カテゴリー「Bランク」の9件の記事

2010年9月 6日 (月)

【スナック菓子】ラー油味のカラムーチョ&カールと抹茶味のパンdeショコラ 新商品3連レビュー

 

 前置き 

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普段はあまりスナック系を食べない方だが、コンビニに寄ったらちょっと気になる新商品がいくつか並んでいたので、久々に買ってみることにした。

 

 カラムーチョ 辛口ラー油MIX 

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一番最初に目についた商品。最近のラー油ブームには自分も乗っかりサラダなんかに添えたりしているため、それがカラムーチョになっているということで迷わず買い。

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袋を開けたところ。パッケージの派手さとは異なり匂いは普通のカラムーチョのようで、色はカラムーチョとすっぱムーチョの間くらい。よく嗅ぐとラー油っぽい匂いも紛れてはいるが、かなり微妙。

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実際食べても「ん?これラー油か???」といった感じで肩透かしを喰らった気分。単にノーマルカラムーチョより味と辛さが落ちただけにも感じるが、申し訳程度にラー油…というかガーリックの存在は感じた。

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76551265935341_r半分ほど食べたところで微妙すぎる味がきつくなってきたため、ネット情報を頼りに炊き込みご飯化にチャレンジ。ちょっとは変わるかと期待したがこれが大外れで、マイナスにいくらプラスをかけてもマイナスにしかならないことを実感。歯ごたえから味から、これほど米の味を殺すレシピも珍しいのではないかと。

 

 カール マイルドな辛みと深いうまみのラー油味 

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こちらもラー油版のカール。やけに気合の入った(悪く言えばムダに長い)ネーミングだが、カラムーチョの隣に鎮座していたので一緒にチョイス。

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見た目はやや黄色が強めのカール。袋を開けると「これぞカール」という匂いに混ざり、かなり存在感のあるラー油臭がする。

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47251265935295_r_3あのカール特有のやたらと歯や上顎にくっつく感は健在。味も食感や匂い同様カール感は損なわれていないものの、噛んでいるとじんわりとラー油の味と辛さが広がってくる。

微妙すぎたカラムーチョのあとだったためかなり躊躇したが、こちらは純粋に「うん、これはラー油味のカールだ」と納得の味で、パクパクと食べられた。ビールが欲しい。

 

 パンdeショコラ ノンフライ 抹茶ショコラ味 

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今回唯一の甘い系。意外な商品ということで選んだが、こうラー油ばかりだと甘いものの存在が非常にありがたく感じる。

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封を開けた瞬間広がる抹茶の香りが新鮮。予想以上に中身がスカスカだったことを抜かせばファーストインプレッションは良好。

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見た目は普通のポテチのようだが、波打つ緑のラインにどこか繊細さを感じる。

このシリーズは初で、ノンフライらしいが食感もちょっと固めのポテチに近く、かなりパリっとしている。味は匂いほど強くないものの、パリパリ噛んでいるとジワ~っと甘い抹茶の風味が口いっぱいに広がる。

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47251265935295_r_3ちらっと裏を見てみると、なんと名称がチョコレート菓子で原材料は抹茶練りこみフランスパン。ぱっと見からはとても想像できない。

よく見るとソース以外もうっすらと緑がかっており、ちゃんと練りこまれているのが分かる。ポテチにしかみえないスナック部はれっきとしたフランスパンということもあり、後味はポテチのようなしつこい感じがなくさっぱり系。とりあえず紅茶が欲しい。

 

 総評 

ラー油味は「もうこの2つで十分」という感じでクセの強い味だったが、選ぶなら断然カールをオススメする。人によってはカラムーチョもいいと思うかもしれないが、少なくとも自分には地雷以外の何ものでもなかった。

抹茶味のパンdeショコラは意外とアリな印象。ただ個人的には量が少なく、若干割高感が高い。

残念ながら「もう一度食べたい」と思うほどのものはなかったが、下2つについては万人受けしやすい味付けだと思うので、気が向いたら手を出してみてもいいかもしれない。

 

 

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2010年8月17日 (火)

【ZEPEAL】サーキュレーター DKS-20

 

