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2010年7月

2010年7月29日 (木)

【Panasonic】LED電球 EVERLEDS LDA7L-A1

 

 前置き 

つい最近まで「LED電球?白熱灯で十分だし誰得だよ」とか思っていたのだが、本の日焼け対策に有効との情報を得たこと、都合上間接照明がプラズマテレビの排熱孔付近にあり熱がかなり気になっていたこと、そしてなによりこのクソ暑い中白熱灯は堪えたことから、LED電球の魅力が急上昇。急遽導入を決行した。

 

 インプレ 

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緩衝材を挟んだダンボールinダンボールの完全武装で到着。購入店は価格.com最安値のパソコン卸売りセンターさん。評価数1000超で99%は伊達じゃなく、銀行振込にもかかわらず28日深夜購入→29日到着という超スピードで送られてきた。

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自室に間接照明が3箇所あることから、今回はその分だけ購入。

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選んだのはパナソニックのEVERLEDS LDA7LA1。明るく白熱灯に近い発色と、最安2,000円を切る安さが魅力。

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仕様は消費電力6.9W、450ルーメンのE26口径電球色。ダウンライトで60形相当とのことだが、実際はそれよりやや劣る(50~55W相当?)らしい。

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LED電球本体。やはりどことなく“電球”というより“家電”的な、機械っぽさがある。

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反対側。密閉型器具対応とのことだが、電球自体が通気孔がない密閉型のためどうやって放熱しているのか気になるところ。この金属部がそのままヒートシンクのような役割をしているのだろうか。

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取り替えた白熱灯との比較。どちらも白熱灯だが、上は一般的な球形、下は少し独特なものとなっている。一概に“白熱灯”と言っても形は様々なため、下のようなものを使っている場合はLED電球に変えてもさほど違和感はないかもしれない。

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発熱も交換要因だったため、点灯1時間経ったところで実際に触って確かめてみた。白熱灯ではものの5分もすれば火傷するほどの熱さだったが、こちらでは一応触っていられるレベル。とは言え思っていたよりは熱く、50℃は超えてるんじゃないかと思う。

(2010年9月14日追記)

光源を透過する部分(画像の部分)は上記の通りだが、試しに下の方の金属部分を触ったらこちらは激熱になっていた。やはりこの金属部分がそのままヒートシンクの代わりをしているようで、周りの温度も予想よりは暑い。

さすがに白熱灯よりは体感的にも暑くはないものの、暑さ対策としてはちょっと微妙だったかなといったところ。

 

 総評 

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間接照明としての利用だったこともあり、明るさは問題なくパッと見の印象もほとんど変わらなかった。ただもともとの電球が40Wのものを使用していたため、それと比べて“あまり変わらない”というのは、やはり60Wのものよりは暗いということだろうか。

とりあえず当初の目的通り“本の日焼け=紫外線対策”と“発熱対策”は達せられ、特に支障も出なかったので概ね満足しているが、それでも電球1個に2,000円、計3個で6,000円はどうしても懐に響く。今後1/10になるランニングコストで相殺できるとは思うものの、白熱灯が1/20の100円で買える現状ではどうしても割に合うと判断するのは難しい。

我が家にはあと調光式スタンドライト用に3個、ダウンライト等通常照明用に3個は交換の余地があるため、これらはもう少し様子を見てから導入を検討したいと思う。本格的に白熱灯からLED電球へ転換させるつもりならば、せめて1,000円は切って欲しいところだ。

(2010年9月1日追記)

最終的にこのLED電球を4つ購入したが、購入から今までにうち2つがチカチカ状態(切れる直前の蛍光灯みたいに、微妙に明滅して明るさが安定しない状態)になり交換対応となった。

正直ここまで品質が安定していないものだとは思っていなかったが、交換自体はサポセンTEL→即交換という結論に→2日後には商品が着払い伝票と共に到着と、非常にスムーズに行われた。こちらからは届けられた箱の中身を不良品と交換し、入っていた伝票貼ってコンビニに持っていくだけでOK。

特に購入明細書等も求められなかった(というか、LED電球自体にメーカー保証という観念がないような)ので、同様の症状は起きているが「レシート捨てちゃったから…」と諦めてしまっていた人は、一度サポートに相談してみた方がいいように思う(ただし使っている器具が調光式だとチカチカは仕様とのこと、自分の場合は一般的なオンオフ式での使用)。

 

   

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2010年7月23日 (金)

放送中アニメのインプレッションレビュー(2009冬)まとめ

CLANNAD ~AFTER STORY~(2クール、第2期)

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【Before】

第1期『CLANNAD -クラナド-』

2007年秋放送 2クール全22話+番外編1話

TBS SDアプコン(4:3)

BS-i SDアプコン(16:9)

【第12話までのインプレッション】

OP A  ED B  BS-i放送画質 C  期待度 A

1期とはキャラの絵質が変わっており、原作から若干遠のいた感じ。途中から学生ではなくなるため、1期で中心だった学園ラブコメ的なコメディ要素は減少し、代わりにシリアスな要素が強調されてきている。おそらく(というか確実?)後半は渚ED一本になっていくのだろう。

 

アキカン!

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【第4話までのインプレッション】

OP C  ED D  BS11放送画質 B-  期待度 C

画質からイラスト、キャラクターまでことごとく中途半端な印象だが、中でも特徴的なのがなんともいえないハチャメチャストーリー。缶が女の子になって戦闘勃発?突っ込みどころが満載だ。一応ここまでは不思議系ラブコメ路線を爆走中だが、今後はバトル展開も増えていくのだろうか?まったく予想のつかない作品である。

 

黒執事(2クール)

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【第15話までのインプレッション】

OP B  ED C  TBS放送画質 S  期待度 B

画質、イラスト共にクオリティが高い。基本はシリアス路線だが、要所要所で笑いを入れてくる感じが好印象。未だに謎が多いセバスチャンが笑いの核となっているため、今後謎が解かれていく場合はシリアス一本になっていくのかどうかが気になるところ。

 

鉄のラインバレル(2クール)

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【第16話までのインプレッション】

OP A  ED B  TBS放送画質 S  期待度 A

ガンダムSEEDでおなじみとなった平井久司さんがキャラクターデザインを務める。この人のデザインは(特にSEEDのせいで)賛否両論ありそうだが、自分はかなり好みの画なのでそれだけで前評価は高かった。話は結構無茶な流れが多いものの、ロボットアニメ好きということもあり結構楽しめている。しかしどうもこの主人公が好きになれないのは、やはりご都合主義が多分に働いているからなのだろう。今後の展開としては、(これまた恐ろしいほどのご都合主義により)復活した矢島が味方となるのか、それとも敵となってしまうのかが気になるところ。

 

VIPER’S CREED

Vipers

【第3話までのインプレッション】

OP B  ED C  BS11放送画質 S  期待度 B

主役の一人らしき美人オペレーターがしょっぱなからかわいそ過ぎる…のはまあいいとして、作画は結構いい線をいっているものの、物語の中心となっているメカが中途半端すぎてアクションに魅力を感じにくい。今後もこのメカによる戦闘が中心になってくるのか、はたまたサイキ&サクラコ&ハルキを中心とした人間ドラマが中心になってくるのか、それによって評価が大分変わってきそうな作品。個人的には後者であって欲しいが、タイトルや話の流れから前者になる可能性の方が大きいかもしれない。

 

RIDEBACK

Rideback

【第3話までのインプレッション】

OP A  ED B  テレ玉放送画質 S  期待度 A

非常に独創的な作品。ただの一般人だった主人公がロボットに乗ったら初心者とは思えない動きを見せた――というのは案外よくある展開だが、それを大学に入ってきたばかりの元舞台女優にやらせるというのはかなりインパクトがあった。またここでいうロボットにあたるものもかなり独特で、はっきりいってバイクに手が生えただけにすぎない…はずなのだが、この元舞台女優という主人公との組み合わせの影響か、自分にはかなり魅力的に見えた。おそらく今後はこの主人公のすごさを強調していく形で挫折などの課題が盛り込まれていくのだろうが、大学という舞台ならではのキャンパスライフにも期待したい。

 

みなみけ おかえり(第3期)

Minamike

【Before】

第1期『みなみけ』

2007年秋放送 1クール全13話

第2期『みなみけ~おかわり~』

2008年冬放送 1クール全13話

(第1期、第2期共通)テレビ東京 SDアプコン

【第4話までのインプレッション】

OP B  ED B  テレビ東京放送画質 B  期待度 B

とにかくクールごとに絵質を変えてくるこのアニメ。制作会社が変わっているようなので当然のことではあるのだが、クールを重ねるごとに劣化していってるように感じるのは自分の思い過ごしだろうか。今期は制作会社こそ前期と同じものの、絵的には第1期を意識している印象が強く、それが逆に裏目に出てしまっているように感じられる。また今期はOPとEDの配置も独特で、“Aパート→OP→Bパート→ED→Cパート→次回予告”という構成になっている。のだが、これもメリットとなっているのかと言われればそうでもなく、むしろOPとEDの感覚が狭くなったことで体感的には本編自体が短くなってしまったようにも感じられ、デメリットしかないような印象。内容自体は今までの“みなみけ”であるものの、表現力がその魅力を倍にも半分にもするのがアニメであるだけに、今回も微妙な評価になりそうな予感が否めない。

 

スキップ・ビート!(2クール)

Skip

【第16話までのインプレッション】

OP A  ED A  テレビ東京放送画質 A  期待度 A

主人公のフラれた前と後における容姿の豹変ぶりと内面の不変部分(プラス面)とのバランスが良く取れており、主人公の魅力へとつながっている。こちらも『RIDEBACK』のような“ただの一般人だった主人公が才能に目覚める”系の内容なのだが、もしかしたら自分はこういった展開が好きなのかな?毎回毎回主人公が開花していく様が楽しみでしょうがない。最近は大先輩敦賀蓮への恋模様がちらつきがちなので、今後は主人公の成長に伴う恋愛関係の発展、および元彼参入による三角関係の発生などが予想される。

 

ONE OUTS -ワンナウツ-(2クール)

Oneouts

【第16話までのインプレッション】

OP B  ED B  日テレ放送画質 S  期待度 A

持ち球はストレートしかないものの、『おおきく振りかぶって』ライクな低速球を補う抜群の制球力が持つすごさと『カイジ』ライクな心理戦を併せ持った作品。とりわけ心理的側面での勝負では「野球でここまでの駆け引きができたのか」と感心するほどの内容が繰り広げられ、それがそのままこの作品の魅力へとつながっている。ただ未だ心理面でも成績面でも負け知らずの主人公なだけに、今後は何かしらのピンチを経験することになるのかもしれない――が、現段階の流れから推測するに、それはもう少し後の話になりそう。

 

機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン(2クール、第2期)

Gundam

【Before】

第1期『機動戦士ガンダム00 ファーストシーズン』

2007年秋放送 2クール全25話

TBS HD製作、放送

【第16話までのインプレッション】

(1クール)OP A  ED A

(2クール)OP A  ED B  TBS放送画質 S  期待度 A

第1期は物語背景を理解するまでの前半部分がやや微妙な印象だったものの、ある程度理解できて登場人物たちに感情移入できるようになってから(とりわけトリニティ出現以降)は現在の第2期に至るまで期待度は右肩上がりに上昇している。ただ“ガンダム”という作品として見た場合、賛否両論が出そうな作品であることは否めないだろう。これはとりわけSEEDの頃から言われてきたことだが、20世紀のガンダム作品と比べるとどうにもその方向性というか毛色が明らかに異なってきているように感じられるためだと思う。とはいえ自分の場合は最初に見た(であろう)ガンダム作品こそGやWだったものの、本格的にハマったのはSEEDからであり、そこから遡及する形で全シリーズを鑑賞するに至ったいちガンダムファンであるため、SEEDも00も十分次世代“ガンダム”として認知できている。これに関しては主観的な問題であるためどうしようもないのだが、純粋に作品を楽しむ意味でも、あまり“ガンダム”という単語にこだわりすぎない方がいいのかもしれない。

