カテゴリー「放送中アニメ」の5件の記事

2010年10月 5日 (火)

放送中アニメのインプレッションレビュー(2010秋)まとめ

※今回から画質検証もこちらに統合。
順次更新中。第1話を視聴次第追記予定(2010.10.5-)
→更新待機中。今期終了時に再開予定(2010.10.21)

 

 海月姫(フジテレビ/2010.10.15-) 

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ファーストインプレッション(2010.10.21)

44371265935323_r良くも悪くも独創性の高いノイタミナ枠だけあって、作画から内容からかなり好き嫌いが分かれそうな作品。

内容は腐女子限定の寮に住んでいる主人公の日常を描き、そのジャンルは典型的な「鉄道」「武将」といったものから「ちい散歩(ポスター?)」「日本人形(和服?)」 といったものにまで及び、主人公は「クラゲ」となる。

先に述べたように非常に癖の強い作品であるため、現時点での期待度は正直微妙。ただおしゃれとは無縁、男子禁制のこの寮に召喚されてしまった美少女(♂)次第で180°面白さが変わってくる可能性も感じたため、とりあえず5話くらいまでは観てみようと思う。

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画質検証(1920x1080にリサイズ>一部クロップ>2倍に拡大@Lanczos3)

Cooltext471999778全体的には安定しているが、序盤などやたらノイジーな箇所もちらほら。ややリンギング掛かってはいるものの、それ以上にすっきりと整った線が印象的。エンコ時のリサイズ推奨解像度は1280x720-1440x1080。

 

 

 探偵オペラ ミルキィホームズ 

 (TOKYO MX/2010.10.7-) 

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ファーストインプレッション(2010.10.19)

47251265935295_r_3女児向けベースの作品をやや深夜補正したような内容で、探偵学院の少女たちが特殊能力を駆使し怪盗と戦う魔法少女的な印象を受けたが、初回前半部分だけで肝心の特殊能力が消滅。単なるダメダメ集団と化してしまった。

視聴者には敵の正体まるわかりのスタンスを取っているので真実を追求していく“探偵モノ”としては期待しない方がいいが、今までの優遇が一変してしまうという状況はコメディの土台としてなら申し分ない。早くも能力回復の兆しがあったのですぐにバトルモノに戻るのか、はたまた当分はコメディ路線で行くのかは微妙なところだが、個人的には後者であって欲しいところ。

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画質検証(1920x1080にリサイズ>一部クロップ>2倍に拡大@Lanczos3)

Cooltext471999778線が不安定でノイズも目立つクッキリ画質。コントラストはそこそこ高いので、場面によってはトップクラスの画質に見えることも少なくない。エンコ時のリサイズ推奨解像度は1280x720-1440x810。

 

 

 咎狗の血(TBS/2010.10.9-) 

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ファーストインプレッション(2010.10.19)

47251265935295_r_3ギャグのない真面目なバトルモノ。

舞台は戦後の廃れた世界で、ストリートファイト最強の座にいた主人公が殺戮ゲームへの強制参加を強いられる。よくある特殊技能任せの展開ではなく、基本は格闘スタイル。斜めカットを多用した大胆な構図や、ストリートファイトと殺し合いの差を思い知る主人公の描写は良かったが、如何せん真面目すぎてやや疲れる印象。

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画質検証(1920x1080にリサイズ>一部クロップ>2倍に拡大@Lanczos3)

Cooltext471999801安定はしているものの、ソフトで薄めの線。コントラスト感も低めだが、これは退廃的な色調が中心の世界観からくるものかもしれない。エンコ時のリサイズ推奨解像度は1280x720-1440x810。

 

 

 FORTUNE ARTERIAL 赤い約束 

          (テレビ東京/2010.10.9-) 

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ファーストインプレッション(2010.10.18)

47251265935295_r_3ファンタジックなタイトルロゴに怪しげな吸血鬼というフラグを残しつつも、割と普通に学園コメディで終始した第1話。吸血鬼モノなら前期から続いている「屍鬼」と若干被る気もするが、向こうはすでに独自のシリアス路線を突き進んでいるのであまり気にする必要もないかな。

外見と年齢が一致しない幼馴染み姉妹や早速できた気さくな友人、そして挙動不審な初恋副会長(吸血鬼?)と日常部分の構成要員は文句なし。あとは上記闇の部分をいかにバランスよく織り交ぜられるかで、この作品の善し悪しが決まってくるように思う。

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画質検証(1920x1080にリサイズ>一部クロップ>2倍に拡大@Lanczos3)