 前置き 

ありえないほどのこの暑さ。エアコンはほぼ1日中つけっぱなしという状態で、電気代がここ数年で最高潮に。しかも冷え性で常に腹の調子も不安定というおまけつき。

さすがにこれはヤバイと思い、ランニングコストより目先の出費で4年間購入をためらっていた扇風機…ではなく、サーキュレーターを購入することにした。

 

 インプレ 

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購入したのはゼピールとか言う名も知らぬメーカーのサーキュレーター。購入の決め手はAmazon.co.jpの高評価と1,980円という価格だったが、価格.comには登録すらされていないというなんとも微妙な存在。化粧箱も昨今のサーキュレーターと比べて明らかな昔臭さを放っており、おそらくAmazonがなかったら見向きもされずに消えていたと思う。

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早速開梱。梱包は意外としっかりしていたが、本体を覆っていたビニールが巧みに結ばれているのにはちょっと驚いた。テープ代すら惜しかったのだろうか。

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正面から。写真だとちょっと大きく見えるかもしれないが、実際はかなりのお手頃サイズ。イメージとしてはバスケットボールの大きさに近い。

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首振りなしのシンプル構造だが、傾きは真正面~ほぼ真上にまで手動調節可能。角度はカチッと固定される部位が4ヶ所で計5パターンだが、別に固定位置でなくともある程度状態は維持してくれる。

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背面。こちらからみると球体のような感じで、ミニサイズということもあってか意外とメカメカしさがない。真ん中にあるのが風量調節ダイアルで、その上の空洞が取っ手部分。

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調節ダイアルズーム。造りはシンプルでカチッカチッと回していくだけ。つまみは大きく適度な凹凸があるため、特段回しにくいということはない。

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正面中央のメーカーロゴズーム。ここだけ軽めの光沢処理がなされており、全体がマットなプラスチックだけに良いアクセントになっている。全体的にみると、製品画像で抱いていたイメージよりは安っぽくない印象。

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最後にちょっとひっくり返してみたの図。面倒だったのか底面だけマット加工されておらず、4隅に滑り止めゴムが貼りつけてある。下中央部の穴は壁がけ用。

 

 総評 

47251265935295_r_3導入をためらっていた理由にインテリア的な問題もあったため最初はタワー型扇風機を中心に調べていたたが、それでもあまりしっくりくるものがない。かと言って手軽すぎるUSBファンだとどうしても実用性に乏しい。そんな中目に止まったのがサーキュレーターだった。

前評判通りサーキュレーターにしては静音な部類で、“弱”でクーラー併用ならほとんど気にならず、“中”だとつけていることを意識してしまうが、これも雑音でテレビの音が(ryといったこともなく実用レベルであった。ただ“強”はさすがに「これぞサーキュレーター」といった音で、よほど広い部屋でなければ使うこともないだろう。軸音や個体振動はほとんどせず、純粋に風量に即した低周波の風切り音のみといった感じ(ただ正面から上に傾けると少し軸音がしたが、まあ気にあるほどではない)。

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設置場所はクーラーの向かい側の床直起きで、クーラーの出所に当たるように向きを調節した。真上にもしてみたがこれはあまり効果が感じられず、とりあえず真上は暖房使用時にまたやってみたいと思う。

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で、結果得られた空気の循環イメージはこんな感じ↑。“弱”を常用しているがそれでも結構な風量があるため、特段寒くなりがちであったクーラー付近や床付近の冷気が上手く拡散され、今まであまり冷気が行き渡らなかった部屋の隅も涼しくなった。部屋全体になんとなく風が吹いているようにも感じられ、29℃を超えると暑くてイライラしていた自分が今では30℃でも問題ないほど(クーラーの設定は今まで+2℃)。腹の冷えもなくなってサーキュレーターの有用性を実感している。

またこのサイズならではの手軽さも予想以上に活きている。片手でひょいと持ち上げられ、格子も成人男性ならまず指が入ることもないので電源を入れたままでも気楽に移動でき、使わない時や存在を隠したい時にはさっと物陰に潜ませることも。背の低さも扇風機では不可能な下からの風を可能としており、布団やローソファユーザーの自分には嬉しいところ。