前置きが長くなったが、今後の展開としてはマリナたちの歌がもたらす刹那の復讐心への影響、沙慈とルイスのすれ違いがもたらす結果、ヴェーダの真相とイオリアの思惑など、これまでの過程で提示されてきた疑問を解消していく形で終盤へと進んでいくことが予想される。また第1期OPから示唆されてきた刹那とマリアの関係についても、(この流れを見る限り恋愛感情にまで発展することは難しそうではあるものの)最終的にどうなるのか非常に楽しみな部分である。

 

ミチコとハッチン(2クール)

Michiko

【第8話までのインプレッション】

OP C  ED B  BSフジ放送画質 S  期待度 B

海外アニメを彷彿とさせるようなタッチの絵。あまり“かわいい”とか“かっこいい”とかいうキャラはいないものの、独自の世界観を形成しているためこれはこれでいいような気もする。内容もそれなりに面白いが、いかんせんハッチン誕生からミチコとハッチンの出会いまでの経緯がスルーされ続けているために、常にどこか釈然としない感じが付きまとう。ヒロシのこともそうだが、もうそろそろ話の流れを疑問点の解消へと転換させていってもいいように感じられる。

 

続 夏目友人帳(第2期)Natsume

【Before】

第1期『夏目友人帳』

2008年夏放送 1クール全13話

テレビ東京 HD製作、放送

【第3話までのインプレッション】

OP A  ED B  テレビ東京放送画質 S  期待度 B

前作に引き続き全体的に和む雰囲気の作品。出てくる妖怪も“怖い”というよりどこかほんわかしたものが多く、戦いといったようなアクションシーンよりはむしろ妖怪と人間のほほえましいコミュニケーションが魅力的な作品。今後も今までと同様、ニャンコ先生と共に友人帳に書かれた名前を妖怪に返していくことを主眼として描かれていくのだろう。おそらくすべての名前を返しきる前に終わってしまう感じだが、返し終わった後ニャンコ先生がどのような行動をとるのかも興味深い。

 

WHITE ALBUM

Whitealbum

【第4話までのインプレッション】

OP B  ED B  テレ玉放送画質 B  期待度 B

映像中にキャラクターの心理描写をテキスト形式で付加するという独特な表現手法を用いている作品。すでに彼女持ちという設定だが、序盤からすでにすれ違いや彼女の親友理奈との微妙な関係がちらつき、早くも暗雲立ち込めそうな雰囲気が漂っている。今後もこんな感じが続いていくような気がするが、案外早くから3人の関係に変化が訪れるかも?

 

まりあ†ほりっく

Mariaholic

【第4話までのインプレッション】

OP C  ED C  TOKYO MX放送画質 B-  期待度 B

非常に『さよなら絶望先生』を彷彿とさせる要素が多いこの作品。昨今の作品としては珍しく、“女子高に男”というシチュエーションをとりつつも、あえて主人公を女側においている(しかもレズ)。内容はギャグ要素満載の学園ラブコメであるが、上記設定により今までにないような展開が新鮮。また画質に関してだが、シャープさには問題のないアプコン画質であるだけに、リンギングも目立ってしまっている点が非常に残念。今後の展開…というより希望に近いが、もうそろそろ海産物からは離れて欲しいというのが正直な感想。

 

はじめの一歩 New Challenger(第2期?)

Hajimenoippo

【Before】

第1期『はじめの一歩』

2000年秋放送 3クール全75話

日テレ 未視聴

第1期-第2期間にスペシャル番組&OVAを含む。

【第4話までのインプレッション】

OP A  ED C  日テレ放送画質 S  期待度 A

第1期は未視聴で、内容は漫画で少々かじった程度。あいかわらず癖のある絵で時々ゴリラ顔になる点も健在だが、ボクシング漫画の代表として確立している作品だけに試合の展開は非常に魅力的。今後については、こうしたスポーツ漫画の宿命ではあるものの、試合だけでかなりの話数を要し物語的な部分がおろそかになりがちなので、その部分をなんとかバランスつけてやってもらいたい。第1期では異例の深夜3クール放送をやってのけるという荒業でこの点を克服したようだが、今日においてこれを再度実現するのはさすがに厳しいだろう。

 

黒神 The Animation

Kurokami

【第4話までのインプレッション】

OP A  ED C  テレビ朝日放送画質 S+  期待度 A

まだ元神霊の詳細からプニプニの存在までわかっていないことばかりだが、おそらくタイトルはクロ+元“神”霊のことなんだろうなと勝手に推測。そろそろ空気嫁な主人公にイライラさせられることも多いが、デザインのよさや画質の高さもあいまってかなり期待している。なお画質においては、おそらくネイティブ解像度が1280×720を超えていると思われるほど精細。今後の展開としては、これまで詳細な説明がなされてこなかった元神霊やイクシード、トライバルエンドといった専門用語の解説と、主人公が徐々にその世界に染まっていってしまう過程、およびクロの過去が描かれていくのだろう。他に色々とフラグがたっている(であろう)幼馴染のお姉さんがどういった形で影響を与えていくのかも楽しみのひとつ。

 

ドルアーガの塔 ~the Sword of URUK~(第2期)

Doruaga

【Before】

第1期『ドルアーガの塔 ~the Aegis of URUK~』

2008年春放送 1クール全12話

テレ玉 HD製作、放送

【第4話までのインプレッション】

OP A  ED B  BS日テレ放送画質 S  期待度 B

第1期では見事にだまされた本編とまったく関係のないOPは今期も健在。ぶっちゃけ最初はOPのジャンルでいって欲しかった…というのは第1期の(表)1話があまりにはっちゃけていたせいなのだろう。今期の第1話は裏表がないだけでも前期より大分まじめな印象を受けたが、それでも最初からオチを予告し要所でタイムリミットまで入れてくるなど、好き放題やってるな的印象はドット絵を多用するという無茶をやってのけた前期から変わらず。内容としてはようやく(本当の)最上階への道もつながり、ここからが本格的な後半スタートといったところか。今後はまた塔内での戦闘がメインとなっていくのだろうが、個人的にはチビカーヤならぬチビカイ様をもう少しの間プッシュしていく形でいってもらいたい。

 

メジャー 5th season(第5期)

Major

【Before】

第1期『メジャー 1th season』

(内容)保育園~リトルリーグ

2004年秋放送 2クール全26話

第2期『メジャー 2th season』

(内容)三船東中学校~海堂学園高校

2005年秋放送 2クール全26話

第3期『メジャー 3th season』

(内容)聖秀学院高校

2007年冬放送 2クール全26話

第4期『メジャー 4th season』

(内容)マイナーリーグ

2008年冬放送 2クール全26話

全期共通

NHK教育 HD製作、放送

【第4話までのインプレッション】

OP B  ED B  NHK教育放送画質 S  期待度 A

放送頻度、話数、画質等すべてにおいて安定しているNHKの定番アニメ。ほとんど主人公の誕生(正確には保育園期)からメジャーデビューまでの生涯記録にも匹敵するボリュームを、著しい省略箇所もなく忠実にアニメ化している。漫画界全体を見てもここまで忠実に主人公の成長を追ったものは例がなく(大半はある年齢層で固定、仮に試みても打ち切りの可能性大、ドラゴンボールが一番近いかも)、それを漫画のジャンルの中でも特に難しい部類に入るであろう“野球(スポーツ)漫画”で意図して実現させている点は、ひとえに原作者である満田拓也さんの並ならぬセンスがあってこそ成せる業なのであろう。

…と、アニメ部分からやや脱線してしまったため進路修正。

やはり原作がいいだけに、アニメにおいても長期にわたりそのクオリティを高水準で維持し続けているのは今期も変わらず。これは原作をすべて読んでしまっているために今後の予測は省くが、今まで同様アニメならではの迫力の試合展開に期待したい。また今期からは清水薫が彼女になるため、試合以外のプライベートシーンも必見。

 

とらドラ!(2クール)

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【第17話までのインプレッション】

(1クール)OP B  ED B

(2クール)OP B  ED B  テレビ東京放送画質 B-  期待度 A

釘宮節炸裂アニメ。画質にやや不満があるものの見れないレベルではなく、内容だけなら結構いいキャラが揃っている。中でも突出しているのはやはりツン(デレは…ないような)キャラ大河。これはもう釘宮さんしかいないというほどハマっており、彼女の“ツンデレの女王”としての地位を間違いなく底上げしている1作品であるといえよう。展開としては、最近はどうも1キャラごとプッシュしていっている印象が強いため、話の流れからも実乃梨と亜美あたりが今後のキーマン(ウーマン?)となっていくことが予測される。

 

明日のよいち!

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【ファーストインプレッション】

OP B  ED C  BS-i放送画質 C  期待度 A

TBSのサイドカット4:3がどうにも納得いかないため、画質はこの際妥協してもBS-iで見るようにしている。そのためこのタイミングで初のファーストインプレッションが実現。しかしおそらくはTBSで見てる人の方が多いと思うので、今後の予想云々は(外れていても当たっててもどこかイタイので)省くことにする。

さて内容についてだが、キャラや設定など根本的な部分はかなり期待できる印象。…ではあるが、やや昔くささも感じるのは“現代+サムライ+世間知らず”というどこかで見たような組み合わせに加え、今時感抜群の一人“ござる”口調が大きいのだろう。色々と突っ込みたいところも多い作品ではあるが、この天然主人公が女だらけの環境の中一体どのような学園生活を送っていくのか、非常に楽しみな一本。

 

鋼殻のレギオス

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【第3話までのインプレッション】

OP A  ED B  テレ玉放送画質 C  期待度 C

とにかく画質が残念な作品。近年稀に見るボケボケアプコンで、つぶれて元の絵とかけ離れてしまっていると思われる場面も非常に多い。このレベルまでくるともはやフィルタでどうこうできるものでもないため、諦めるのが一番なのだろう。

と、画質についての話はここまで。内容についてとりあえず今わかっているのは“主人公は現段階ですでに最強クラスの強さだが、なぜか戦いを好んでいない”ということくらい。ここまでは「なぜこのような状態となったのか」「今後の課題は何なのか」などについて何も触れずに来ているため、若干ダラダラ気味に進行している印象を受ける。まあこれらについてはこれからということなのだろうが、やはりそれまでこの画質に耐えられるのかが一番の問題だったり。

 

空を見上げる少女の瞳に映る世界

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【第3話までのインプレッション】

OP B  ED B  テレ玉放送画質 C  期待度 D

上記『鋼殻のレギオス』に引き続き絶望的な放送画質。こちらはそれに加え、デザインから描き込みからイラスト面において非常に中途半端な印象が強く、中でも第二の主人公(らしき)ムントが色々とイタイ。またジャンルとしても天上世界というファンタジー&バトルアクション系と現実世界のほのぼの日常系との間でどっちつかずの状態が続いており、そのどちらにも惹かれるものがない現状のままでは近いうちに見限ることになる可能性が極めて高い。せめてあと3話以内くらいにこれまでを覆すような超展開があれば…とも思うが、まあありえない話だろう。

 

