放送中アニメのインプレッションレビュー(2010夏)まとめ
※順次更新中。第1話を視聴次第追記予定(2010.7.23-)→順次更新中。最終話を視聴次第追記予定(2010.9.23-)
→更新待機中。今期終了時に再開予定(2010.10.18)
あそびにいくヨ!
ファーストインプレッション
ネコミミ娘登場。しかも宇宙人設定のおまけつき。
ファイナルインプレッション(2010.10.2追記)
中身はアレとしても、話の展開としてはしっかりとまとまったハッピーエンド。最後はぶっ飛びつつもまとまり感がある点は下記「世紀末オカルト学院」の評価に近く、あのハーレムエンドはネコミミ+幼馴染み+片想いという最強タッグにも負けずエロに走らなかったからこそ成立した終わり方のように感じる。
とは言っても、やはり最後の愛人宣言&トリプルキッス&ロボットアニメ的超展開はちとやりすぎではなかろうか。
アマガミSS
ファーストインプレッション
(色々な意味で)いきなり撃沈アニメw
「キミキス」や「初恋限定」ライクな草食系男子を主人公に置いた美少女満載学園ラブコメだが、初回で通算2回振られるのはいかがなものか。しかもフラグ(のようなもの)も一応出した上での撃沈展開。久々にこの手のアニメで羨ましさより哀れな気持ちが勝った瞬間だった。
出だしではいきなり「ニイニイ」口調の妹が登場するなど、考えられる限りの手段で視聴者を悶えさせる雰囲気バリバリで、余裕の期待度A認定。
オオカミさんと七人の仲間たち
ファーストインプレッション
第一印象は成長した逢坂大河?そして黒子のナレーション。
主人公の方はパッとしないが、その分ヒロインと(なぜか)ナレーションがかなり頑張っており、特にヒロインのオオカミさんは見かけやタッチだけでなくツンデレな性格も大河と酷似しており、「とらドラ」にはまった人ならまず似た様な印象と評価をするのではないかと。
画質こそHDではないが、今期の中ではかなり期待度の高い作品。
ファイナルインプレッション(2010.9.26追記)
どこか羊飼との一件が消化不良気味のような気もするが、1クール作品である以上仕方ないのかな。全話を通してオオカミさんとの段取りはしっかりと踏んできたのでその点は○だが、やはり豚やネズミなど明らかに不要な部分を対羊飼に回してくれれば…という思いは残る。
オリジナリティ×ラブコメ×バトル(×ツンデレw)という魅力的な要素を多分に含んだ作品であっただけに、上記+アプコン画質であったことが悔やまれる。
学園黙示録 ハイスクール・オブ・ザ・デッド
ファーストインプレッション
今期初のシリアス作品。内容は「デッドライジング」の被害拡大版に「ひぐらしのなく頃に」にも似た疑心暗鬼、紙一重で入れ替わる愛と憎しみといった心理描写を描く。
ゾンビ好きにはたまらない舞台設定もさることながら、その演出効果も見事で、第1話ながらにかなり濃い内容。それだけにSDアプコン画質であることが悔やまれる。
ファイナルインプレッション(2010.9.26追記)
期待していた心理描写だが、すごかったのは第1話だけ。その後は、細かな心理描写よりむしろ直球勝負のエロスが目立ち、癖のある作画と相まって賛否が激しく分かれそうな印象を受けた。
ただ演出効果に関しては第一印象そのままに○。一応「ゾンビ」「感染」「ヒトの一番の敵はヒト」というような、オーソドックスながらも好きな人にはたまらない要素も備えてはいるので、ハマる人はとことんハマる可能性もある。かくいう自分もその一人だ。
明らかに「第2期来るぞ」というような終わり方だったので続くならそれでいいが、告知がなかったのでこれで締めという可能性も。もし後者であるなら、あまりにも後を濁しまくりの最後であったように思う。
黒執事Ⅱ
ファーストインプレッション
第1期とは登場人物も物語も一新…と思いきや、普通にセバスチャンやらシエルも出てきてちょっと???状態で終わった第1話。