Cooltext471999778輪郭強調気味のシャープな線でリンギングも普通に出ているが、線自体は荒れていないため比較的綺麗に見えるHD画質。コントラスト感も良好で、凝視さえしなければ不満点は少ない。エンコ時のリサイズ推奨解像度は1280x720-1440x1080。

 

 

 とある魔術の禁書目録Ⅱ(TOKYO MX/2010.10.9-) 

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ファーストインプレッション(2010.10.17)

16261265935206_r上条さんの代名詞「不幸だ」も健在なインデックス2期。とは言え、間に外伝「とある科学の超電磁砲」を挟んでいるため感覚としては3期に近い。

電磁砲が直前にあったこともあり「とある」シリーズの脳内魅力は学園都市女性陣にシフトしつつあるが、そこはやはり本家。しっかり第1話から(ツン)デレ全開の御坂を持ってくるなど抜かりはなかった。内容も初回からなかなか濃く、それでいて起承転結を1話以内でまとめきり次回へと繋げている。知名度・期待度共に文句なく、今期唯一のファーストインプレッションSランク作品。

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画質検証(1920x1080にリサイズ>一部クロップ>2倍に拡大@Lanczos3)

Cooltext471999817もはや「とある」シリーズの伝統にもなりつつあるが、画質に関しては相変わらず微妙なHD。薄くボケた線の上にコントラストは低めで、安定感も高いとは言えない。エンコ時のリサイズ推奨解像度は1280x720。

 

 

 ヨスガノソラ(TOKYO MX/2010.10.8-) 

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ファーストインプレッション(2010.10.17)

23461265935268_r_2ゆったりと流れていく感じの田舎暮らし学園モノ。

テーマソングからBGM、画調とすべてに統一感があるため、この作品の方向性というものがしっかりと感じられる。一方そうした空気感とは裏腹に、「明るくもどこか闇があるような主人公」「禁断の愛を奮起させる妹」そして「主人公へ好意を寄せる多くの女生徒達」など、奥深さも感じられ今後の展開が楽しみな作品。

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画質検証(1920x1080にリサイズ>一部クロップ>2倍に拡大@Lanczos3)

Cooltext471999801安定感の高いHD画質。はっきりくっきりといった画ではないが、ある程度のクオリティを維持しつつ劣化を最小限に抑えている。エンコ時のリサイズ推奨解像度は1280x720-1440x810。

 

 

 えむえむっ!(TOKYO MX/2010.10.7-) 

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ファーストインプレッション(2010.10.17)

23461265935268_r_2ただのMではないドM=えむえむ?な男が、これまたドSな先輩(♀)に調教されていく過程を描く学園コメディ。

最初この先輩が「神様」とか言い出したときはハルヒライクな、ちょっと斜め上をいく作品なのかとも思ったが、特にそんなことはなく。どうやら自分=神様=(Sだから)おまえより立場が上という図式を言いたかっただけのよう。

ツンデレ属性も兼ね揃えた典型的なキャラ&設定ではあるが、それ故にヒロインとしての安定感も抜群で、M男はM男で他に類を見ないほどのドMっぷり。これが前者のスパイス的な役割を果たし、結果として“この作品ならでは”という空気を作ることには成功しているため、王道を進みつつも他に埋もれない土壌を築いていって欲しい。

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画質検証(1920x1080にリサイズ>一部クロップ>2倍に拡大@Lanczos3)

Cooltext471999801挟範囲ながらも、HDにしては強めのリンギングが輪郭線に常駐している画。その分精細感はあり(このレベルでは)モスキートノイズも少ない方だが、輪郭強調気味の粗い線になってしまっている。エンコ時のリサイズ推奨解像度は1280x720-1440x810。

 

 

 そらのおとしものf(TOKYO MX/2010.10.6-) 

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ファーストインプレッション(2010.10.14)

47251265935295_r_3雰囲気は前期と変わらず。引き続きいつものメンバー&最後にニュー天使が降臨したが、予告が「驚愕!天使は馬鹿(と書いて“キョニュウ”と読む)だった!!」ということでニンフと同じ道を辿りそうな予感。

好きな作品の一つではあるが、ちょっと二頭身化が多すぎるのがネックになっていたので、今期ではもう少しリアルな描写も多くしてもらいたい。

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画質検証(1920x1080にリサイズ>一部クロップ>2倍に拡大@Lanczos3)

Cooltext471999778コントラストが高くメリハリのあるHD画質だが、動きのあるシーンはもちろん動きの少ないシーンでもジャギ含めノイズが目立つ。エンコ時のリサイズ推奨解像度は1280x720-1440x1080。