扇風機の代替にも、ということでライトユーザー層向けに首振りやリモコンを搭載したモデルも出てきているが、あくまでサーキュレーターとしての基本性能一本に絞った上で余計な静音を抑え、安価を実現している点においては理にかなった製品だと思う。「扇風機は欲しいが邪魔臭い、かといってサーキュレーターというのも…」とためらっている人も1,980円ならお試し感覚で買える金額だと思うので、気になっているのなら一度手に取ってみてはいかがだろうか。

 

   

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2010年7月29日 (木)

【Panasonic】LED電球 EVERLEDS LDA7L-A1

 

 前置き 

つい最近まで「LED電球?白熱灯で十分だし誰得だよ」とか思っていたのだが、本の日焼け対策に有効との情報を得たこと、都合上間接照明がプラズマテレビの排熱孔付近にあり熱がかなり気になっていたこと、そしてなによりこのクソ暑い中白熱灯は堪えたことから、LED電球の魅力が急上昇。急遽導入を決行した。

 

 インプレ 

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緩衝材を挟んだダンボールinダンボールの完全武装で到着。購入店は価格.com最安値のパソコン卸売りセンターさん。評価数1000超で99%は伊達じゃなく、銀行振込にもかかわらず28日深夜購入→29日到着という超スピードで送られてきた。

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自室に間接照明が3箇所あることから、今回はその分だけ購入。

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選んだのはパナソニックのEVERLEDS LDA7LA1。明るく白熱灯に近い発色と、最安2,000円を切る安さが魅力。

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仕様は消費電力6.9W、450ルーメンのE26口径電球色。ダウンライトで60形相当とのことだが、実際はそれよりやや劣る(50~55W相当?)らしい。

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LED電球本体。やはりどことなく“電球”というより“家電”的な、機械っぽさがある。

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反対側。密閉型器具対応とのことだが、電球自体が通気孔がない密閉型のためどうやって放熱しているのか気になるところ。この金属部がそのままヒートシンクのような役割をしているのだろうか。

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取り替えた白熱灯との比較。どちらも白熱灯だが、上は一般的な球形、下は少し独特なものとなっている。一概に“白熱灯”と言っても形は様々なため、下のようなものを使っている場合はLED電球に変えてもさほど違和感はないかもしれない。

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発熱も交換要因だったため、点灯1時間経ったところで実際に触って確かめてみた。白熱灯ではものの5分もすれば火傷するほどの熱さだったが、こちらでは一応触っていられるレベル。とは言え思っていたよりは熱く、50℃は超えてるんじゃないかと思う。

(2010年9月14日追記)

光源を透過する部分(画像の部分)は上記の通りだが、試しに下の方の金属部分を触ったらこちらは激熱になっていた。やはりこの金属部分がそのままヒートシンクの代わりをしているようで、周りの温度も予想よりは暑い。

さすがに白熱灯よりは体感的にも暑くはないものの、暑さ対策としてはちょっと微妙だったかなといったところ。

 

 総評 

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間接照明としての利用だったこともあり、明るさは問題なくパッと見の印象もほとんど変わらなかった。ただもともとの電球が40Wのものを使用していたため、それと比べて“あまり変わらない”というのは、やはり60Wのものよりは暗いということだろうか。

とりあえず当初の目的通り“本の日焼け=紫外線対策”と“発熱対策”は達せられ、特に支障も出なかったので概ね満足しているが、それでも電球1個に2,000円、計3個で6,000円はどうしても懐に響く。今後1/10になるランニングコストで相殺できるとは思うものの、白熱灯が1/20の100円で買える現状ではどうしても割に合うと判断するのは難しい。

我が家にはあと調光式スタンドライト用に3個、ダウンライト等通常照明用に3個は交換の余地があるため、これらはもう少し様子を見てから導入を検討したいと思う。本格的に白熱灯からLED電球へ転換させるつもりならば、せめて1,000円は切って欲しいところだ。

(2010年9月1日追記)

最終的にこのLED電球を4つ購入したが、購入から今までにうち2つがチカチカ状態(切れる直前の蛍光灯みたいに、微妙に明滅して明るさが安定しない状態)になり交換対応となった。

正直ここまで品質が安定していないものだとは思っていなかったが、交換自体はサポセンTEL→即交換という結論に→2日後には商品が着払い伝票と共に到着と、非常にスムーズに行われた。こちらからは届けられた箱の中身を不良品と交換し、入っていた伝票貼ってコンビニに持っていくだけでOK。