物語後半や予告を見ると、やはり主人公はあくまでシエル&セバスチャンなのかと思うが、とりあえず新キャラの執事と主にも注目。こちらはイカれ度合いがシエル達の比ではなく、全体的によりブラックな雰囲気に満ちている。
ただインパクトのあるセリフや毒舌に関してはいい勝負で、第1話だけでも↓これだけの名言が飛び交っている。
「欲しいっ、君が欲しい!」
「顔、あんまり近づけちゃ嫌だ。お口、臭いんだもの」
「うわー、すっごーい。なんて汚い男なんだ!まるでドブネズミだ!!」
「私は旦那様を、あくまで貪りたい」
第1期は世界観こそ好きだったものの、やや展開に緩慢さが見え話数ごとのテンションが安定しなかったので、第2期にはこれまで以上のテンポの良さを期待したい。
ファイナルインプレッション(2010.9.23追記)
思っていたよりもすっきりと終わった最終回。話数の関係もあってか、テンポの良さは期待通りだった。第1期が本編なら第2期は番外編的な印象が強く、主人公はやはり第1期同様シエル&セバスチャンペアであったものの、すべてを通すとどこかアロイスというキャラを立てるための演出だったような気も。
評価はファーストのBで変わらずだが、これは最初と最後以外いまいち盛り上がりに欠けたため。…悪魔と新キャラがやたらとぶっ飛びすぎてて世界観が崩壊しかけたというのもあるが。
屍鬼
ファーストインプレッション
「ひぐらしのなく頃に」や「おおかみかくし」のような、田舎町を舞台とし“死”をキーとした期待のノイタミナ製ミステリアス作品。
このジャンルではハズレが少ない印象なのでこの作品も結構期待しているのだが、ややOPや物語後半の眼のない人影が怖さ<気持ち悪さのため、今後の展開次第という側面も。
今期作品としては「学園黙示録」とこれしか萌えやコメディを排除したシリアスな話が見当たらないため、是非こちらの作品もいい方向へ進んでもらいたい。
祝福のカンパネラ
ファーストインプレッション
ほのぼのファンタジー作品。
物語の展開はかなりマッタリしており、登場人物もふわふわした人多数。初回だけではいまいち物語の方向性が見えてこないが、終盤の「パパ~!」はちょっと気になるところ。
画質は最近よくあるHD画質をSD画質に落としたようなリンギングの強いアプコン画質で、HD制作HD放送の増えてきた昨今としてはあまりいただけない。
ファイナルインプレッション(2010.9.23追記)
なんとなく最後まで見てしまったが、あえて残したいとは思わなかった。一応バトルからギャグまで魅力的な要素は盛り込まれているものの、終始テレている?ような頬の赤みや典型的過ぎるファンタジーな空気が予想以上に足を引っ張る結果に。
サルサのボケキャラは結構好きでリトスとのコントは毎回楽しませてもらったため、方向性がもう少し違えば化けていたようにも思う。
ストライクウィッチーズ2
ファーストインプレッション
「パンツじゃないから恥ずかしくないもん」で有名なストライクウィッチーズの第2期放送。第1期のダメダメ画質から一変してHD制作のHD放送へ。しかもBS日テレでの全国放送に加えニコニコ動画での毎週無料配信という力の入れようで、観ようと思えば国内どこでも(ほぼ)リアルタイム視聴が可能となった。
第1期人気からの影響が大きいと思われる今回の大規模展開だが、個人的には第1期では画質の酷さが先行してか、思い出されるのは面白さよりエンコに試行錯誤した日々ばかり。話自体もなんとなく観ていた程度でしかなかったため、どうしても第1話だけではこの評価になってしまった。
ただし作品特有のパンツアングルは健在で、雰囲気も見事に踏襲しているため、第1期を楽しめた人ならまず違和感なく入り込める出来には仕上がっている。
ファイナルインプレッション(2010.10.3追記)
まず飛行シーンにCGが多く違和感ありまくり。最後のシーンでは、飛べないはずのウィッチたちが普通に全員参加しているなど精神論だけでは無理がある部分も見られ、一人一人についている階級もあまり意味ないような…。
