的なSDアプコン画質

 SDup-:質の悪いSDアプコン画質

 SD+:上質なSD画質

 SD:標準的なSD画質

 SD-:質の悪いSD画質

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年4月 3日 (土)

『かんなぎ』 TOKYO MX再放送と初回放送の画質を比較してみる思索

―― 前置き ―――――――――――――――――――――

昨年放送を終了した『かんなぎ』だが、4/2からTOKYO MXにて再放送が始まった。

結構好きな作品だったことに加え、画質が今回、過去、局によりかなり異なっていたということから、ちょっと比較してみようということで今回の思索。

ただ本題に入る前に注意点がひとつ。MXのこの時間帯はSD放送(アプコンではない純粋なSD画質での放送)でのマルチ編成時間帯であるため、比較には解像度を合わせる必要がある。よって今回の再放送分については、PS3でアプコンしたものを利用するものとする。

 

―― 思索 ――――――――――――――――――――――

【比較条件】

[比較対象]

 ・MX初回放送

 ・初回放送された中でとりわけ画質が良かったBSジャパン

 ・今回のMX再放送(but PS3アプコン併用)

[比較パターン]

 ・タイトル

 ・キャラクターの輪郭

 ・テロップ(OPとED)

 

【比較結果】

①タイトルの一部

    ▼MX(初回放送)       ▼BSジャパン        ▼MX(再放送)

Op1tokyo_mx_rOp1bs_rOp1tokyo_mx_r_2

②キャラクターの輪郭

    ▼MX(初回放送)       ▼BSジャパン        ▼MX(再放送)

Op3tokyo_mx_rOp3bs_rOp3tokyo_mx_r_2

③OPテロップ

    ▼MX(初回放送)       ▼BSジャパン        ▼MX(再放送)

Op2tokyo_mx_rOp2bs_rOp2tokyo_mx_r_2

④EDテロップ

    ▼MX(初回放送)       ▼BSジャパン        ▼MX(再放送)

Edtokyo_mx_rEdbs_rEdtokyo_mx_r_2

 

―― 考察 ――――――――――――――――――――――

かなり明確な違いが出たが、単純に鮮明さだけを比べればMX(初回放送)<BSジャパン(初回放送)<MX(再放送)。(色味もかなり違うが、これはPV4キャプやらの影響であり、補正も可能なためスルーで。)

ただ、PS3を通した再放送のMXは他に比べややリンギングも目立ってしまっている感じ。まあこうして拡大しなければわからないレベルだし、シャープさを考えれば十分許容範囲内…だと私は思っているが、もしかしたらBSジャパンの方が自然だという人もいるかもしれない。初回放送のMX画質は考えるまでもなくボケボケで論外なため、正確にはMX(初回放送)<(越えられない壁)<BSジャパン(初回放送)≦MX(再放送)といった感じだろう。

 

―― 総評 ――――――――――――――――――――――

なぜかSDでの放送になって画質が跳ね上がった今回のMX再放送。もともとの画質は良かったが、どうにも使用したアプコン機器がしょぼすぎたようだ。それが確信犯かどうかはわからない(本来MXは高画質のものが多いので、送られてきた段階ですでに劣化されたものだったのだとは思う)が、最初の放送では地デジが軒並み酷かったためBSジャパンはかなりの救いになった。

この画質が最後まで続くかはわからないし、そもそも上記の画質にするにはPS3とHDキャプボが必須ではあるが、HD解像度にこだわらないならそのままSD画質で保存すればいいだけだし、仮にPS3がなくてもAviUtlのフィルター次第でBSジャパンクラスには持って行けると思う。

すでにBSジャパンのものを保存している場合は悩むところだろうが、それ以外の地デジ番組を保存している人は、すぐにレコーダーの予約ボタンを押すことをオススメしたい。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年4月 2日 (金)

【映画】MAJOR メジャー 友情の一球(ウイニングショット)

1_r

 

―― 放送情報 ――――――――――――――――――――

2008年劇場公開

2010/3/28にBS-hiにて放送、視聴

HD画質、5.1chサラウンド

3_r

 

 

―― 個別ランク ――――――――――――――――――――

 

【ストーリー】

23461265935268_r TV放送(原作)における、リトルリーグ(転校後)~中学校までの空白の部分を補完する、劇場版オリジナル作品。主として吾郎の右肩故障、サウスポー転向への原因となる福岡のリトルリーグでの出来事を、メジャーリーガーの現吾郎が回想する形で進んでいく。

原作をすべて読んでいるだけに完全オリジナルのこのストーリーはかなり新鮮なものがあり、初めてこの作品に触れた時のような想いで観ることが出来た。展開もテンポ良く進むため、劇場版という比較的短い時間を効率よく使いきっている印象。

2_r

 

【声優】

44371265935323_r 吾郎を含めたレギュラーメンバーはいいのだが、オリジナルキャラクターがとにかく酷い。宣伝効果を狙ったのか、(悪い意味で)今流行の俳優(芸人)声優を使っている点はこの作品も多分に漏れず、中でもヒロイン的位置づけの古賀恵が最悪。他は本当におまけのちょい役なので我慢も出来るのだが、ヒロインだけに出番も多く、感情移入が出来るかどうかが重要なキャラクターだけにきちんとした声優を使って欲しかった。

4_r

 

【放送関連】

47251265935295_r BS-hiなので当然HD画質での放送なのだが、如何せんこの局のエンコーダ性能が足を引っ張りTS段階での圧縮ノイズ(ブロック、モスキートなど)が酷い。もちろん動きが少ない場面は全く問題ないのだが、他の番組に比べると本当に多少動きが激しくなるだけで(あるいはフェードをするだけで)ノイズまみれの画になってしまっており、頻度も高い。せっかく高ビットレートが可能な衛星放送なのだから、地デジより悪化するのだけは最低限避けて欲しいものだ。(まあBS-hiに限らず、なぜか他のBS番組も地デジ以下となってしまうパターンが多いような気もするが。)

7clip

↑圧縮ノイズの一例

 

 

―― 総合ランク ――――――――――――――――――――

23461265935268_r_2 前述した声優起用のためにA-B評価で迷ったが、純粋に話だけを見ればSも考えたであろうということからAとした。言い換えれば、それだけ声優の起用がこの作品の質を落としてしまっているというとも言える。それとやはり放送画質。あくまでHD画質が前提となるためそれほどマイナス要素にはなっていないが、逆にHD画質だけに残念な部分であることも否めない。

作品自体は原作を見ているファンにも嬉しいオリジナル作品であること、また非常によくまとまった内容であることから、劇場版として映画館に足を運ぶだけの価値はあったと思う。原作は好きだが劇場版はまだ観ていないという人は、内容を補完する意味でも一度くらいは観ておいてもいいのではないだろうか。

10_r

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年3月 | トップページ | 2010年6月 »