 

 

 それでも町は廻っている(TBS/2010.10.8-) 

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ファーストインプレッション(2010.10.13)

44371265935323_r微妙な顔に声のミスマッチ、そしてED等々色々酷いが、個人的には演出やら設定やらが妙に「夏のあらし!」と被っているのが一番気になった…名前も嵐山さんだし。

さすがに偶然だと思うが、それでも好きな作品だけにあまりいいイメージは持てず、ジャンルも日常モノとしては下手なギャグに走り過ぎ、かと言ってギャグアニメとしても非常に中途半端な印象。所々に入る小動物による一言も、可愛らしいと思う反面「ひだまりスケッチ」のうめ先生ライクな、どこか「便乗しました」的なものを感じる。

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画質検証(1920x1080にリサイズ>一部クロップ>2倍に拡大@Lanczos3)

Cooltext471999801コントラストはそれほど高くないものの、線はしっかりと黒いHD画質。太めだがくっきりした線で、ややリンギング掛かっている。エンコ時のリサイズ推奨解像度は1280x720-1440x810。

 

 

 神のみぞ知るセカイ(テレビ東京/2010.10.7-) 

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ファーストインプレッション(2010.10.12)

23461265935268_r_2「リアルなんてクソゲーだ」が印象的だった、微妙にイケメンなオタメガロマンチック。清々しいほどのオープンオタで基本二次元こそ正義の主人公だが、「指定されたリアル女を落とさなければ首がもげる」という試練を前に、ゲームの知識を総動員して挑んでいく。

この流れからすると1話につき1人ずつ落としていくのかなと思うが、初回に限れば導入~攻略Finまで突っ走った割にはまとまっていた印象。最終的に落とした女はその過程を忘れ去るため、「都合がいいと思いつつもどこかもどかしい」といったような心理描写を、上手く魅力に繋げていって欲しい。

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画質検証(1920x1080にリサイズ>一部クロップ>2倍に拡大@Lanczos3)

Cooltext471999801イカ娘に類似した画だが、こちらの方が微妙に不安定で線は薄め。エンコ時のリサイズ推奨解像度は1280x720-1440x810。

 

 

 もっとTo LOVEる(TOKYO MX/2010.10.6-) 

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ファーストインプレッション(2010.10.10)

47251265935295_r_3どこか前期とは違った作品になっていた第2期。アニメしか見ていないと「お前誰よ?」といったキャラクターが普通に存在しており、(もともとそっち系の作品とは言え)あまりに萌えやエロに頼りすぎで、結果アニメとしての“動き”や“描き込み”といった部分が残念なことになってしまっている。

正直もう「同ブランドの別商品」みたいな印象さえ受けるが、キャラクターや「To LOVEる」という作品自体の魅力が強いため、期待度はそれなりに高い。この際前期のことは忘れて観るつもりだが、せめて増えている同居人の説明くらいは欲しいところ。

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画質検証(1920x1080にリサイズ>一部クロップ>2倍に拡大@Lanczos3)

Cooltext471999778非常に精細なHD画質。全体を見るとコントラストも高そうだが、そもそもの色使いが淡い系中心のために実感はしにくい。エンコ時のリサイズ推奨解像度は1280x720-1440x1080。

 

 

 バクマン。(NHK教育/2010.10.2-) 

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ファーストインプレッション(2010.10.10)

23461265935268_r_2「デスノート」の小畑健&大場つぐみタッグが送る目指せ漫画家物語。

「原作者と絵師が別」という、現実と漫画内がどこかリンクした設定が面白く、前作「デスノート」とは売って変わって親しみやすい印象を受ける。残念なのは、どこか“小畑健らしさ”というか、この人ならではの魅力ある画ではなくなってしまっている点。そういう意味では、「デスノート」は割と忠実に再現していたように思う。

この製作陣だけでも十分期待させられるが、コンセプトもありそうでなかったものなので今後の展開が非常に楽しみな本作。今なお連載中の作品をどうまとめ上げるのかにも注目したい。

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画質検証(1920x1080にリサイズ>一部クロップ>2倍に拡大@Lanczos3)

Cooltext471999801すべてにおいて標準ど真ん中のHD画質。この圧縮ノイズと画質の絶妙なバランスは実にNHK-Eらしい。エンコ時のリサイズ推奨解像度は1280x720-1440x810。

 

 

 百花繚乱 サムライガールズ(TOKYO MX/2010.10.6-) 

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ファーストインプレッション(2010.10.9)