とかネガな意見を挙げてみたが、前期からすると今期の脳内評価は高め。改めて画質の重要性を実感すると共に、各キャラが話数ごとにピックアップされることで作品そのものへの没入感も増した。
一応前期が「これで完」的な終わり方だったため出だしはご都合主義、終わりは前期に似たり寄ったりな印象を受けたが、バトルシーンではCGを気にせず、キャラの行動自体に魅力を感じることが出来れば、それなりに楽しめる内容ではあると思う。
世紀末オカルト学院
ファーストインプレッション
「アニメノチカラ」プロジェクト作品は過去2回共に期待しつつも微妙に肩透かしを喰らってきたため、今回はやや期待半分不安半分といった感じ。
いい加減恋愛要素などオーソドックスなところを取り入れれば…とも思うのだが、やたらオリジナリティを重視しているこれまでのスタンスではちょっと厳しいところがある。とは言っても、やはり初回の期待度は今までと同様高いので、今回こそは万人受けしやすい展開を期待したい。
ファイナルインプレッション(2010.9.30追記)
願いが通じたのか恋愛要素もきちんと含まれており、全体としてよくまとまった作品に仕上がっていた。テーマソングも今期アニメの中では上位に位置し、1クールながら起承転結のタイミングや最後のまとめ方には「上手い」と思わせるものがあった。
女性陣が少々残念だったり後半いきなりマジカルな展開に突入したりと突っ込みどころも存在するが、アニメノチカラでは初めて素直に「面白い」と思えた作品。まだまだ独創性ばかりに目が行きがちな印象は拭えないが、これで今後の同プロジェクトにも新たな方向性が見えてきたように思う。
生徒会役員共
ファーストインプレッション
女生徒が下ネタトークを自然に連呼するため、エロいとかいう以前にそれが普通のことのように思えてしまう不思議な作品。
ボケとツッコミは予想以上にキレがあるものの、なんの恥じらいもない女生徒の下ネタが中心となるためやはり素直に笑えない部分も。この作品に関しては役割が男女逆転しているものだと思い込むしかないように感じる。
ファイナルインプレッション(2010.9.29追記)
結局最後まで下ネタが止まることはなかった。とは言え、ここまでやってくれるともうこれがこの作品であり、これがなければ成立しないのではないかとさえ思える。
基本的な印象はファーストそのままだが、まあキャラは悪くないし(ただ顔はどれも似たりよったりだが)意外と楽しめた。これでフラグのあった会長orスズor三葉あたりと津田のマジコイイベントがあれば…とも思うが、そこまで回せる時間がないのが1クール作品の辛いところか。
セキレイ~Pure Engagement~
ファーストインプレッション
前期も視聴済みで、割と好きだった作品。
バトルシーンや日常シーン、そしてたまに(というか度々w)入る萌えシーンの配分が良く、見せるところは見せるメリハリがある。また基本入浴シーンなどでは湯気がいい仕事をしているものの、アクシデントか確信犯か、湯気が仕事を忘れてしまうときがあるのも前期からお変りなく。
正直、深夜アニメなら規制にこのくらいの緩さはあってもいいんじゃないかと思う今日この頃。
ファイナルインプレッション(2010.9.27追記)
いや、to be continuedって普通に3期あるんだよね?これで終わりだったら最後に意味深だけを置いてったような、かなり微妙すぎる最後だったけど…。
内容に関しては良くも悪くも「セキレイ」で、1期のイメージそのままに画質はHDへ。締め以外はほのぼの日常ときどきシリアスなテンポのいい展開で、最後まで一定のテンションを維持したまま観続けることが出来た。
デジモンクロスウォーズ
ファーストインプレッション
いつからデジモンは合体ロボットアニメになってしまったのか…。