宇宙をかける少女

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【第4話までのインプレッション】

OP A  ED C  テレビ東京放送画質 B  期待度 B

これも画質が…って、何か最後の最後に画質に難がある作品が集まってきてるような気がするのは単なる偶然。まあこの作品に関しては主に輪郭強調に伴う激しいシュートの発生が問題(フィルタで解消も可)なので、逆を言えばそれさえなければ比較的良好な画質とも言える。ただ腑に落ちないのはこの作品、実を言うと番宣は明らかにHD画質なのである。おそらくHD製作→SD化→HD化という過程を踏んだSDアプコン放送なのだろうが、散々HDで番宣しておきながら本編になったらこの画質だっただけに、通常よりショックが大きかったというのが正直なところ。

前置き(?)が長くなったが、その内容は一言で言うなら“かなりはっちゃけたSFモノ”。とにかく人工知能のレオパルドがうざいが、それゆえに主人公秋葉やイモちゃんとのやりとりが面白くもある。今後も今まで同様(なぜか)レオパルドのパーツ集めとICPとの間で四苦八苦する展開&簡易的ロボットバトルが中心となっていくのだろうが、そもそもレオパルドとは何なのか、またパーツ集めの真の目的について、できるだけ早めの説明が欲しいところ。

 

鉄腕バーディー DECODE:02

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【Before】

第1期『鉄腕バーディー DECODE』

2008年夏放送 1クール全13話

BS11 SDアプコン放送

【第3話までのインプレッション】

OP A  ED A  BS11放送画質 A  期待度 B

前半部分は比較的日常風景の描写が多かった前期とは異なり、バーディの説明が不要な分序盤から捜査官としての描写がやや多い印象。とはいえおそらく(確実か)ナタルがほとんどの敵を倒してしまっているため、バトルシーン自体は意外と少なめ。今後の展開はほぼ間違いなくナタルの正体発覚→バーディと口論→なんだかんだ言いつつ悲しき結末へと進んでいくと思われるが、その中で描かれるであろうバーディとナタルの関係の変化や、リュンカ封印以降あいまいになっている小夜香の詳細な情報についても期待したい。ただ有田しおんキャラだけはやたらと耳に触るため、あまり多用しない方向を希望。

 

テイルズ オブ ジ アビス(TALES OF THE ABYSS)(2クール)

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【第18話までのインプレッション】

OP A  ED A  TOKYO MX放送画質 S(一部B)  期待度 B

最近『エターニア』『シンフォニア』とTV放送が続いているテイルズシリーズ。これら2作品はどちらかというと微妙な評価だったものの、この『アビス』はHD製作ということもあり全体的に好印象。ただTOKYO MXでは数回定期的にSDへのダウンコンバート放送回があったのが残念なところか。

内容に関しては、やはりゲームのアニメ化だけあって2クールといってもかなり省略されている感じを受ける。とりわけアッシュが意外とあっさり仲間になっていたり、バトルシーンが単調になりがちだったりといった点が特徴的で、中でも最新話において恐ろしいほどあっさりと倒されてしまったヴァンには脱帽。まあそれでもアニメ版テイルズシリーズということを考えればよくまとまっている方ではあるため、ゲームはやってないけど…という人(←自分)は一度見ておいてもいいかもしれない。またゲームではどうなのか知らないが、散々フラグをちらつかせながらもスルーし続けているルークとティア(ナタリアもか?)の関係進展も非常に気になるところ。

 

とある魔術の禁書目録(インデックス)(2クール)

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【第17話までのインプレッション】

OP A  ED B  テレ玉放送画質 S  期待度 A

今期アニメにおいて比較的重要な位置付けだったにもかかわらず、なぜかさきほどまで完全に忘れていたため急遽追記。

中身はまったくの別物なのに、どこか『灼眼のシャナ』に近い雰囲気を感じたこの作品。科学と魔術が対称的な関係にあるという舞台設定は独創的かつ魅力的だが、その一方でなぜ科学と魔術が対称的=排他、択一の関係にあるのかについて、なされる説明にあまり説得力が伴っていない。まあここら辺は「よくわからないけどそうなんだろう」程度に思っておいた方がいいのだろう。

内容についてであるが、最初こそその天然っぷりを大いに爆発させ、この作品のキモとも言えるレベルにまで急成長したインデックスであるが、途中から脇役扱いに移ってきているように感じるのは自分の気のせいではないはず。おそらく加速度的に増えている新キャラとのバトルシーンがその原因なのだろうが、それにしても最近ではオチ(それも似たようなのばっか)専用キャラとしてしか機能しなくなっているというのはどうなのだろうか。恐れ多くもタイトルになってさえいるキャラなのに…。

今後はさすがにこう新キャラが次々と出てくることはなくなると思うためインデックス含め既存キャラをプッシュしていく方向に移るだろうが、それでも予告を見る限りまだまだ美琴を引っ張りたいご様子。個人的には(残話数的にも)そろそろインデックスをメインに戻してもいいような気がするのだが、最悪最終話付近まで今の扱いが続いていくことを覚悟しておいた方がいいのかもしれない。

 

 

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放送中アニメのインプレッションレビュー(2010冬)まとめ

.hack//SIGN(2クール目)

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【第20話までのインプレッション】

OP C ED B BS11放送画質 B 期待度 C

.hackシリーズのひとつ。全体的に非常にゆっくりと物語が進行している。司の存在を巡る謎解きのようなものが主題となっているのだが、如何せん不明瞭な部分が多く、いまいち物語に引き込まれにくい。シリーズ共通のバーチャルリアリティ「ザ・ワールド」の魅力は健在だが、やはりマンネリ感も強く、もう少し演出が欲しいところだ。ここにきてようやく昴やらBTやら感情表現が増えてきたものの、主人公の司や序盤から参戦しているミミルに未だ大した変化がないのは少し残念。

 

COBRA THE ANIMATION(1クール目)

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【第04話までのインプレッション】

OP C ED D BS11放送画質 HD 期待度 B

ルパンやゴルゴといった感じの昔を思い出させる作画だが、HD制作のためそれなりに現代風といった感じにアレンジされている。そのため絵自体には賛否両論が出そうだが、物語自体はなかなかに面白い。主にアクションを主体として展開されていくが、宇宙規模だけあってスケールが大きく、それでいてまだ開始数話にも関わらず視聴者を置いてけぼりにさせていない点は見事。開始早々記憶喪失になるなど、めまぐるしく変わっていく状況は常に緊張感を伴っている。

今後の展開としてはコブラがシークレットと共に別任務へついていくことが予想されるが、はてさて早くも現れたセカンドヒロイン・ポニーとファーストヒロイン・シークレットはこれからも行動を共にするのだろうか。意外とあっけなく別れそうで心配でもある。

 

FAIRY TAIL(2クール目)

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【第15話までのインプレッション】

(1クール目)OP B ED C

(2クール目)OP A ED A テレビ東京放送画質 A 期待度 B

どことなく初期のONE PIECE臭さが漂う作画だが、中身をみれば全くの別物。ハチャメチャボケキャラのナツとハッピー、突っ込みキャラのルーシィにクールキャラのエルザとキャラクターは魅力的かつオーソドックスなところが揃っている。全体的にバトル&コメディ展開であるが、最近はややバトルが多くなってきたようにも感じる。

今後の展開としてはよくありがちなバトル一辺倒になりそうでもあるが、なんとか緩急をつけてコメディ部分とバランスをつけていって欲しいところ。笑える場面も結構あるため、その魅力を薄めることなく(特にハッピーを)活用していって欲しい。

 

おおかみかくし(1クール目)

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【第03話までのインプレッション】

OP A ED A TBS放送画質 HD 期待度 B

いきなり冴えない転校生に美少女が一目惚れするという超絶架空アニメ展開。出だしから考えるに開始数話はフラッシュバック的な過去の時系列を辿っているのだろう。作画などは悪くないのだが、どうにも上記超絶アニメ展開がベタすぎて一歩引いてしまいがちでもある。

今後の展開としては、おそらく旧市民=伝説上の狼ということで間違いないと思うが、どうして(おそらく旧市民以外の一般人に必要以上の関係を持ちそうになるとだと思われるが)次々と人が殺されていき、しかも表沙汰にならないのか。また五十鈴がなぜ博士に惚れたのかなどの解明と共に、序盤で表現された五十鈴が博士に迫り、淘汰されそうになる場面へと繋がることが予想される。

 

おまもりひまり(1クール目)

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【第03話までのインプレッション】

OP B ED B TV TOKYO放送画質 B 期待度 A

前クールの「にゃんこい!」に引き続き猫アレルギー主人公登場…って猫アレルギー流行ってるのか?はまあいいとして、これまた前クールの空からいきなり降ってきた的展開で美少女が居候になるお話。この手の話は個人的に若干引いてしまいがちであまり純粋に楽しめないのだが、それはそれ。これはこれ。…ハイ、これはそれなりに楽しんでマス。

とりあえず展開云々よりひまりやら凛子やらのキャラが好みで、キャラの魅力が非常に強い作品。それだけに主人公の声が低すぎるというか…正直合ってないと思ってしまうところが非常に残念。子供時代の声でよかったように思う。展開自体はありきたりすぎて微妙なため、そちらに期待するのはあまりよろしくないかもしれない。

今後の展開としては、この流れからするに話数を重ねるごとにヒロイン候補が増殖していきそうで怖いwのだが、とりえず毎回何かしら妖怪が攻めてきては打ち解けて…を繰り返していきそうな感じ。まあ主人公もなにやら覚醒したっぽいから、成長を描いていく正統展開も期待できそう…か?

 

(2010/2/08追記)

ハートキャッチプリキュア!(1クール目)

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【ファーストインプレッション】

OP C ED C テレビ朝日放送画質 HD+ 期待度 C

プリキュアシリーズは第1作目「ふたりはプリキュア」、第2作目「ふたりはプリキュア Max Heart」以降、年齢からくるあまりの恥ずかしさに耐えきれなくなった(というか正直観ていて何が楽しいのかわからなくなっていた)ため開始5話以内で視聴をやめていたのだが、これは久しぶりに観れなくもない感じ。というのも、雰囲気が「プリキュア」というより、かつて視聴していた「おジャ魔女どれみ」に酷似していたためだ。あからさますぎる展開と変なマスコットキャラの存在は相変わらずだが、まあこれは純粋なお子様向け番組(兼変身グッズ等販促番組)なので仕方がないところか。

この番組に関しては今後の展開とかそういうことを言う気はないが、久々に観てもいいかと思えるプリキュアシリーズだけに、少しでも大きなお友達向けの要素もあることを願いたい。

…記念すべき敵第一号の「うらやましいよー(棒)」は笑えたがw

 

キディ・ガーランド(2クール目)

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【第15話までのインプレッション】

OP C ED D TOKYO MX放送画質 HD 期待度 B

とにかく途中参戦したディア役、高橋夢波さんのハマリっぷりとアスクールの天真爛漫ぶりが観ていて気持ちいい。タマこと若槻規夫さんの意外性もなかなかで、そんな独特なキャラの中だからこそ、本来オーソドックスなはずのク・フィーユというキャラの魅力も上がっている。

今後の予想としては、結構意外だった敵の親玉ガクトエルによるアスクール妹説。まあ今更誤解も何もないだろうが、果たして最終的にどちらにつくのかどうか。基本は結果GTOに――だと思うが、アスクールの中に眠っている記憶次第では結構Gソサエティ側に揺れそうでもある。

 

グイン・サーガ(2クール目)

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【第18話までのインプレッション】

OP C ED B NHK総合放送画質 HD 期待度 A

出だしこそ「え?何このありきたりな中世欧州モノに変態獣戦士の組み合わせ…」とか思ったものだが、観てみると意外にもかなり引き込まれる。内容は基本コメディ要素抜きの生真面目冒険活劇だが、獣の面をかぶったグインの「強いが絶対ではないリアルさ」と、戦争における戦略の読み合いが深く、内容が濃い。