47251265935295_r_3いきなりのキスシーンからそこに至るまでの経緯へと続くが、肝心の「なぜこうなった」が描かれていないので結局?状態で終わった第1話。舞台は江戸で、登場人物も今流行の“全く別人の名だけ名将”だが、なぜかデジカメやら体操服やらも存在する。

内容に関してはまだ不透明な部分も多いが、水墨画を意識した画風と墨を使った演出効果は斬新さが感じられ○。問題はこの“墨”が良くも悪くも活躍し過ぎな点にあり、演出としての側面以上に、R18な部分を隠すための規制手段的な側面が強い。

過度な規制による作品自体の魅力低下だけは勘弁。

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画質検証(1920x1080にリサイズ>一部クロップ>2倍に拡大@Lanczos3)

※tvkのみ映像部分をクロップ>1920x1080にリサイズ>一部クロップ>2倍に拡大@Lanczos3

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最近では特に珍しいパターンで、放送局によりHD+~SDup-にまで画質が分かれた。自分の記憶している限り、ここまで差が出たのは「狼と香辛料」第1期以来のこと。

TOKYO MXがHDの中でも上位に位置する(ただし圧縮劣化もやや目につく)画質であったのに対し、テレ玉はリンギングが目立つもややボケた標準的なSDアプコン画質、tvkにおいてはまさかの超額縁ボケボケリンギング画質であった。

エンコ時のリサイズ推奨解像度は、TOKYO MXが1440x810-1440x1080。それ以外のSDアプコン画質局は、960x540-1280x720。

 

 

 荒川アンダー ザ ブリッジX2(ブリッジ×ブリッジ) 

                                             (テレビ東京/2010.10.4-) 

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ファーストインプレッション(2010.10.9)

23461265935268_r_2前期そのままの荒川で、おさらい的に一通りの主要メンバー+αは出してきた。その分初回はリクとニノ以外村長含め脇役気味で、唯一星だけがトップギア。ステラやマリアも軽めの毒舌で終わった。

30分枠に6話~9話ほどを詰め込むスタンスも同様で、面白さの差異こそあれ濃縮されたショートギャグが次々と繰り出される様は「これぞ荒川」と言えるテンポの良さ。出だしと締めに持ってきたニノの金星人フラグが、今後どう繋がっていくのかに期待したい。

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画質検証(1920x1080にリサイズ>一部クロップ>2倍に拡大@Lanczos3)

Cooltext471999907典型的なHD制作→SD縮小を経たSDアプコン画質。特徴は精細な線と盛大なリンギングで、視聴時は近くで見るとときつい反面、それなりに離れればorエンコ時に少し補正すればHDライクな画が得られやすい。

エンコ時のリサイズ推奨解像度は1280x720。上記補正で使用したAviUtlフィルタは、非線形処理な先鋭化と前置きフィルタ、間に軽めにNL-Means。

 

 

 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 

      (TOKYO MX/2010.10.3-) 

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ファーストインプレッション(2010.10.8)

23461265935268_r_2夢オチスタート&まさかの腐女子アニメ。タイトルだけ見るとヘタレ兄貴が真っ当な妹に(ryという展開を考えるのが普通だと思うが、こちらは極々普通の兄貴+重度のオタク妹の組み合わせ。

あくまで“裏の顔”ではあるが、妹がエロゲの魅力を力説する姿はまるで前クール「生徒会役員共」の如く。最近は痴女や腐女子をプラスファクターと考え、オープンにする傾向でもあるのだろうか。妹に無理やりエロゲをプレイさせられる兄の図はなかなかにシュールであった。

とは言え「表向きはバレないように」という“女の子らしさ”はあり、加えて典型的な嫌兄ツンデレタイプでもあるためキャラクターとしての魅力は高く、脳内ツッコミ担当の兄貴もキョン(byハルヒ)ライクな、いい味が出ている。今後この兄妹関係がどう変化していくのか楽しみな作品。

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画質検証(1920x1080にリサイズ>一部クロップ>2倍に拡大@Lanczos3)

Cooltext471999801やや太いながらはっきりめの線で、安定したHD画質。コントラスト感もよく、全体としては水準+αでバランスが取れている。エンコ時のリサイズ推奨解像度は1280x720-1440x810。

 

 

 テガミバチ REVERSE(テレビ東京/2010.10.3-) 

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ファーストインプレッション(2010.10.7)

23461265935268_r_22クールぶりだが、その間再放送もあり“2期目”というよりそのまま放送が続いているような感覚を覚える。内容も、1期目を知っている人なら余分な回想もなくスッと入れる反面、知らない人は???状態になること請け合い。