特に購入明細書等も求められなかった(というか、LED電球自体にメーカー保証という観念がないような)ので、同様の症状は起きているが「レシート捨てちゃったから…」と諦めてしまっていた人は、一度サポートに相談してみた方がいいように思う(ただし使っている器具が調光式だとチカチカは仕様とのこと、自分の場合は一般的なオンオフ式での使用)。

 

   

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2010年7月10日 (土)

四畳半神話大系

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 前置き 

個性的な作品が多く、自分の中ではかなり当たり外れの多いノイタミナ作品。さらい屋と共に全話観たが、どちらもファーストインプレッションは「なにこれ微妙」だった。ただこちらはやたらと印象的な作品で、観ているうちにズルズルと世界に引き込まれ、気がつけばかなり楽しみにしていたというスルメ的なアニメ。

 

 インプレ 

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まずはテーマソングだが、この時点ですでに独自路線まっしぐら。映像、音楽共に固有の世界観を形成しており、特にEDは何回も聴くことで耳から離れなくなる変な魅力がある。OPは世界観とマッチしながらも、EDと対極の、OPらしいテンポの良さがある。

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作品の構成もかなり独特で、最初の数話は「このアニメはいったい何を言いたいんだ?」と思うこと請け合い。登場人物は毎回同じ面々で構成されるが、その内容、人間関係はそれぞれ異なり、いわゆるパラレルワールド的な展開になっている。

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その中でも主人公と対をなし、基本同じ立ち位置で常に主人公を悪路へと導く親友小津。大学生活を描く作品だが、この小津がいかにして主人公“私”を人生の底辺に落としていくかが見所にもなっている。

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独特と言えば、この主人公に名前がなく終始“私”としか名乗っていないのも面白い。会話というよりナレーション的司会進行で進む物語は、夏目漱石の「こころ」ないしハルヒのキョンを彷彿とさせる。

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基本が「どんな道を選んでも結局小津と堕ちていく」というところに終着してしまう作品だが、中盤から終盤にかけてはちょっと傾向が変わってくる。あくまで「バッドエンド」かつ「1話完結型」がこの作品の土台となっているが、3人の美女に囲まれるというハーレム状態からはそれぞれの物語が微妙にリンクし始め、最終回へと繋がる。ここから「単なる無意味な学生生活」をダラダラと描いていた作品が次第に締まりを見せ始め、メリハリが生まれてくる。

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この作品では、“私”“小津”と並んで重要な立ち位置に“明石さん”という女性も存在する。モチグマンなるものへの興味とその他への無関心、そして蛾への絶対的恐怖を併せ持った少し変な知的美人であるが、いつもいつも明石さんと“私”の布石を用意しておきながらまったくかすらせもしない展開にはかなりヤキモキさせられる。

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そして気がつけば悪の大将として成り上がっていたり、また小津との立場が逆転していたり。最後は視聴者にしか認識されていなかった、これまでのパラレルワールドを主人公自身が認識するという展開へと繋がり、そこでようやく明石さんの攻略へと行き着き物語は完結へ向かう。始まりのダラダラ感に対し、終わりは驚くほど気持よく締めてくるところも、この作品ならではの変な魅力といえよう。

 

 総評 

47251265935295_r 最初にも述べたが、絵から物語から主題歌から、何もかもが独特な、非常にオリジナリティに富んだ作品。それゆえに好き嫌いが分かれそうなところでもあると共に、スルメ的なアニメでファーストインプレッションがよくわからないことから、見始めで視聴をやめてしまう人もいるように思う。

画自体は見たとおりシンプルな線に単色の組み合わせで日本画のような印象だが、アニメとしての動きにはさすがノイタミナと言えるだけのクオリティもあり、これをどう評価するかによっても作品の印象は180度変わってくるだろう。登場人物も決して「カッコいい」とか「かわいい」でもない、青年誌ライクなタッチのため、見た目の人物の良さを作品の評価に直結させるような人には向いていないかもしれない。