今後の展開としては、ようやくたどり着いたパロで今度は王位継承争いが勃発しそうな予感。別れたイシュトヴァーンの動向と変わったレムスの末路、そしてグインの仮面の謎。後半は今まで以上に濃い内容になりそうだ。

 

クロス・ゲーム(4クール目)

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【第42話までのインプレッション】

OP A ED (1クール目) B (2クール目) B

      (3クール目) A (4クール目) A

テレビ東京放送画質 HD 期待度 S

単行本は発売されているものはすべて新品購入しているほど生粋のあだち充ファンなので、あだちアニメ初のHD制作ということもあり放送前から非常に期待していた作品。

今までのあだちアニメは(なぜか)ほとんどが大コケすることなく原作のイメージを忠実に再現してきたが、今回もそれに漏れることなく原作の面白さを十二分に発揮している印象。中でも声優の起用はまさにドンピシャの一言で、微妙や合っていないというキャラがまったく見あたらない。

また、スポーツモノやバトルモノは漫画の中だけの静止画より実際に動いて魅せるアニメの方が比較的相性がいい場合が多く、その点でも評価は高い。どちらかというと野球より人間ドラマに重点が置かれた展開ではあるが、それでもやはり試合には試合の面白さが出ている。

今後の展開だが、今回はすでに原作を読んでいるためここはスルーしておこう。

 

ソ・ラ・ノ・ヲ・ト(1クール目)

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【第03話までのインプレッション】

OP B ED B テレビ東京放送画質 HD 期待度 A

まずキャラの作画がいい。「けいおん!」に似たタッチで、観ていてどこかほっとする。戦時中の兵隊だが、その構成が少数の女性陣のみ、目的は音楽というなかなかにちぐはぐな設定もある意味アニメらしい。ただEDの出だしがひと昔前のアニメ「学校の階段」のOPに被っているっていると感じるのは自分だけだろうか。

今後の展開としては、(兵士なのに)戦争に出ることは…まああって1度くらいだろう。基本は彼方の演奏上達や人間ドラマ、一度滅んでしまったかつての歴史(リアルな現代?)の探究に焦点が当てられていくことが予想される。彼方の子供の頃にあったアメイジング・グレイス女性=梨旺の師匠という接点も何かの布石かな?

 

ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド(1クール目)

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【第03話までのインプレッション】

OP B ED B TOKYO MX放送画質 B 期待度 B

まあ…なんというか、出だしのバラエティ番組は酷かったwものの、その後の展開としてはなかなかに興味をそそられる内容。国の中に国を作り、対国家に知恵で対抗するというやり方はどこかで見たような気もするが、そんなヴァンパイアの女王が裏側で見せる子供らしさにはどこか惹かれるものがある。

記憶をなくした少年の正体とヴァンパイアの恋模様を徐々に紐解いていくのかと思いきや、意外とあっけなく思い出してしまったりと色々とこちらの予測を裏切ってくれる展開だが、今後の展開としてはヴァンパイア進出の理由と特区の設置、それに伴う妨害工作というシリアスな場面と、学生となった女王の日常的風景を並行して描写していくことが予想される。幼なじみ的少女と女王の関わりについても気になるところ。

 

テガミバチ(2クール目)

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【第15話までのインプレッション】

(1クール目)OP A ED A

(2クール目)OP B ED B テレビ東京放送画質 HD 期待度 A

これも最初は変な眉なしキャラのオンパレードで地雷かと思われたが、ラグが成長しニッチがディンゴとなってから徐々に面白くなってきた。特にニッチは突っ込みとボケをそつなくこなすキャラとして魅力的なキャラに仕上がっている。が、物語自体は1話完結のような内容が多く、なかなか進展がみられないのが気になるところ。

今後の展開としては…シルベットとの恋はまだ先になりそうかな?とにかくゴーシュを見つけることを主題としながら、テガミバチとしての仕事を少しずつこなしていきそうな感じ。上記の通り1話完結的展開が多いため、ゆったりとしたペースで進んでいくような気がする。

 

デュラララ!!(1クール目)

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【第03話までのインプレッション】

OP B ED B TBS放送画質 HD 期待度 A

まず首なしライダーが普通に存在している時点で普通ではないが、池袋という身近な舞台を背景にリアルのようでアンリアルな日常を描いた作品。ここまで見た限りでは1話ごとにメインキャラクターが変わっており、今一どの人物が中心になるのかわからない印象…まあ竜ヶ峰帝人が主人公だとは思うが。

よって今後の展開もほとんど予想が出来ない状態。まさに奇想天外な内容かつサブタイトルなだけに、ある意味ここが一番魅力を感じるところかもしれない。個人的には首なしライダーことセルティさんのキャラをもう少し萌えにも走らせて欲しかったり欲しくなかったりw

 

とある科学の超電磁砲(2クール目)

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【第17話までのインプレッション】

(1クール目)OP A ED A

(2クール目)OP A ED A TOKYO MX放送画質 HD- 期待度 S

内容・主題歌ともに高水準にまとまった作品。私的評価の非常に高かった「とある魔術の禁書目録」の中でも特にメガヒットだったサブヒロイン、御坂美琴を主人公とした外伝モノということが誇張評価となってしまっているのかもしれないが、それでもやはりいいものはいい。御坂というキャラの独自の魅力に加え、黒子、初春、佐天というこれまた(名前もだがw)個性あふれる面々が織りなす日常風景は、それだけでも観ていて飽きがこない。レールガンを軸とした戦闘シーンも見事。

禁書目録から受け継がれるこの作品の魅力は、多くのサブキャラにまで及ぶ個性豊かなキャラクターの存在と、メリハリの利いたコメディとシリアスの使い分けだと思っている…のだが、どうも最近は外伝の中でも更に外伝的な、悪く言ってしまうと「あってもなくても変わらない」ような尺だけを求めた展開になってきているような気がしなくもない。まあ出だしから中盤までをかなり濃い内容で飛ばしてきたため小休止も悪くないのかもしれないが、さすがにもう終盤近く。そろそろ御坂シスターズの真相へと繋げていってもらいたいようにも思う。

 

ドラゴンボールKAI 改(4クール目)

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【第42話までのインプレッション】

OP C ED C フジテレビ放送画質 A+ 期待度 B

今更ながら、ドラゴンボールZのサイヤ人編~ナメック星編までを違和感のない程度にダイジェスト編集し、HDデジタルリマスター化した作品。とはいってもHD制作のOPやED以外の再編集部分はボケ感が強く、水準以上のアプコン程度という画質。それでも4:3の上下カットと考えれば…頑張った方かな?

ドラゴンボール世代の自分から見ても内容自体はやはり良く、再編集による悪影響もさほど感じられないが、声優についてはいささか疑問も多い。特に酷いのはギニュー特選隊。正直合っていないキャラが多いと思うし、オリジナルを知っていれば尚更違和感がある。まあ平野綾のデンデは意外と合ってたりもしたが。

ようやく悟空が復活しての終盤戦。結果がわかっていても楽しみなのは、やはりこのドラゴンボールという作品の素晴らしさからくるのだろう。最近は絵本やゲームキャラなどに注力している鳥山先生だが、是非もう一度この手の作品にもトライしてもらいたいものだ。

 

のだめカンタービレ フィナーレ(1クール目)

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【第02話までのインプレッション】

OP B ED B フジテレビ放送画質 HD- 期待度 A

ドラマや映画化でも話題になった、「のだめ」シリーズの最終第3期作品。実を言うと自分の「のだめ」デビューはドラマであり、この第3期が決まるまで第1・2期はスルーしてしまっていたのだが、これを期に一気にこれまでのDVDを借りてみた。結果は「なんでスルーしやがったんだ俺の馬鹿ヤロー」wという感じで、見事に撃沈。

内容はドラマ(スペシャルのinヨーロッパまで)観ていたのでまあそのまんまだったのだが、観る前は若干敬遠していたこの青年誌ライクな作画も、実際に見てみるとかなり好きになっていた。というより、これが本来の「のだめ」なんだなと実感。声優さん含めアホすぎるのだめの天然キャラをよく引き出していると思う。残念なのはオケでの適当3Dレンダリングくらいだろうか。

今後の展開としては、どうもターニャと黒木くんの関係発展が主軸となっていきそうな予感。のだめと千秋、Ruiの関係も変わったりするのかな?とにかく、のだめのコンクールデビューが待ち遠しい今日この頃。

 

バカとテストと召喚獣(1クール目)

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【第04話までのインプレッション】

OP B ED C テレビ東京放送画質 HD+ 期待度 A

タイトルからすでにオリジナリティ全快のこの作品。内容も成績がいいほど強くなる召喚獣(といっても可愛い分身2頭身キャラw)同士のバトルを織り交ぜた学園コメディであり、なかなかに突っ込みどころに充ち満ちたものとなっている。

どうもこの様子だと主人公吉井と姫路、美波の三角関係が終盤まで笑いの軸として機能しそうな感じだが、雄二と翔子といい初っぱなから恋愛相手がほぼ確定してしまっているのは少しいただけない。まあその分ムーツリーニやら秀吉やらコメディ要因は必要以上に揃っているため、尺を使う割に盛り上がりに欠ける召喚戦争とか余計なこと(と言ってしまっていいのかw)はしなくていいので、そちらの方向をただただ貫いていって欲しい。

 

はなまる幼稚園(1クール目)

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【第03話までのインプレッション】

OP C ED D テレビ東京放送画質 B 期待度 A

作画やタイトルを見る限り幼稚な日曜朝の子供番組にしかみえないのだが、実際に観てみると大きなお友達にも十分楽しめる内容。何より杏役の真堂圭さんや柊役の高垣彩陽さん、小梅役のMAKOさんの演技力が素晴らしく、幼稚園児という設定を崩すことなく自然と魅力あるキャラクターに仕上げている。

今後の展開としては、杏たちの日常をコメディチックに描写していくのと並行し、主人公土田先生がいかに菜々子先生と両思いになれるか、またその過程で杏がどのような行動をとっていくのかが楽しみなところ。

 

ひだまりスケッチ×☆☆☆(1クール目)

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【第04話までのインプレッション】

OP B ED B TBS放送画質 HD 期待度 A

「ひだまりスケッチ」の第3期作品。第1期、第2期から引き続き、ひだまり荘を舞台の中心にかなりまったりとした日常風景を描く。登場人物はおなじみのゆの、みやこ、ヒロ、紗英の4人の他、今回新たに乃莉となずなが加わり、展開のバリエーションが増えた。基本1話完結型という点は変わらず、前半で過去の出来事に触れ、後半でその出来事を振り返るというパターンが多い。

今後の展開としては、やはり新キャラである乃莉ちゃんとゆずなを活かす方向で、既存の4キャラの他様々なサブキャラとの交流も期待している。他に、いい加減恋愛方向へのちょっと濃い内容もやって欲しい気がしないでもないが、このまったり感と1話完結の法則が崩れでもしない限り厳しいかなとも思う。

 

君に届け(2クール目)

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【第17話までのインプレッション】

OP A ED B 日テレ放送画質 HD 期待度 S

貞子こと超絶根暗(と見られがちな)オーラを発している女子高生、黒沼爽子が、同級生の風早翔太と関わり合っていくことで徐々に周りとも打ち解けていき、恋をしていく過程を描いた物語。毎回ハラハラニヤニヤさせられる展開が多く、非常に楽しみにしている。リアル顔と簡易的な漫画顔との使い分けも上手い。

今後の展開としては、ようやくいじめや恋の黒い部分から脱したため、今までヤキモキさせられた分幸せ展開とハッピーエンドに期待したい。かなり早い段階から両想いは確定していたので、あとは爽子が告白まで持っていけるかどうかのみ――なのだが、それが一番難しいところだったり。