1期目が盛り上がった終わり方だったためそのままのハイテンションで始まるが、後半はいつものゆったりとしたペースに。今後はどうしても対ゴーシュ視点がメインとなってしまうだろうが、ニッチやシルベットとのやりとりも忘れずに描いていって欲しい。

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画質検証(1920x1080にリサイズ>一部クロップ>2倍に拡大@Lanczos3)

Cooltext471999817太めのややボケた線で、コントラストも標準やや下。カメラを引いたシーンなど一部にアプコンかと思うような画もあるが、全体や縁の処理を見る限りHD画質であることは間違いなさそう。エンコ時のリサイズ推奨解像度は1280x720。

 

 

 スーパーロボット大戦OG‐ジ・インスペクター- 

            (TOKYO MX/2010.10.3-) 

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ファーストインプレッション(2010.10.6)

47251265935295_r_3…エヴァ?(※右上)とかいうのはとりあえず置いとくとして、深夜アニメとしては珍しくひたすらバトルの正統派ロボットアニメ。自身の中では「スパロボ=2等身」というイメージが強かったためSDガンダムライクなものを想像していたのだが、ちゃんと等身大で真面目な内容だった。

ただOPに影山ヒロノブを使っていたり、セリフやノリがやや古臭かったりと、画意外は一昔前のアニメを見ているような感覚も。EDだけは(なぜか)徹底して萌えに走っていたので、本編にも多少はそうした緩さが欲しい。

ファイナルインプレッション(2010.12.4)

65101265935406_rファーストの期待度は比較的高めであったが、第8話にして視聴断念。アニメとしてのクオリティ云々の前に展開がついていけなかった。

スパロボだけあってやたら熱いシーンが多いが、いきなり過ぎる展開に説明なしの専門用語連発、おまけにキャラクター、ロボットが次から次へ出てくるため状況理解や感情移入が追いつかず、結果“熱い”というより開発陣の自己満足を冷ややかに見つめている気分だった。

おそらく元ネタがわかればそれなりに見れるものだと思うが、少なくとも予備知識ゼロの状態から見続けるには辛い作品。

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画質検証(1920x1080にリサイズ>一部クロップ>2倍に拡大@Lanczos3)

Cooltext471999778精細感がある濃い線で、全体のコントラストも高め。静止状態ではかなり理想に近いが、その分動きのあるシーンでは線の揺らぎやモスキートノイズも見られる。エンコ時のリサイズ推奨解像度は1280x720-1440x1080。

 

 

 おとめ妖怪 ざくろ(テレビ東京/2010.10.5-) 

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ファーストインプレッション(2010.10.6)

23461265935268_r_2半妖少女と嫌妖軍人の時代劇風ラブコメ…だと思う。シリアスかつツンデレ志向かと思いきや、かなりほんわかした雰囲気の妖怪人間フレンドリーな物語。妖怪と軍人の共同生活というよりむしろ学生同士の寮生活に近く、いきなりフラグも立ちまくり。

一応序盤と終盤には真面目なバトル要素もあったが、初回を見る限りではあくまでおまけのような、「基本ラブコメときどきバトル」的な印象。メリハリをつけるためにも、ある程度はシリアス&バトルな展開も期待したい。

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画質検証(1920x1080にリサイズ>一部クロップ>2倍に拡大@Lanczos3)

Cooltext471999801コントラスト感が低めで黒の締まりには欠けるが、線の細いスッキリとしたHD画質。傾向は異なるが下記イカ娘同様安定性は高い。エンコ時のリサイズ推奨解像度は1280x720-1440x810。

 

 

 STAR DRIVER 輝きのタクト(TBS/2010.10.3-) 

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ファーストインプレッション(2010.10.5)

44371265935323_rエウレカやザムド、ハガレンでお馴染みのBONESアニメ、ということで期待していたのだが、今回はどこか毛色が違うようで。リアルで開いた口が塞がらなく、視聴中は苦笑いが耐えなかった。

序盤こそそれなりにワクワクしながら観ていたものの、徐々に萎んできたテンションがBパート開始と共に回復、そしてEDにかけて急降下。1話ながらに非常に浮き沈みの激しい展開で(別の意味で)ハラハラさせられたが、「銀河美少年(`・ω・´)キリッ」とかいうセリフにとどめをさされた。

今後の展開や評価がまったく読めない作品ではあるが、この流れが続くようだとちょっときついかもしれない。

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画質検証(1920x1080にリサイズ>一部クロップ>2倍に拡大@Lanczos3)