逆に、見た目ではない、内面的な面白さや、今まで見たことのないような奇想天外さに楽しみを見出す人ならば、この作品に惹かれる部分は多分にあると思う。私はどちらかといえば前述した見た目ありきの考えに近い気もするが、最後まで見続けたことでこの作品の良さも分かってきたので、今後この作品を見るような機会があったら、せめて半分くらいまでは見続けてみて欲しい。

またこの作品を観ていると「ここまでは…」と思う一方で、どこか共感出来る部分も多い事に気づく。時に主人公の苦悩葛藤が自身のことのようで、それに対するツッコミや自虐になぜか見てるだけの自分がダメージを受けることもしばしば。作品自体がシュールさ全開故にこの一体感がなんとも言えない空気を作り出し、まさに観る人により千差万別な感情を抱かせる作品と言えるだろう。

 

   

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2010年6月30日 (水)

【YAMAHA】センタースピーカー NS-C310

 

 前置き 

サブウーファーのYST-FSW050に続きセンタースピーカー。

こちらもヤマハを選択。

 

 インプレ 

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とりあえず設置。下の土台はDENONのDHT-M370のセンタースピーカーを流用。

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アングルを変えて。気分で敷いてみたインシュレーターはaudio-technicaのハイブリツドインシユレーター(AT6089CK)。音というよりシルバー色とべたつかないコルクが気に入り選択。

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サランネット除去。かなり独自性の高いブラウン(木)+黒(アルミ)+メタリックホワイト(アルミ)の組み合わせは好印象。横長ということもありかなりスタイリッシュ。

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一応こちらも別アングルから。

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ちなみにこのサランネットだが、パッと見穴もないためどうやって付けるのか迷いがち。じつは↑のネジみたいな部分がマグネットになっており、磁力でつける方式になっている。あまり強くくっつくわけではないので、はめ込み式より手軽に取り外しが可能。

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なんと4基も搭載されている6.5cmコーン型ウーファー。しかもアルミ。非常に珍しいが音質、デザイン共に上々。

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こちらは3cmソフトドーム型ツィーター。ウーファーとはうって変わってど真ん中に1基のため、見た目的にも数量的にも控えめな印象が強いが、変にシャリシャリしない自然な高音が出ていると思う。

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最後にサランネット中央下部に設置されたヤマハロゴ。あらためて見ると結構洒落たマークだと思ったが、ONKYOやDENONのものよりおとなしめにちょこんと付いている感じ。

 

 総評 

47251265935295_r 価格を考えると入門機と中級機の間といった感じで、スペック的にもほぼ価格通り。YST-FSW050もそうだが、ヤマハは市場の隙間を狙ったような個性的な製品が多いと思う。

音質は先にも多少触れたが、肝心の中音は十分。高音、低音も共に聞こえるが響き渡るような音ではなく、どちらかというと高音が弱め。フロントのSS-F6000と比べると、全体的にどこか硬い印象も受ける。AVアンプの自動音場補正でそれなりにはなるが、バランス面ではちょっと注意が必要かもしれない。

「最安の入門機では物足りないが、中級機以上のものは大きすぎる」「オーディオとして木目調は基本だと思うが、黒ばかりのAV周りとの調和も考えたい」そんな大衆向けの、音質に特化するよりマルチにこなすことを目標とした製品であるように感じる。

 

   

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2010年6月27日 (日)

【YAMAHA】サブウーファー YST-FSW050

 

 前置き 

今まではDENONのDHT-M370で一応満足していたのだが、Blu-rayの6.1(or 7.1)chを活かしたい、フロントハイなどを試したい、そしていい加減入門機のM370も使用3年弱を迎えたためいい加減単品アンプ+スピーカーの導入を考えたい、ということで、いろいろと音周りの環境を改善してみた。

今回はそのひとつ、サブウーファーから。

 

 インプレ 

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買ったのはヤマハのYST-FSW050。

理由はコンパクト性を第一に、デザイン、音質に関する否定的意見のなさなど。

個人的にサブウーファーなんてブーミーでなければ問題なく、そもそも部屋も8畳ほどなのでとりあえず鳴ってくれればいいといった感じ。

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正面から。とにかくスペースが無いので、(一応対応は謳っているものの)見た目は半ば無理やりといった感じで縦置きに。近づくと文字が横書きなので違和感があるが、文字サイズは小さいので意外と気にならなかったり。