 

犬夜叉 完結編(2クール目)

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【第15話までのインプレッション】

OP A ED (1クール目) B (2クール目) B

日テレ放送画質 HD 期待度 C

かなり前に一度打ち切られた「犬夜叉」まさかの最終第2期作品。放送回と内容量を考えれば仕方ないのかもしれないが、はっきり言ってただのダイジェスト版としか思えないような怒濤の展開となっている。結構重要だと思われていたキャラや武器、技があっけなく登場しては消滅して、奪われてというパターンがやたらと目につき、もう途中からは突っ込む気力すら失せていた。

「犬夜叉」自体は非常に好きな作品で、中途半端に終わってしまったTV版が復活してくれたのは素直に嬉しかったが、さすがにこれほどずさんな内容ならむしろやらない方がよかったのでは?と思うほど。殺生丸がプッシュされてきたあたりから、序盤に比べればいくらかマシにはなってきているので、どうにか上手くまとめていって欲しいところ。

 

鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST(4クール目)

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【第42話までのインプレッション】

(1クール目)OP B ED A

(2クール目)OP A ED A

(3クール目)OP A ED A

(4クール目)OP A ED A TBS放送画質 HD- 期待度 S

原作とは方向性が違い完全なTVオリジナル作品となってしまった前作「鋼の錬金術師」を、第01話から原作に忠実に再現し直した作品。序盤だけを見るとただ前作をHDにリメイクしただけにも見えるかもしれないが、途中から全く別の作品へと変わっている。個人的には賢者の石のより深いところまで踏み込み、なおかつわかりやすいこちらの方が好みだ。

今後の展開としては、いよいよ賢者の石とホムンクルスの関係や真相が露呈してきた終盤戦。この調子で最後にはすっきりとした終わり方をしてもらいたい。さすがにエルリック兄弟が体を取り戻してめでたしめでたしとまでは厳しいと思うが、最悪尺の関係で最後だけ中途半端という結末だけは勘弁して欲しい。

 

聖痕のクェイサー(1クール目)

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【第04話までのインプレッション】

OP B ED B TOKYO MX放送画質 HD 期待度 C

規制だらけで不当に評価の低くなっている作品。作画や設定は悪くないのだが、如何せんあからさますぎる規制(一部を隠すとかではなく、違和感のある絵柄の差し替えや解像度を落としたパンアップなど)の多さが非常にテンションを下げさせる。これほど規制かけて質を落とすくらいなら、最初から考慮した作りにしておいて欲しかった。

内容は1元素につき1人その元素を操る能力者がいて、その能力者同士が争うといったオーソドックスなバトルもの…と思いきや、そのためには特定の人物の母乳を飲む必要があるという意味不明な萌え設定のおかげで(前述)。表現も無意味に卑猥な箇所が多く、個人的にはあまり好きになれていない。

今後の展開も上記のようにあまり期待出来ないような気がするが、叶うなら少しでも規制が外れるか、最悪違和感のないものにしてもらいたい。このままの状態が続くと、あと数話でギブアップしてしまう可能性大である。

 

刀語(1クール目)

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【ファーストインプレッション】

OP B ED C フジテレビ放送画質 HD 期待度 D

アバンの出だしは非常に期待したが、本編が始まるとまさかのカカシ顔wこれまでに類を見ない評価急降下である。この枠伝統の遅い放送開始+いきなり1時間スペシャル+次週休みというよくわからない放送展開は健在で、今回唯一のファーストインプレッションとなったわけだが、これをいきなり2話分は少々きついものがあった。世間知らずの剣を使わない剣術(いわゆる手刀のみ…ってこれ剣術って言うのか?)使いと幕府直轄女(奇)策士が、共に国内中に散らばった妖刀集めに出かけるという話で、設定自体は悪くないのだが、キャラクター(特に敵)のおふざけ感がそれを相殺してしまっている。唯一の救いは声優がまともだということくらいか。

どうも刀の本数が話数っぽいので1話につき1本ずつ刀を回収していきそうな雰囲気だが、問題なのはすでに次を観ようと思う気力が沸かないことだ。逃してしまったらそれっきりになることは必須なので、なんとか忘れないようにしたい。

 

 

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放送中アニメの画質検証(2010夏)まとめ

あそびにいくヨ! (tvk/第1話/HD画質)

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若干のボケ感と精細感が混在した、ちょっと不思議なHD画質。全体を通して安定しているように思えるが、微妙な不安も感じるのはtvkの糞画質歴からだろうか。

 

アマガミSS (TBS/第1話/HD画質)

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黒くすっきりとした輪郭線のHD画質。リサイズによるジャギも見られるものの、それさえ抜かせばかなり満足度の高い出来。

 

オオカミさんと七人の仲間たち (TOKYO MX/第1話/SDアプコン画質)

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極々一般的なアプコン画質。リンギングが出ているが少なめで、ボケてはいるがボケボケというほどでもない、まさに標準ど真ん中といった感じ。

 

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リンギングは非線形処理な先鋭化と前置きフィルタで十分消せる。ボケ感が気になるようならwarpsharpをちょっとだけ強くかけるといいかも。ちなみに上記は、自分が基本としているwarpsharp値(=かかっているかどうかギリギリわかる程度)のbump値+10程度。

 

学園黙示録 ハイスクール・オブ・ザ・デッド (TOKYO MX/第1話/SDアプコン画質)

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ハッキリクッキリの太めの線で、非常に補正のしがいのあるアプコン画質。ただし動きのあるシーンではやや線がギザギザになる箇所も見られる。

 

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最近のものはHDものをあえてSDに落としているためリンギングが出やすい傾向にあるが、これも多分に漏れず。しかし「宇宙をかける少女」のような特別酷いものは少ないため、大体はブラーと先鋭化の併用でなんとかなってしまう。

とは言っても、やはり補正なしの生TSではリンギングの汚さが目立つのは確かなので、リアルタイム視聴ではある程度離れて観た方が良さそうだ。

 

黒執事Ⅱ (TBS/第1話/HD画質)

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ややリンギングが出ているが、輪郭線付近の劣化も少ない上品なHD画質。HDの中でも上位に位置するであろう精細感で、画質に関しては言うこと無し。

 

屍鬼 (フジテレビ/第1話/HD画質)

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ちょっとリンギングの目立つHD画質。その分くっきりとはしているのである程度離れれば綺麗に見えるものの、やはり全体的に粗さも感じる。

 

祝福のカンパネラ (TOKYO MX/第1話/SDアプコン画質)

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リンギングの目立つSDアプコン画質。HD画質からのダウンコンバートものによく見られる現象であり、ノイズもそれなりに出ているが補正はしやすい。

 

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これも同様非線形処理な先鋭化と前置きフィルタで。この程度であればそらかけのシュート潰しやリンギング低減は劣化を招くだけなので、使用しない方が吉。多少リンギングが残る箇所もあるため、NL-Meansも薄くかけ誤魔化している。

 

ストライクウィッチーズ2 (TOKYO MX/第1話/HD画質)

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傾向としては「アマガミSS」と「黒執事Ⅱ」の中間といったところで、若干シャープネスがかった細めの線。ノイズがやや目立つ気もするが、全体的にメリハリのある良質なHD画質。

  

世紀末オカルト学院 (テレビ東京/第1話/HD画質)

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良質なHD画質が増えてきたため、それと比べるとちょっとボケて見えるかもしれないが、十分綺麗なHD画質。リサイズによる乱れも最低限に収まっている感じ。

 

生徒会役員共 (TOKYO MX/第1話/SDアプコン画質)

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視聴時は「そらかけのシュート潰しの出番か?」と感じたほど酷い印象を受けたが、実際に編集してみるとこれも傾向は他のものと大差ないリンギングつきアプコン画質。

 

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補正検証用一部拡大(1280x720→1920x1080、235x132in1920x1080→470x264)

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補正内容は前に挙げたものとほぼ同じ。HDで作っているのだからいい加減変な劣化放送はやめて欲しいと思う今日この頃。

 

セキレイ~Pure Engagement~ (TOKYO MX/第1話/HD画質)

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非常に高いレベルをほとんどのフレームで維持しているHD画質。シャープなのにリンギングも見られず、色も濃い理想の形。

 

デジモンクロスウォーズ (テレビ朝日/第1話/HD画質)

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さすがテレ朝というか、相変わらず解像度がかなり高いHD画質。個人的にテレ朝アニメはヒットするものが少ないためかなりもったいない印象が強いが、それでもこの上記「セキレイ」並の高画質を維持し続けている姿勢は評価できる。

 

伝説の勇者の伝説 (テレビ東京/第1話/HD画質)

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輪郭線が薄くボケた感のあるHD画質。時折ノイズも見られるが、それ以外はこのボケ気味が功を奏してか輪郭付近のノイズも少なく、比較的安定はしている印象。

 

ぬらりひょんの孫 (TOKYO MX/第1話/HD画質)

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場面によってかなり画質に差があるHD画質。サンプルとして1=状態の良い場面、2=悪い場面の2パターンを用意した。

1に関しては太いなりに黒の締まったハッキリクッキリした線だが、2のような明らかにボケた線も見られ安定しない。前期作品の「聖痕のクェイサー」でこれに似た修正パンアップが酷かったが、当作品ではあえて修正するような場面でもないためちょっと?な状態。…単に作画の関係かもしれないが。

加えて線が変にカクつくようなジャギ感もやたらと見られるため、HD画質の中ではかなり雑な印象を受ける。

 

ヘタリア Axis Powers (BS11/第1話?/SDアプコン画質)

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内容同様かなりボケたアプコン画質。線がかすれ気味にもかかわらずリンギングが発生しており、更に動くたびにより酷くなるおまけつき。話云々の前に見るに耐えない画質であったためエンコする気にもならず、今回の補正検証は省略。

 

みつどもえ (TOKYO MX/第1話/HD画質)

サンプル(1440x1080→1920x1080)

1_2

検証用一部拡大(235x132in1920x1080→470x264)

1x2_2

内容に反して画質はかなり素直なHD画質。上記のようなシャープすぎないしっとりとした画で安定しており、劣化は少なめ。

 

(2010/8/6追記:おまけ1)

今日からマ王! 第3期 (BS-hi/第1話/HD画質?)

サンプル1(1920x1080)

1

サンプル2(1920x1080)

2

検証用一部拡大1(235x132in1920x1080→470x264)

1x2

検証用一部拡大2(235x132in1920x1080→470x264)

2x2

「ぬらりひょんの孫」を更に酷くした感じ。一応サンプル2のような箇所もあるしBS-hiでもあるしでHD画質だとは思うが、かなりの場面がサンプル1のような、下手なアプコンライクな酷くボケた絵。

場面ごと意外にも、例えばサンプル1の右手部分のように同一フレーム内でもマシな箇所と酷い箇所が混在しており、加えて動きによる線のガタつきも大きく一定の補正が効かない。ある意味ボケボケのアプコン画質より質の悪い、最底辺のHD画質。

 

(2010/8/21追記:おまけ2)

超時空要塞マクロスⅡ -LOVERS AGAIN- (BS11/第1話/4:3SDアプコン画質)

サンプル(1920x1080→1440x1080)

Lovers_again_before

検証用一部拡大(235x132in1440x1080→470x264)

Lovers_again_beforex2

古いアニメだけあってかなり癖のあるリンギングが出ている。当然の如くノイズも目立つが、こちらは製作年を考えればマシな方だろうか。

 

AviUtl補正サンプル(1440x1080→960x720)

Lovers_again_after

補正検証用一部拡大(960x720→1440x1080、235x132in1440x1080→470x264)

Lovers_again_afterx2

久々に手応えのあるアプコン素材。これに関しては「そらかけのシュート潰し」を使わねばどうしようもないが、いくら調整しても縦方向が解消しきれない(というか、縦も解消できるくらいにかけると激しくボケる)。

ということで、そらかけは横方向重視で弱めに(上から0/2/3)かけ、これに重ねて「リンギング低減」で縦方向を補正(上から0/0/7/☑)する。処理速度は低下するが、これらフィルタによるボケを考慮するとこれが一番弊害が少ない。

これでもゴミは残るため、ノイズ解消も兼ね非線形処理な先鋭化(上から25/0/25/20/0/0/☑☑□☑)と前置きフィルタ(デフォルト設定)の間にNL-Means(Lightにて上から2/48)を挟んだ状態でかけ、NL-Means特有の高周波ノイズをノイズ除去フィルタ(上から128/2/24)で誤魔化し、最後にWarpSharp(MTにて上から110/3/70/-6/以下0)で仕上げている。

 

 

   

   

   

   

   

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放送中アニメのインプレッションレビュー(2010夏)まとめ

順次更新中。第1話を視聴次第追記予定(2010.7.23-)
→順次更新中。最終話を視聴
次第追記予定(2010.9.23-)
→更新待機中。今期終了時に再開予定(2010.10.18)

 

 あそびにいくヨ! 