「デジモン」シリーズはアドベンチャーの最初期世代で、フロンティアまでは観ていたため久々かつHD画質のデジモン最新作に期待はしていたのだが、とりあえず第1話では完全に退化…というかお子様向け番組化してしまっており、かなり残念な印象。
販促の観点としては合体ものの方がいいのだろうが、やはりデジモンはデジモンであって欲しかった。一応過去の主役級デジモン達の存在も垣間見えるため期待するとしたらその部分だろうが、果たしてこれを何話まで見続けられるのかが問題だ。
ファイナルインプレッション(2010.9.23追記)
やはり数話で視聴を断念。
どうやら自分には対象年齢が低すぎたようだ。
伝説の勇者の伝説
ファーストインプレッション
伝説の勇者の存在を求める勇者の物語のようだが、笑う要素が少なくなりがちなファンタジーものにしては珍しく、初回から小気味良いボケとツッコミと個性的なヒロインのつぶやきが降り注ぐ。
基本設定はそれなりにシリアス臭が漂っているが、個人的にはこの主人公とヒロインのアホっぽいやりとりを中心とした展開を期待したい。
なお最も印象的だったセリフはこちら↓
「遅れるな、足手まといになるならサクっと逝くぞ」 by ヒロイン
ぬらりひょんの孫
ファーストインプレッション
古いものでは「学校の怪談」や「地獄先生ぬ~べ~」、最近のものでは「犬夜叉」や「夏目友人帳」など、もはやコミックスでも定番ジャンルとなっている妖怪もの。
番宣をよく見ていたせいか作品自体よりそのBGMが印象深い第1話であったが、内容も主人公が覚醒してくれれば十分化けるポテンシャルを秘めた作品だと思う。とは言っても、1話見ただけではキャラクターの訴求力が乏しく、妖怪の魅力に欠ける印象も。
今後の展開に期待したい。
ヘタリア Axis Powers
ファーストインプレッション
…いや、意味が分からないw
どうも国を擬人化しヘタレのイタリアが主役のアニメっぽいのだが、とにかくシュールさ全開で、だからといって笑えるわけでもないため非常にどうしていいのかわからない作品。
しかも30分枠内に6話を詰め込んでいるため、気がつけば1話が終わっていて「なんだかなー」といった感じで時間だけが過ぎていく。これを30分観るのもきつかったが、6回に渡るアホみたいなやりとりと妙なテーマソングを永遠(のように)見続けた結果、即消した。
ファイナルインプレッション(2010.9.23追記)
2話目で視聴を断念。
この画質と内容で見続けろというのは正直拷問に近いものがある。
みつどもえ
ファーストインプレッション
イメージとしては「こどものじかん」の変態要素をマイナスイメージに強くした感じの作品。
特徴のある画も手伝って「可愛らしい子供たち」というよりむしろ「憎たらしいガキども」という言葉がふさわしく、素直に笑えないコメディのような感じ。予告最後の「(アニメ化することを)なぜ誰も止めなかったのだろう」が妙に響いたw
ファイナルインプレッション(2010.10.1追記)
思っていたよりプラスイメージのキャラ設定で、ファーストが特段酷かっただけ…というわけでもないが、いきなりアレというのがインパクトありすぎたんだと思う。ウケ狙いの笑い要素(特に自虐ネタ)を中心に、可愛らしさやツンデレな部分も垣間見れて日常コメディとしては十分及第点。
ただ今期は「生徒会役員共」と並んでオープンすぎる下ネタ連呼が目立ち、素直に笑えない部分も。目が点になるアホ顔や血走った怖顔、前歯のみの微妙な赤ちゃんテイストなども相まって、非常に好き嫌いが分かれそうな作品。
まとめ
ファーストインプレッションまとめ
飛び抜けた有名所というよりは、中堅所を中心にちらほら微妙な作品という感じの2010年夏。Dもあるが、まあそれも衛生とテレ朝だけなので無難と言えば無難なところだろう。ただ明らかにC以下よりB以上が目立つため、これらが期待通りの面白い展開を見せてくれれば、意外と良作の多いシーズンになるかもしれない。
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