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本来の底面方向。気付いた方もいるかと思うが、デフォでついている足がない。

自分も買ってみて気付いたのだが、この足はネジで固定されているだけなので簡単に取れるのである。縦置きを考えていた自分にはデザイン的にかなり助かった。

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ちなみにこれが取った足。真ん中の穴でネジ止めされていた。申し訳程度のクッションつき。

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裏。なんか左下部に凸部が見られるが、これはクルクル回らないようにネジ穴とは別の本体の凹部に入れ固定するためのもの。

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電源ランプ。実際は写真よりかなり控えめな印象で、特に眩しくてウザイということもない。

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最後に背面。底面同様金属板をネジ止めしているだけの基本平面。あまりゴツゴツしていないため、シンプルさを求める人にはいいデザイン。

 

 総評 

47251265935295_r 音量は十分、音質もクリアな低音で空気を震わしてくれ問題はなく、こちらのニーズに十分答えてくれるものだった。いざサブウーファーを捜すと小ルームには不釣合なほどデカイものしかなかったりもするが、そうした中で一定水準を満たし、尚且つ見た目的にも大きさ的にも納得のYST-FSW050はなかなか貴重な存在だと思う。

機能面ではハイカットフィルタやオートスタンバイがあるわけでもなく、ヤマハの「デジタル・サウンド・プロジェクター」シリーズがなければシステム連動端子も無駄の長物でしかないが、まあ値段も安めなので問題ないだろう。個人的には、新調したAVアンプにハイカットフィルタ(orローパスフィルタ)機能はあり、オートスタンバイも視聴にオフになるといった問題をよく聞くため、これでよかったと思っている。

AVルームのような専用空間や音響マニアには力不足だろう(というか選択肢としてあがりもしないだろう)が、一般家庭やワンルーム用途にならコンパクトで縦置き横置きと自由度が高く、インテリアにマッチしやすいデザイン性も兼ね揃えたこの機種は、十分おすすめできるものだと感じている。

 

   

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2010年2月 9日 (火)

【Panasonic】マユシェーバーキット ER-KB50P

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【製品情報】

2008/9/01発売

推定相場価格 2,000-3,000円

 

【スコア】

オススメランク

★★★☆☆ B

 

個別ランク

デザイン

★★★★☆ A

造りの良さ

★★☆☆☆ C

切れ味

★★★☆☆ B

使いやすさ

★★★☆☆ B

コストパフォーマンス

★★★★☆ A

満足度

★★★★☆ A

 

【コメント】

数少ないメンズ眉シェーバー。値段は女性ものを含めても妥当なところで、メンズ用と言うだけあって男性が持っていても変に思われないスタイリッシュなデザイン。造りはよく見ると値段相応で安っぽさは多少なりともあるが、まあ水準はクリアしている。

さて肝心の切れ味だが、コームの使用と刃先の狭さが相まって一回滑らせただけでは剃り残しが多かったものの、切れ味自体は悪くなく、剃る際に引っかかるといったことはなくスムーズに進んだ。数回に渡って試すとほぼ均一に揃い、長さもコームの提示長とほぼ同様。仕上げのコームなしダイレクト剃りは、肌を傷つけることはない程度にサクサク行えた。ちなみにコームによる長さ調節は8、6、4、2mmの4段階が用意されている。

Dscf1414_r_2 ↑8、6mm用コーム。

Dscf1416_r_2 ↑4、2mm用コーム。

Dscf1417_r_2 ↑コームなしの素の状態。

今までハサミで30分かけてチョキチョキ切り、眉抜きで仕上げていたため非常に使いやすく感じたが、それでも細かい箇所をみてみると、防水でないため水で直接洗えなかったり、電池が単4電池1本のため駆動時間が心許なかったり(公称40分)、電池交換や手入れの際スイッチが誤作動しやすかったり(つい触れてしまいがちな位置にある)と、あと少しのところで微妙に使いにくくなっている点がやや残念。まあ値段が値段だけにしかたがない部分なのかもしれない。