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ファーストインプレッション

47251265935295_r_3 ネコミミ娘登場。しかも宇宙人設定のおまけつき。

出だしや要所要所にまじめなバトルもの臭が漂うものの、第1話だけに限れば学園ラブコメのような展開。個人的にはヒロインがやや微妙な点、どこか在り来り感がある点などがマイナス要素になっているが、HD画質で設定の裏側にオリジナリティも垣間見えることから、期待半分不安半分といったところ。

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ファイナルインプレッション(2010.10.2追記)

47251265935295_r_3中身はアレとしても、話の展開としてはしっかりとまとまったハッピーエンド。最後はぶっ飛びつつもまとまり感がある点は下記「世紀末オカルト学院」の評価に近く、あのハーレムエンドはネコミミ+幼馴染み+片想いという最強タッグにも負けずエロに走らなかったからこそ成立した終わり方のように感じる。

とは言っても、やはり最後の愛人宣言&トリプルキッス&ロボットアニメ的超展開はちとやりすぎではなかろうか。


   

 

 

 アマガミSS 

Ss

ファーストインプレッション

23461265935268_r (色々な意味で)いきなり撃沈アニメw

「キミキス」や「初恋限定」ライクな草食系男子を主人公に置いた美少女満載学園ラブコメだが、初回で通算2回振られるのはいかがなものか。しかもフラグ(のようなもの)も一応出した上での撃沈展開。久々にこの手のアニメで羨ましさより哀れな気持ちが勝った瞬間だった。

出だしではいきなり「ニイニイ」口調の妹が登場するなど、考えられる限りの手段で視聴者を悶えさせる雰囲気バリバリで、余裕の期待度A認定。

 

 

 オオカミさんと七人の仲間たち 

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ファーストインプレッション

23461265935268_r_2 第一印象は成長した逢坂大河?そして黒子のナレーション。

主人公の方はパッとしないが、その分ヒロインと(なぜか)ナレーションがかなり頑張っており、特にヒロインのオオカミさんは見かけやタッチだけでなくツンデレな性格も大河と酷似しており、「とらドラ」にはまった人ならまず似た様な印象と評価をするのではないかと。

画質こそHDではないが、今期の中ではかなり期待度の高い作品。

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ファイナルインプレッション(2010.9.26追記)

23461265935268_r_2どこか羊飼との一件が消化不良気味のような気もするが、1クール作品である以上仕方ないのかな。全話を通してオオカミさんとの段取りはしっかりと踏んできたのでその点は○だが、やはり豚やネズミなど明らかに不要な部分を対羊飼に回してくれれば…という思いは残る。

オリジナリティ×ラブコメ×バトル(×ツンデレw)という魅力的な要素を多分に含んだ作品であっただけに、上記+アプコン画質であったことが悔やまれる。


   

 

 

 学園黙示録 ハイスクール・オブ・ザ・デッド 

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ファーストインプレッション

23461265935268_r_2

今期初のシリアス作品。内容は「デッドライジング」の被害拡大版に「ひぐらしのなく頃に」にも似た疑心暗鬼、紙一重で入れ替わる愛と憎しみといった心理描写を描く。

ゾンビ好きにはたまらない舞台設定もさることながら、その演出効果も見事で、第1話ながらにかなり濃い内容。それだけにSDアプコン画質であることが悔やまれる。

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ファイナルインプレッション(2010.9.26追記)

47251265935295_r_3期待していた心理描写だが、すごかったのは第1話だけ。その後は、細かな心理描写よりむしろ直球勝負のエロスが目立ち、癖のある作画と相まって賛否が激しく分かれそうな印象を受けた。

ただ演出効果に関しては第一印象そのままに○。一応「ゾンビ」「感染」「ヒトの一番の敵はヒト」というような、オーソドックスながらも好きな人にはたまらない要素も備えてはいるので、ハマる人はとことんハマる可能性もある。かくいう自分もその一人だ。

明らかに「第2期来るぞ」というような終わり方だったので続くならそれでいいが、告知がなかったのでこれで締めという可能性も。もし後者であるなら、あまりにも後を濁しまくりの最後であったように思う。


   

 

 

 黒執事Ⅱ 

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ファーストインプレッション

47251265935295_r_2 第1期とは登場人物も物語も一新…と思いきや、普通にセバスチャンやらシエルも出てきてちょっと???状態で終わった第1話。

物語後半や予告を見ると、やはり主人公はあくまでシエル&セバスチャンなのかと思うが、とりあえず新キャラの執事と主にも注目。こちらはイカれ度合いがシエル達の比ではなく、全体的によりブラックな雰囲気に満ちている。

ただインパクトのあるセリフや毒舌に関してはいい勝負で、第1話だけでも↓これだけの名言が飛び交っている。

「欲しいっ、君が欲しい!」
「顔、あんまり近づけちゃ嫌だ。お口、臭いんだもの」
「うわー、すっごーい。なんて汚い男なんだ!まるでドブネズミだ!!」
「私は旦那様を、あくまで貪りたい」

第1期は世界観こそ好きだったものの、やや展開に緩慢さが見え話数ごとのテンションが安定しなかったので、第2期にはこれまで以上のテンポの良さを期待したい。

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ファイナルインプレッション(2010.9.23追記)

47251265935295_r_3思っていたよりもすっきりと終わった最終回。話数の関係もあってか、テンポの良さは期待通りだった。第1期が本編なら第2期は番外編的な印象が強く、主人公はやはり第1期同様シエル&セバスチャンペアであったものの、すべてを通すとどこかアロイスというキャラを立てるための演出だったような気も。

評価はファーストのBで変わらずだが、これは最初と最後以外いまいち盛り上がりに欠けたため。…悪魔と新キャラがやたらとぶっ飛びすぎてて世界観が崩壊しかけたというのもあるが。


   

 

 

 屍鬼 

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ファーストインプレッション

47251265935295_r_3「ひぐらしのなく頃に」や「おおかみかくし」のような、田舎町を舞台とし“死”をキーとした期待のノイタミナ製ミステリアス作品。

このジャンルではハズレが少ない印象なのでこの作品も結構期待しているのだが、ややOPや物語後半の眼のない人影が怖さ<気持ち悪さのため、今後の展開次第という側面も。

今期作品としては「学園黙示録」とこれしか萌えやコメディを排除したシリアスな話が見当たらないため、是非こちらの作品もいい方向へ進んでもらいたい。

 

 

 祝福のカンパネラ 

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ファーストインプレッション

44371265935323_r ほのぼのファンタジー作品。

物語の展開はかなりマッタリしており、登場人物もふわふわした人多数。初回だけではいまいち物語の方向性が見えてこないが、終盤の「パパ~!」はちょっと気になるところ。

画質は最近よくあるHD画質をSD画質に落としたようなリンギングの強いアプコン画質で、HD制作HD放送の増えてきた昨今としてはあまりいただけない。

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ファイナルインプレッション(2010.9.23追記)

44371265935323_rなんとなく最後まで見てしまったが、あえて残したいとは思わなかった。一応バトルからギャグまで魅力的な要素は盛り込まれているものの、終始テレている?ような頬の赤みや典型的過ぎるファンタジーな空気が予想以上に足を引っ張る結果に。

サルサのボケキャラは結構好きでリトスとのコントは毎回楽しませてもらったため、方向性がもう少し違えば化けていたようにも思う。


   

 

 

 ストライクウィッチーズ2 

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ファーストインプレッション

44371265935323_r 「パンツじゃないから恥ずかしくないもん」で有名なストライクウィッチーズの第2期放送。第1期のダメダメ画質から一変してHD制作のHD放送へ。しかもBS日テレでの全国放送に加えニコニコ動画での毎週無料配信という力の入れようで、観ようと思えば国内どこでも(ほぼ)リアルタイム視聴が可能となった。

第1期人気からの影響が大きいと思われる今回の大規模展開だが、個人的には第1期では画質の酷さが先行してか、思い出されるのは面白さよりエンコに試行錯誤した日々ばかり。話自体もなんとなく観ていた程度でしかなかったため、どうしても第1話だけではこの評価になってしまった。

ただし作品特有のパンツアングルは健在で、雰囲気も見事に踏襲しているため、第1期を楽しめた人ならまず違和感なく入り込める出来には仕上がっている。

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ファイナルインプレッション(2010.10.3追記)

47251265935295_r_3まず飛行シーンにCGが多く違和感ありまくり。最後のシーンでは、飛べないはずのウィッチたちが普通に全員参加しているなど精神論だけでは無理がある部分も見られ、一人一人についている階級もあまり意味ないような…。

とかネガな意見を挙げてみたが、前期からすると今期の脳内評価は高め。改めて画質の重要性を実感すると共に、各キャラが話数ごとにピックアップされることで作品そのものへの没入感も増した。

一応前期が「これで完」的な終わり方だったため出だしはご都合主義、終わりは前期に似たり寄ったりな印象を受けたが、バトルシーンではCGを気にせず、キャラの行動自体に魅力を感じることが出来れば、それなりに楽しめる内容ではあると思う。


   

 

 

 世紀末オカルト学院 

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ファーストインプレッション

47251265935295_r_3「アニメノチカラ」プロジェクト作品は過去2回共に期待しつつも微妙に肩透かしを喰らってきたため、今回はやや期待半分不安半分といった感じ。

いい加減恋愛要素などオーソドックスなところを取り入れれば…とも思うのだが、やたらオリジナリティを重視しているこれまでのスタンスではちょっと厳しいところがある。とは言っても、やはり初回の期待度は今までと同様高いので、今回こそは万人受けしやすい展開を期待したい。

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ファイナルインプレッション(2010.9.30追記)

23461265935268_r_2願いが通じたのか恋愛要素もきちんと含まれており、全体としてよくまとまった作品に仕上がっていた。テーマソングも今期アニメの中では上位に位置し、1クールながら起承転結のタイミングや最後のまとめ方には「上手い」と思わせるものがあった。

女性陣が少々残念だったり後半いきなりマジカルな展開に突入したりと突っ込みどころも存在するが、アニメノチカラでは初めて素直に「面白い」と思えた作品。まだまだ独創性ばかりに目が行きがちな印象は拭えないが、これで今後の同プロジェクトにも新たな方向性が見えてきたように思う。


   

 

 

 生徒会役員共 

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ファーストインプレッション

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女生徒が下ネタトークを自然に連呼するため、エロいとかいう以前にそれが普通のことのように思えてしまう不思議な作品。