Cooltext471999817ややボケた感があり、あまり安定しない線のHD画質。場面によって締まっているところや掠れ気味なところも存在するが、概ねこんな感じでコントラストは普通。エンコ時のリサイズ推奨解像度は1280x720。

 

 

 侵略!イカ娘(テレビ東京/2010.10.5-) 

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ファーストインプレッション(2010.10.5)

23461265935268_r_2タイトルの時点で相当インパクトが強かったが、内容もそれに違わず。ただ思っていたよりは普通(ただし語尾は除く)で、雰囲気としては美少女版ケロロに近い。

基本はイカ娘がイジられる様を楽しむ30分枠3話構成の日常コメディで、イカ娘以外の海の家住人にもなかなか濃いキャラが揃っているため、初回ながらその魅力を遺憾なく発揮してくれていた。今後も姉の活躍に期待。

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画質検証(1920x1080にリサイズ>一部クロップ>2倍に拡大@Lanczos3)

Cooltext471999801安定した素直なHD画質で、いかにもテレ東アニメらしい線。HDとしては標準やや上の精細感だが、コントラストが高く破綻も少ないため安心して見ていられる。エンコ時のリサイズ推奨解像度は1280x720-1440x810。

 

 

 星空キセキ(BS11/2010.10.1) 

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インプレッション(2010.10.5)

76551265935341_r 2006年からYahoo!動画で配信してたらしい30分枠全1話の超短編アニメがBS11にて初放送。

ネット配信と言っても昨今これほど低クオリティなアニメは珍しいんじゃないかと思う出来で、幻想的な世界観を出そうとしている感はあるものの、微妙な画に見栄えのしない演出、そして何よりあまりの時間の無さに、視聴者を置き去りにしてしまっている。

どちらかというと同人アニメを見ているような印象で、時間さえあればもう少しマシになったかもしれないが、少なくともこれに時間や金をかける要素は見つからない。

 

 

 評価対象外(未視聴確定)番組一覧 

通常放送番組

「バトルスピリッツ ブレイヴ」
「ポケットモンスター ベストウイッシュ」
「パンティ&ストッキングwithガーターベルト」
「薄桜鬼 碧血録」
「夢色パティシエールSP(スペシャル)プロフェッショナル」
「ひつじのショーン」
「心霊探偵 八雲」
「宮西達也劇場 おまえうまそうだな」
「食パンミミー」
「ロビンくんと100人のお友達」

放送地域外番組

「たちゅまる劇場」

有料放送限定番組

「ヘタリア Axis Powers 第4期」
「アイアンマン」
「カルルとふしぎな塔」
「一期一会~キミノコトバ~」

ネット配信限定番組

 

 

 

 まとめ 

※「星空キセキ」のみ1話完結のため評価から除外し、「百花繚乱 サムライガールズ」はHD+として評価。また明らかな子供向け、フラッシュ、フルCG、続編で前期未視聴なものなどは、基本視聴していないので評価対象外とする。詳細は上記「評価対象外(未視聴確定)番組一覧」参照。

 

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ファーストインプレッションまとめ(2010.10.21)

47251265935295_r_3[平均値3.4=B+]

Sは例外として、綺麗にAからCへの右下がり。優れている作品がより多く見られ、Cの2作品も“良くない”というよりは“評価保留状態”に近い。無難な印象が強かった前期に対し今期は期待できるものが多く、今後が非常に楽しみな2010秋。

 

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画質検証まとめ(2010.10.21)

[平均値5.1=HD]

HD放送がほとんどを占めた今期。平均もHD+寄りであり、SDアプコンはわずか1作品に留まる。HD画質の中では、平均的なHDがトップ。次点が高品質なHD+で、最も少ないのが低品質なHD-となり、画質でもファーストインプレッション同様優秀なものが多かった。

 

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2010年7月23日 (金)

放送中アニメのインプレッションレビュー(2009冬)まとめ

CLANNAD ~AFTER STORY~(2クール、第2期)

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【Before】

第1期『CLANNAD -クラナド-』

2007年秋放送 2クール全22話+番外編1話

TBS SDアプコン(4:3)

BS-i SDアプコン(16:9)

【第12話までのインプレッション】

OP A  ED B  BS-i放送画質 C  期待度 A

1期とはキャラの絵質が変わっており、原作から若干遠のいた感じ。途中から学生ではなくなるため、1期で中心だった学園ラブコメ的なコメディ要素は減少し、代わりにシリアスな要素が強調されてきている。おそらく(というか確実?)後半は渚ED一本になっていくのだろう。

 

アキカン!