Dscf1412_r_2 ↑電池ボックス。

Dscf1413_r_2 ↑スイッチ。

以上、一通り気になった点などを挙げてきたが、それでも水準以上の製品であることは間違いない希少なメンズ眉シェーバー。切った後の毛が散乱しにくい使いやすいコームも付属しているため、手作業に比べるとかなり楽になり、満足度は高い。自分は最短の2mmが好みだが、まあこれでもどこかのギャルのように薄すぎて怖くなることはないレベルなので安心だ。

眉処理はしてるけど女性用ばかりでなかなか手が出しにくい、あるいは手作業にかかる時間が惜しい男性諸君。あるいは切った後の眉が散乱し困っている人、なかなか均一に揃わない人など、是非一度この製品を試してもらいたい。メンズ製品といってもシルバー調のスタイリッシュなものなので、案外女性が持っていてもおかしくない点もポイントが高いように思う。

 

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2009年3月 8日 (日)

ヒロイック・エイジ

1

【放送情報】

2007年春~夏放送 2クール全26話

DVDにて視聴

 

【テーマソング】

OP 『gravitation』 angela B

ED 『Azurite』 浦壁多恵 B

 

【スコア】

オススメランク

★★★☆☆ B

 

個別ランク

イラスト

★★★☆☆ B

キャラクター

★★★☆☆ B

ストーリー

★★★☆☆ B

オリジナリティ

★★★★☆ A

ミュージック

★★★☆☆ B

声優

★★★★☆ A

放送画質

☆☆☆☆☆ 無評価

満足度

★★★★☆ A

  

【コメント】

2

イラスト

結構個人的にはプッシュしてきた(つもりの)平井久司さんイラスト。ではあるものの、今回はかなり例外的で他作品より魅力が低下しているように感じた。全体的には平井さんらしさが確かにあるものの、とりわけ眼の描き方に今までと違った変化が見られ、これが自分の中ではマイナスファクターに。人によって考えは違うだろうが、自分としては漫画家のあだち充さんのように一貫して似た絵質を持続している点を平井さんのステータスとして見ていたので、この作品ではちょっと意外な一面を見せてもらった感じだった。まあ最も新しい担当作品『鉄のラインバレル』では絵質を戻してきているので、監督側の要望であったのかなとも思う。

3

キャラクター

もうとにかく中盤以降しょっちゅう登場してくるメレアグロス&アタランテスの陛下コンビがウザ過ぎる。他に主人公のエイジやノドスのカルキノス、メヒタカもやたらとキャラが濃く、男性陣においては結構痛い顔ぶれが多い。が、これを補うようにヒロイン役のディアネイラや他ノドスのユティ、レクティなど、女性陣においては比較的健闘している印象。

5

ストーリー

結構突飛なSFストーリーだが全体としてはそれなりにまとまっており、とりわけ展開の切り替えなどは評価できる。宇宙という壮大な規模で物語は進行していくために、種族やら技術やらの設定面で視聴者が多少置いてけぼりになっている感も受けたが、話を追っていくことである程度は理解することができた。終わり方もなかなかすっきりしていていい感じ。

4

オリジナリティ

はじめは冲方丁&平井久司(あるいはXEBEC&スターチャイルド)おなじみのロボットアクションが主体のアクションアニメかと思ったが、実際はロボットは二の次で、エヴァライクな怪物の如きノドスをアクションのメインとしつつも壮大なスケールを描いた物語。いわゆる星系間戦争を軸として人類の存在意義を終始に渡り問い続けており、その中で感情の重要性、文化の違いが与える影響の大きさ、対話と相互理解の可能性などについても説いている。そのスケールの大きさ故に少々唐突なストーリー展開になってしまっている点も否めないが、少なくとも今までに見たことのないような独自性は持っていると言えるだろう。

6  

声優

テイル&メイル(CV.田村ゆかり&釘宮理恵)やニルバール(CV.ゆかな)など脇役には有名どころがちらほら見られるものの、全体としては知名度で言えばそれほど高い声優陣ばかりと言うわけではない。ただそれでも適役が揃っているのは事実であり、特にハズレだと思われる起用もなく安定したクオリティを維持している。