ボケとツッコミは予想以上にキレがあるものの、なんの恥じらいもない女生徒の下ネタが中心となるためやはり素直に笑えない部分も。この作品に関しては役割が男女逆転しているものだと思い込むしかないように感じる。

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ファイナルインプレッション(2010.9.29追記)

47251265935295_r_3結局最後まで下ネタが止まることはなかった。とは言え、ここまでやってくれるともうこれがこの作品であり、これがなければ成立しないのではないかとさえ思える。

基本的な印象はファーストそのままだが、まあキャラは悪くないし(ただ顔はどれも似たりよったりだが)意外と楽しめた。これでフラグのあった会長orスズor三葉あたりと津田のマジコイイベントがあれば…とも思うが、そこまで回せる時間がないのが1クール作品の辛いところか。


   

 

 

 セキレイ~Pure Engagement~ 

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ファーストインプレッション

23461265935268_r_2前期も視聴済みで、割と好きだった作品。

バトルシーンや日常シーン、そしてたまに(というか度々w)入る萌えシーンの配分が良く、見せるところは見せるメリハリがある。また基本入浴シーンなどでは湯気がいい仕事をしているものの、アクシデントか確信犯か、湯気が仕事を忘れてしまうときがあるのも前期からお変りなく。

正直、深夜アニメなら規制にこのくらいの緩さはあってもいいんじゃないかと思う今日この頃。

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ファイナルインプレッション(2010.9.27追記)

23461265935268_r_2いや、to be continuedって普通に3期あるんだよね?これで終わりだったら最後に意味深だけを置いてったような、かなり微妙すぎる最後だったけど…。

内容に関しては良くも悪くも「セキレイ」で、1期のイメージそのままに画質はHDへ。締め以外はほのぼの日常ときどきシリアスなテンポのいい展開で、最後まで一定のテンションを維持したまま観続けることが出来た。


   

 

 

 デジモンクロスウォーズ 

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ファーストインプレッション

76551265935341_rいつからデジモンは合体ロボットアニメになってしまったのか…。

「デジモン」シリーズはアドベンチャーの最初期世代で、フロンティアまでは観ていたため久々かつHD画質のデジモン最新作に期待はしていたのだが、とりあえず第1話では完全に退化…というかお子様向け番組化してしまっており、かなり残念な印象。

販促の観点としては合体ものの方がいいのだろうが、やはりデジモンはデジモンであって欲しかった。一応過去の主役級デジモン達の存在も垣間見えるため期待するとしたらその部分だろうが、果たしてこれを何話まで見続けられるのかが問題だ。

ファイナルインプレッション(2010.9.23追記)

65101265935406_rやはり数話で視聴を断念。

どうやら自分には対象年齢が低すぎたようだ。

 

 

 伝説の勇者の伝説 

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ファーストインプレッション

47251265935295_r 伝説の勇者の存在を求める勇者の物語のようだが、笑う要素が少なくなりがちなファンタジーものにしては珍しく、初回から小気味良いボケとツッコミと個性的なヒロインのつぶやきが降り注ぐ。

基本設定はそれなりにシリアス臭が漂っているが、個人的にはこの主人公とヒロインのアホっぽいやりとりを中心とした展開を期待したい。

なお最も印象的だったセリフはこちら↓

「遅れるな、足手まといになるならサクっと逝くぞ」 by ヒロイン

 

 

 ぬらりひょんの孫 

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ファーストインプレッション

47251265935295_r_3 古いものでは「学校の怪談」や「地獄先生ぬ~べ~」、最近のものでは「犬夜叉」や「夏目友人帳」など、もはやコミックスでも定番ジャンルとなっている妖怪もの。

番宣をよく見ていたせいか作品自体よりそのBGMが印象深い第1話であったが、内容も主人公が覚醒してくれれば十分化けるポテンシャルを秘めた作品だと思う。とは言っても、1話見ただけではキャラクターの訴求力が乏しく、妖怪の魅力に欠ける印象も。

今後の展開に期待したい。

 

 

 ヘタリア Axis Powers 

Axis_powers

ファーストインプレッション

76551265935341_r …いや、意味が分からないw

どうも国を擬人化しヘタレのイタリアが主役のアニメっぽいのだが、とにかくシュールさ全開で、だからといって笑えるわけでもないため非常にどうしていいのかわからない作品。

しかも30分枠内に6話を詰め込んでいるため、気がつけば1話が終わっていて「なんだかなー」といった感じで時間だけが過ぎていく。これを30分観るのもきつかったが、6回に渡るアホみたいなやりとりと妙なテーマソングを永遠(のように)見続けた結果、即消した。

ファイナルインプレッション(2010.9.23追記)

65101265935406_r 2話目で視聴を断念。

この画質と内容で見続けろというのは正直拷問に近いものがある。

 

 

 みつどもえ 

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ファーストインプレッション

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イメージとしては「こどものじかん」の変態要素をマイナスイメージに強くした感じの作品。

特徴のある画も手伝って「可愛らしい子供たち」というよりむしろ「憎たらしいガキども」という言葉がふさわしく、素直に笑えないコメディのような感じ。予告最後の「(アニメ化することを)なぜ誰も止めなかったのだろう」が妙に響いたw

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ファイナルインプレッション(2010.10.1追記)

47251265935295_r_3思っていたよりプラスイメージのキャラ設定で、ファーストが特段酷かっただけ…というわけでもないが、いきなりアレというのがインパクトありすぎたんだと思う。ウケ狙いの笑い要素(特に自虐ネタ)を中心に、可愛らしさやツンデレな部分も垣間見れて日常コメディとしては十分及第点。

ただ今期は「生徒会役員共」と並んでオープンすぎる下ネタ連呼が目立ち、素直に笑えない部分も。目が点になるアホ顔や血走った怖顔、前歯のみの微妙な赤ちゃんテイストなども相まって、非常に好き嫌いが分かれそうな作品。


   

 

 

 まとめ 

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ファーストインプレッションまとめ

47251265935295_r_3 飛び抜けた有名所というよりは、中堅所を中心にちらほら微妙な作品という感じの2010年夏。Dもあるが、まあそれも衛生とテレ朝だけなので無難と言えば無難なところだろう。ただ明らかにC以下よりB以上が目立つため、これらが期待通りの面白い展開を見せてくれれば、意外と良作の多いシーズンになるかもしれない。

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2010年7月22日 (木)

【マッサージクッション】ATEX ルルド AX-HL148(ブラウン)

 

 前置き 

凝り性なもので、最近AV周りと一緒にPanasonic「EP-MS41」なり「EP-MS40」なりの簡易マッサージソファの購入も考えていたのだが、実際試用してみるとやはり価格なりというか、ただ痛さだけが残る印象だった。

そこで目をつけたのがこれ。存在自体は知っていたのだが「EP-MS40」に目がいっていたときには完全に度外視しており、ハンディマッサージャー「EV2710P」等あらかた検討しつくしたところでふと思い出したダークホース的存在。

1万円以下という低価格と見た目のチープさにもかかわらずファーストインプレッションは今までに体験したどれよりも上で、なにより調べてみると絶賛する声こそあれ否定的な意見はほとんで出てこない。

もうこれしかないということで、金欠気味の財布に鞭打ちポチリ。

 

 インプレ 

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商品到着。ダンボール巻きつける感じで送られてきたため、運送業者の方にはまるわかりという状態での受け取りw

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早速開梱。ブラウンの実物は置いてなかったためこれが初見だが、想像通りの濃い色でまずは一安心。

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付属品。「アダプター在中」のシールは初めて見た。

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袋から出し接写撮影。なかなかに高級感がある生地で、触り心地は良好。縫い目も丁寧で、造りに関しては問題なし。

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全体図。裏側のマッサージ部分は普通のボタン留めで値段を感じるが、ひっくり返せば見事なクッション。そこらに放り投げておいても違和感がない。

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さあ電源に繋ぐか!と思って見てみると、なにやらタグが。超簡易説明書みたいな感じだが、実際これだけ見れば大体はわかってしまうシンプルさ。電源接続部はゴムで固定されている。

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今度こそカチリ。別段取れにくいとか取れやすいと感じることもなく、良い意味で普通。

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電源ON。↑画像は2回押した時のヒーターオン状態。見た目ほど熱は持たず、ほんのり温かくなってクルクル回る。1回押しならヒーターはつかず、3回押しで電源OFF。

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カバーは取り外し可能で、洗濯も出来る。一応素の状態も撮ってみたが、やはりこれだけだと素っ気無い感じ。カバーの生地も少し付着しているが、今回は試しに取ってみただけなので特に掃除もせずカバーをかけ直した。

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最後にカバーを取った状態での電源部分。スイッチのところにはカバーとの位置合わせのためかマジックテープが貼られており、アダプター接続部分は開けてはいけない裏付ファスナー間からチョロンと出ている。

 

 総評 

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各所で言われている通り、その効果は見た目からは想像できないほど大きい。

単純な回転機構しかないはずなのにその動きは人の手を思わせるほど反機械的に感じられ、揉み玉に大小を設けていることや絶妙な速度設定がその要因だと思われる。程良い緩急とゆったりとした揉み心地はグイッグイッといった実際のマッサージの感覚に近く、イタ気持ちいいとかではない素直な気持ちよさを感じることができた。(思いっきり体重かければイタ気持ちいいレベルも可)

更に、低速ながら常にその速度を維持する馬力も特筆もの。通常モーターを低速で回そうとすると単純にパワーを弱めるため、負荷をかけた途端に止まる、あるいはより低速になるといったことがよくあるが、これは違う。ある程度重さをかけても止まるどころかほとんど同じ速度を維持し続けてくれるため、それがゆったりとしつつも十分な揉み心地を生み、ユーザー自身の、重さのかけ具合による微妙な調整をも可能としている。

ただ当然「不満なんて全くない完璧な品」というわけでもない。動作音は静かだが、ある程度体重をかけると「ペキッペキッ」と薄いプラスチック板を弾くような音がしたり、肩位置での揉み上げ時、頭の部分に硬い内部部品が当たるなど気になる部分はある。普通のクッションとしての使用にしても、突起物のある機械部が下にあるため直に座ったりは安定せず、不安も大きい。自分はこの価格、この効果を考えればそれらは微々たるものに感じたが、人によってはそうでない人もいるかもしれないので注意が必要だろう。

あまりにも安く、また「こうした製品のマッサージ機能はたいしたことがない」というこれまでの通説から「ふ~ん」程度でスルーしてしまう人が多数であろう製品ではあるが、マッサージ器を検討している方なら是非一度は試用してみて欲しいと思う。機能性こそ価格なりだが、その効果と自由度には高価なマッサージチェアでも体験できないものがある。

 

   

   

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2010年7月13日 (火)

【小説】ファイナルファンタジーXIII エピソード0 -約束-

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23461265935268_r そろそろ底値になってきたのでFFXIIIを先日購入したついでに、レビューでよく言われていた「プレイヤーの置いてけぼり感」を危惧して小説の方も買ってみた。内容は「Episode Zero」のタイトルが示す通り、ゲーム本編の前日談となっている。ちなみに仕様は325ページのハードカバーで、ブックカバーはプラスチック製。

正直始めは「ゲーム自体が3千円もしないのに、その半額近く出して補完本まで買う意味があるのだろうか?」とその存在に懐疑的だったが、なんとなく公式サイト公開の第1章を読んでみたら予想以上に面白い。普通に第2章も読みたくなったが、さすがにある程度の文量がある小説をこれ以上モニタ越しに読み続けるのはきついと思い、公式サイトの全3章+新規書き下ろし4章が追加されているということも手伝って、衝動的に買ってしまっていた。