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【第4話までのインプレッション】

OP C  ED D  BS11放送画質 B-  期待度 C

画質からイラスト、キャラクターまでことごとく中途半端な印象だが、中でも特徴的なのがなんともいえないハチャメチャストーリー。缶が女の子になって戦闘勃発?突っ込みどころが満載だ。一応ここまでは不思議系ラブコメ路線を爆走中だが、今後はバトル展開も増えていくのだろうか?まったく予想のつかない作品である。

 

黒執事(2クール)

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【第15話までのインプレッション】

OP B  ED C  TBS放送画質 S  期待度 B

画質、イラスト共にクオリティが高い。基本はシリアス路線だが、要所要所で笑いを入れてくる感じが好印象。未だに謎が多いセバスチャンが笑いの核となっているため、今後謎が解かれていく場合はシリアス一本になっていくのかどうかが気になるところ。

 

鉄のラインバレル(2クール)

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【第16話までのインプレッション】

OP A  ED B  TBS放送画質 S  期待度 A

ガンダムSEEDでおなじみとなった平井久司さんがキャラクターデザインを務める。この人のデザインは(特にSEEDのせいで)賛否両論ありそうだが、自分はかなり好みの画なのでそれだけで前評価は高かった。話は結構無茶な流れが多いものの、ロボットアニメ好きということもあり結構楽しめている。しかしどうもこの主人公が好きになれないのは、やはりご都合主義が多分に働いているからなのだろう。今後の展開としては、(これまた恐ろしいほどのご都合主義により)復活した矢島が味方となるのか、それとも敵となってしまうのかが気になるところ。

 

VIPER’S CREED

Vipers

【第3話までのインプレッション】

OP B  ED C  BS11放送画質 S  期待度 B

主役の一人らしき美人オペレーターがしょっぱなからかわいそ過ぎる…のはまあいいとして、作画は結構いい線をいっているものの、物語の中心となっているメカが中途半端すぎてアクションに魅力を感じにくい。今後もこのメカによる戦闘が中心になってくるのか、はたまたサイキ&サクラコ&ハルキを中心とした人間ドラマが中心になってくるのか、それによって評価が大分変わってきそうな作品。個人的には後者であって欲しいが、タイトルや話の流れから前者になる可能性の方が大きいかもしれない。

 

RIDEBACK

Rideback

【第3話までのインプレッション】

OP A  ED B  テレ玉放送画質 S  期待度 A

非常に独創的な作品。ただの一般人だった主人公がロボットに乗ったら初心者とは思えない動きを見せた――というのは案外よくある展開だが、それを大学に入ってきたばかりの元舞台女優にやらせるというのはかなりインパクトがあった。またここでいうロボットにあたるものもかなり独特で、はっきりいってバイクに手が生えただけにすぎない…はずなのだが、この元舞台女優という主人公との組み合わせの影響か、自分にはかなり魅力的に見えた。おそらく今後はこの主人公のすごさを強調していく形で挫折などの課題が盛り込まれていくのだろうが、大学という舞台ならではのキャンパスライフにも期待したい。

 

みなみけ おかえり(第3期)

Minamike

【Before】

第1期『みなみけ』

2007年秋放送 1クール全13話

第2期『みなみけ~おかわり~』

2008年冬放送 1クール全13話

(第1期、第2期共通)テレビ東京 SDアプコン

【第4話までのインプレッション】

OP B  ED B  テレビ東京放送画質 B  期待度 B

とにかくクールごとに絵質を変えてくるこのアニメ。制作会社が変わっているようなので当然のことではあるのだが、クールを重ねるごとに劣化していってるように感じるのは自分の思い過ごしだろうか。今期は制作会社こそ前期と同じものの、絵的には第1期を意識している印象が強く、それが逆に裏目に出てしまっているように感じられる。また今期はOPとEDの配置も独特で、“Aパート→OP→Bパート→ED→Cパート→次回予告”という構成になっている。のだが、これもメリットとなっているのかと言われればそうでもなく、むしろOPとEDの感覚が狭くなったことで体感的には本編自体が短くなってしまったようにも感じられ、デメリットしかないような印象。内容自体は今までの“みなみけ”であるものの、表現力がその魅力を倍にも半分にもするのがアニメであるだけに、今回も微妙な評価になりそうな予感が否めない。

 

スキップ・ビート!(2クール)