7

感想・総評

『機動戦士ガンダムSEED』『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』『蒼穹のファフナー』『鉄のラインバレル』など他の平井イラストアニメと比べるとそのキャラクターを存分に活かし切れているとは言い難く、物語も賛否両論に分かれそうな印象。ただそれでも自分はそれなりに楽しめたため、このイラストが好きな人ならDVDを借りても後悔することは少ないだろう。反面、このイラストを受け付けないようであれば回避した方が無難である。

 

 

 

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2009年1月24日 (土)

【PLANEX】PCモニタ LCD-7CX

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【製品情報】

2007年10月発売

7.1インチXGA(1024×768)液晶モニタ

推定相場価格 30,000円

 

【スコア】

デザイン 4/10

サイズ 10/10

液晶性能 7/10

調節機能 7/10

入出力端子 5/10

内蔵スピーカー 6/10

発熱・静穏性 9/10

コストパフォーマンス 6/10

満足度 17/20

 

総合 71/100 B

 

【コメント】

デザイン

ぱっと見は安っぽい印象だが、造りは意外としっかりしている。裏面もほぼまっ平らとやはりデザイン性は感じにくいものの、こうしたコンパクト液晶モニタの使用用途には適しているため、実用性を重視したのだろう。“デザイン性がない”というより“シンプルさを追求したデザイン”という表現の方が適切かもしれない。

サイズ

このモニタの特徴は、なんと言っても1024×768というHDに迫る解像度を持ちながら7.1インチというサイズを実現している点にある。この条件を満たしているモニタは自分の知っている限りこの製品しか存在しなく、コンパクト液晶としては群を抜いている印象が強い。

液晶性能

まずは視野角が極端に狭く、ノングレアでないため映り込みも著しい。自分の場合はこれに加えてドット抜けも2桁に迫る勢いで存在したが、まあこれは個体差があると思うので評価対象とはしていない。他に応答性能もスペック上はあまり芳しくないが、サイズも相まってかこれに関してはスペックほどの影響は感じず、残像感は他の液晶と大差ないように思えた。

上記のデメリットが目立つものの、当然それだけメリットもある。とはいっても前述したサイズ&解像度の希少性がその大半を占めるのだが、やはり他に選択肢がないだけにこれはかなり大きいと言わざるを得ない。それに加えて発色や明るさも基本水準にはあり、サイズを考えれば十分と言えるだろう。

調節機能

一応最低限の設定は可能なOSDが搭載されているため、画面位置やコントラスト、明るさ、色温度、RGBといった一通りの調節はPCを介さずとも行える。これもこだわらなければ十分といえるレベルにはあるが、明るさをちょっと上げすぎると画面自体が見えにくくなってしまうのは残念だった。

入出力端子

一応映像入力としてはVGAに加えてRCAも搭載されているが、ぶっちゃけこの解像度を生かせるのはVGAだけということになるため、RCAはほとんどおまけのようなもの。まあ画質にこだわらなければゲーム等も出来るので、ないよりはいいのだろう。ただ自分の場合、あえてこのモニタでゲームをするときはPCに取り付けたPV4を使うようにしている。またこのモニタはスピーカーも内蔵しているため、ステレオミニジャック入力およびヘッドホン出力も備えている。

内蔵スピーカー

ひとつしか内蔵されていないためにステレオであっても合成モノラル化されてしうが、ここは素直にこのサイズを実現した上でスピーカーも内蔵してくれたことを褒めたい。用途を考えればこれでも特に問題がない場合が多く、音質においても音量upに伴う音割れ等もなく特別ひどいわけではない。ただやはり鑑賞等に耐えうるかと言われれば厳しいものがあるので、その場合は別途スピーカーを用意するかヘッドホンの使用をオススメする。

発熱・静穏性

これは非常に評価できる。近くで聞いても特に熱かったり変な音がしたりすることもなく、なんなら手に持ってポータブル感覚での使用も可能(いや、しないけどさ)。

コストパフォーマンス

単純に値段を考えれば今なら24インチのフルHDモニタが買えてしまう金額のため、あくまでニーズに合えばの話だが、それを考えれば散々述べてきた通り、この「7.1インチXGA液晶モニタが買える」というだけでも十分評価できる。なにせこれが発売する前は自作するしかなかったのだから、それを考えれば高すぎるということもないだろう。

 

…まあ本音を言うともう少し安く出来なかったのかとは思うが。

 

 

 

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