肝心の内容だが、基本はやはり前日談で各章ごとにスポットの当てられるキャラクターが変わっていくといった感じ。よって前の章と次の章で話が繋がっておらず、前日談故に各章の終わり方もどこか歯切れが悪かったりもするが、物語のバックグラウンドや登場人物の立ち位置、関係性などは比較的明確で、最初のページで大まかな土地名、キャラクターの説明がカラー画像と共に掲載されていることもあり想像はしやすい。

ゲーム前の導入書としては非常に適切な印象で、ゲーム本編の設定云々の予備知識無しに本書を読み始めたが、特段意味もわからず進んでいくような箇所もなく、各章ごとは短いものの、思っていた以上に感情移入することが出来た。まさかこれだけでゲームはしないという人はいないだろうから、各章終わりの歯切れも悪さも「早く続きが知りたい」「ゲームをやってみたい」という方向に繋がり、結果本編を引き立てることに成功している。

詳細内容は省くが、各章ごとの展開は主役こそ違うものの、基本2人ないし複数人の人物がピックアップされて進んでいく。大体は上の表紙画像に描かれた主要な人物同士の組み合わせであり、その誰もが思いやりの感情を内に秘めていることが、物語への感情移入をしやすくしている。また各章ごとにピックアップされる人物は異なるものの、その相互関係は語られ、また微妙に登場もしてくるため、「あれはそういう理由だったのか」「この人の想いを知ってしまうと…」といった多彩な側面が徐々に見えてきて、小説ならではの魅力にも溢れている。

後半の新規書き下ろし部分は中心人物が前半に出てきた人物へと戻ってくるが、それはどこか前半よりも時が進んだというか…“何かが起こった”あとの出来事のような箇所もあり、なんとなくゲーム序盤を補完するような内容にも思える。唯一この部分が少し唐突で、疑問符の残るような印象も受けたが、その描き方は丁寧で、決して読者をないがしろにしているようなものではないため、いい意味で“含み”のある、ゲーム導入本として“あり”だと思えるものであった。

あくまで“Zero”にあたる物語なので必ずしも「買うべきだ」とは言えないが、内容の半分は無料で公開されているものなので、FFXIIIをプレイ予定の人はとりあえず1章だけでも読んでみるといいだろう。それで気になれば公開されている3章くらいは、それでも足りなければ本書を、という流れが一番自然であるようにも思える。すでにFFXIIIをプレイしてしまった人、プレイしている最中の人も、物語をより深く感じる上では十分有効なものであると感じている。

 

   

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2010年7月10日 (土)

四畳半神話大系

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 前置き 

個性的な作品が多く、自分の中ではかなり当たり外れの多いノイタミナ作品。さらい屋と共に全話観たが、どちらもファーストインプレッションは「なにこれ微妙」だった。ただこちらはやたらと印象的な作品で、観ているうちにズルズルと世界に引き込まれ、気がつけばかなり楽しみにしていたというスルメ的なアニメ。

 

 インプレ 

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まずはテーマソングだが、この時点ですでに独自路線まっしぐら。映像、音楽共に固有の世界観を形成しており、特にEDは何回も聴くことで耳から離れなくなる変な魅力がある。OPは世界観とマッチしながらも、EDと対極の、OPらしいテンポの良さがある。

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作品の構成もかなり独特で、最初の数話は「このアニメはいったい何を言いたいんだ?」と思うこと請け合い。登場人物は毎回同じ面々で構成されるが、その内容、人間関係はそれぞれ異なり、いわゆるパラレルワールド的な展開になっている。

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その中でも主人公と対をなし、基本同じ立ち位置で常に主人公を悪路へと導く親友小津。大学生活を描く作品だが、この小津がいかにして主人公“私”を人生の底辺に落としていくかが見所にもなっている。

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独特と言えば、この主人公に名前がなく終始“私”としか名乗っていないのも面白い。会話というよりナレーション的司会進行で進む物語は、夏目漱石の「こころ」ないしハルヒのキョンを彷彿とさせる。

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基本が「どんな道を選んでも結局小津と堕ちていく」というところに終着してしまう作品だが、中盤から終盤にかけてはちょっと傾向が変わってくる。あくまで「バッドエンド」かつ「1話完結型」がこの作品の土台となっているが、3人の美女に囲まれるというハーレム状態からはそれぞれの物語が微妙にリンクし始め、最終回へと繋がる。ここから「単なる無意味な学生生活」をダラダラと描いていた作品が次第に締まりを見せ始め、メリハリが生まれてくる。

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この作品では、“私”“小津”と並んで重要な立ち位置に“明石さん”という女性も存在する。モチグマンなるものへの興味とその他への無関心、そして蛾への絶対的恐怖を併せ持った少し変な知的美人であるが、いつもいつも明石さんと“私”の布石を用意しておきながらまったくかすらせもしない展開にはかなりヤキモキさせられる。

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そして気がつけば悪の大将として成り上がっていたり、また小津との立場が逆転していたり。最後は視聴者にしか認識されていなかった、これまでのパラレルワールドを主人公自身が認識するという展開へと繋がり、そこでようやく明石さんの攻略へと行き着き物語は完結へ向かう。始まりのダラダラ感に対し、終わりは驚くほど気持よく締めてくるところも、この作品ならではの変な魅力といえよう。

 

 総評 

47251265935295_r 最初にも述べたが、絵から物語から主題歌から、何もかもが独特な、非常にオリジナリティに富んだ作品。それゆえに好き嫌いが分かれそうなところでもあると共に、スルメ的なアニメでファーストインプレッションがよくわからないことから、見始めで視聴をやめてしまう人もいるように思う。

画自体は見たとおりシンプルな線に単色の組み合わせで日本画のような印象だが、アニメとしての動きにはさすがノイタミナと言えるだけのクオリティもあり、これをどう評価するかによっても作品の印象は180度変わってくるだろう。登場人物も決して「カッコいい」とか「かわいい」でもない、青年誌ライクなタッチのため、見た目の人物の良さを作品の評価に直結させるような人には向いていないかもしれない。

逆に、見た目ではない、内面的な面白さや、今まで見たことのないような奇想天外さに楽しみを見出す人ならば、この作品に惹かれる部分は多分にあると思う。私はどちらかといえば前述した見た目ありきの考えに近い気もするが、最後まで見続けたことでこの作品の良さも分かってきたので、今後この作品を見るような機会があったら、せめて半分くらいまでは見続けてみて欲しい。

またこの作品を観ていると「ここまでは…」と思う一方で、どこか共感出来る部分も多い事に気づく。時に主人公の苦悩葛藤が自身のことのようで、それに対するツッコミや自虐になぜか見てるだけの自分がダメージを受けることもしばしば。作品自体がシュールさ全開故にこの一体感がなんとも言えない空気を作り出し、まさに観る人により千差万別な感情を抱かせる作品と言えるだろう。

 

   

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2010年7月 3日 (土)

【SONY】トールボーイスピーカー SS-F6000

 

 前置き 

音周りの環境改善第3弾はフロントスピーカー。

どこにも展示していないので購入に踏み切るまでかなりかかったが、選んだのはコストパフォーマンスがかなり高いと噂のソニー製トールボーイスピーカー『SS-F6000』。

もちろん通販価格だが、驚きの4ウェイスピーカー2台1組17,600円なり。

※ケーブルはaudio-technicaのGOLDLINK Fineを使用しての評価となります。

 

 インプレ 

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まずは正面から。ちょっとテレビ周りの配線が見苦しいのでぼかし挿入w

左がサランネットありで右が取ったところ。

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左下から。パッと見の高級感はなかなかのものではないかと。

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右上から。スペック値は確認済みでも、購入したら「予想以上にデカイ」と感じる人が多いであろう存在感。

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各ユニット部。上2つが25mmのバランスドーム型トゥイーターと80mmのコーン型ミッドレンジ。下2つが160mmのコーン型ウーファー。ネットワークはシンプルなようだが、これだけついて1台1万切りは正直破格としか(ry。

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次にサランネット。1番目の正面写真でもわかるように、つけても少し中が透けて見えているほど薄い。それに加え↑のように左右に密着させないためのスペースも設けられているので、音の通しやすさは抜群。

…もしかしたら単なるコスト削減かもしれないが。

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このサランネットだが、取り付けはオーソドックスな6穴の凹凸差し込み式。ではあるものの、ちょっとした工夫が施してありスーっと挿し込め、取り外しもかなりスムーズ。だからといって取れやすいということもない。

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先程「パッと見の高級感はなかなか」と書いたが、あくまでパッと見の話。値段が値段なので当然どこかにしわ寄せがあるわけで…よく見るとこれ、木目調のカッティングシートみたいなものを貼ってあるだけだったりする。

まあ↑赤丸部分の継ぎ目とかを見なければ、かなり本物に近いダークブラウンで印象は悪くないと思う。

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ここにもコスト削減の痕跡が。トゥイーターだけは金属を使っているものの、それ以外のコーン部は余す所無くプラスチック。一応金属っぽく見せようとしてる感はあるが、さすがにちょっと安っぽさは否めない。購入前はサランネットなしでもいいかなと思ってたが、やはり隠す方向でいくことに。

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コスト削減パート3。足部だが、実はこれデカイ業務用ホッチキスの流用で、素材も何の変哲もないプラ。安定性に欠け音への影響が懸念されるため、(気休め程度かもしれないが)audio-technicaのハイブリツドインシユレーターAT6089CKを噛ましてやってある。

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最後にサランネットのロゴ。今までがYAMAHAやDENONだったので音周りにソニーロゴはちょっと違和感があったが、まあ見慣れたロゴなのですぐ慣れた。よく考えればウォークマンやらコンポやらも出してるし。

 

 総評 

16261265935206_r 商品到着直後は予想以上のデカさと、今までのスピーカーとの音傾向の違いから「やっちまったか?」とも思ったが、数日間CDやら映画やらBlu-rayやら視聴した結果、見事「買って良かった」に変わった。

音域は全体的によく出ている方だと思うが、やはり低音域が強い。だからといって低音だけが強調されているわけでもなく、全体の音に厚みを加えているような、いい意味で低音寄りな印象。

もちろん高音域も自然な範囲でよく出ており、「確かに響いているのを感じるが、変にキンキンしない」という感じ。これに比べるとDHT-M370のスピーカーは少し機械的な高音といった印象を受ける。聴くものによっては機械的なキンキンした高音が出てくれた方がいい場合もあるかもしれないが、あくまで映画やゲームといった映像ありきの視聴がメインの自分にとっては、こちらの方が良かったと思う。

また、このスピーカーの特徴として「映画などは低音の厚みが活きてきて向いているが、音楽のような繊細な音を聴くには少し無理がある」という意見をよく目にしたが、あまり耳の肥えていない自分には十分音楽用としても併用できる感じ。クラシックなどを聴く人には×かもしれないが、そもそもJポップしか聴くことがないため、ボーカルがよく聴こえズンズンとした低音が小気味いいこのスピーカーは下手なミニコンポ付属スピーカーよりよほど実用的だった。

サイズ故に置く場所と(インテリア的な)バランスという問題はあるものの、とりあえず「トールボーイが欲しい」「出来るだけ見た目堅牢なものを」という人にはぴったりな製品だと思う。分かる人が聴けばこのサイズでこの音はちょっと物足りないのかもしれないが、少なくとも同価格帯の製品と比べるならトップクラスの音質で、“このサイズならでは”という音もきちんと出してくれるので、外観に惚れた人ならまず満足できるのではないかと。

※購入後1ヶ月視聴した結果、評価をA→Sに修正しました。またそれに合わせ、総評も少し弄ってあります。

 

 

 

   

   

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