Skip

【第16話までのインプレッション】

OP A  ED A  テレビ東京放送画質 A  期待度 A

主人公のフラれた前と後における容姿の豹変ぶりと内面の不変部分(プラス面)とのバランスが良く取れており、主人公の魅力へとつながっている。こちらも『RIDEBACK』のような“ただの一般人だった主人公が才能に目覚める”系の内容なのだが、もしかしたら自分はこういった展開が好きなのかな?毎回毎回主人公が開花していく様が楽しみでしょうがない。最近は大先輩敦賀蓮への恋模様がちらつきがちなので、今後は主人公の成長に伴う恋愛関係の発展、および元彼参入による三角関係の発生などが予想される。

 

ONE OUTS -ワンナウツ-(2クール)

Oneouts

【第16話までのインプレッション】

OP B  ED B  日テレ放送画質 S  期待度 A

持ち球はストレートしかないものの、『おおきく振りかぶって』ライクな低速球を補う抜群の制球力が持つすごさと『カイジ』ライクな心理戦を併せ持った作品。とりわけ心理的側面での勝負では「野球でここまでの駆け引きができたのか」と感心するほどの内容が繰り広げられ、それがそのままこの作品の魅力へとつながっている。ただ未だ心理面でも成績面でも負け知らずの主人公なだけに、今後は何かしらのピンチを経験することになるのかもしれない――が、現段階の流れから推測するに、それはもう少し後の話になりそう。

 

機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン(2クール、第2期)

Gundam

【Before】

第1期『機動戦士ガンダム00 ファーストシーズン』

2007年秋放送 2クール全25話

TBS HD製作、放送

【第16話までのインプレッション】

(1クール)OP A  ED A

(2クール)OP A  ED B  TBS放送画質 S  期待度 A

第1期は物語背景を理解するまでの前半部分がやや微妙な印象だったものの、ある程度理解できて登場人物たちに感情移入できるようになってから(とりわけトリニティ出現以降)は現在の第2期に至るまで期待度は右肩上がりに上昇している。ただ“ガンダム”という作品として見た場合、賛否両論が出そうな作品であることは否めないだろう。これはとりわけSEEDの頃から言われてきたことだが、20世紀のガンダム作品と比べるとどうにもその方向性というか毛色が明らかに異なってきているように感じられるためだと思う。とはいえ自分の場合は最初に見た(であろう)ガンダム作品こそGやWだったものの、本格的にハマったのはSEEDからであり、そこから遡及する形で全シリーズを鑑賞するに至ったいちガンダムファンであるため、SEEDも00も十分次世代“ガンダム”として認知できている。これに関しては主観的な問題であるためどうしようもないのだが、純粋に作品を楽しむ意味でも、あまり“ガンダム”という単語にこだわりすぎない方がいいのかもしれない。

前置きが長くなったが、今後の展開としてはマリナたちの歌がもたらす刹那の復讐心への影響、沙慈とルイスのすれ違いがもたらす結果、ヴェーダの真相とイオリアの思惑など、これまでの過程で提示されてきた疑問を解消していく形で終盤へと進んでいくことが予想される。また第1期OPから示唆されてきた刹那とマリアの関係についても、(この流れを見る限り恋愛感情にまで発展することは難しそうではあるものの)最終的にどうなるのか非常に楽しみな部分である。

 

ミチコとハッチン(2クール)

Michiko

【第8話までのインプレッション】

OP C  ED B  BSフジ放送画質 S  期待度 B

海外アニメを彷彿とさせるようなタッチの絵。あまり“かわいい”とか“かっこいい”とかいうキャラはいないものの、独自の世界観を形成しているためこれはこれでいいような気もする。内容もそれなりに面白いが、いかんせんハッチン誕生からミチコとハッチンの出会いまでの経緯がスルーされ続けているために、常にどこか釈然としない感じが付きまとう。ヒロシのこともそうだが、もうそろそろ話の流れを疑問点の解消へと転換させていってもいいように感じられる。

 

続 夏目友人帳(第2期)Natsume

【Before】

第1期『夏目友人帳』

2008年夏放送 1クール全13話

テレビ東京 HD製作、放送

【第3話までのインプレッション】

OP A  ED B  テレビ東京放送画質 S  期待度 B

前作に引き続き全体的に和む雰囲気の作品。出てくる妖怪も“怖い”というよりどこかほんわかしたものが多く、戦いといったようなアクションシーンよりはむしろ妖怪と人間のほほえましいコミュニケーションが魅力的な作品。今後も今までと同様、ニャンコ先生と共に友人帳に書かれた名前を妖怪に返していくことを主眼として描かれていくのだろう。おそらくすべての名前を返しきる前に終わってしまう感じだが、返し終わった後ニャンコ先生がどのような行動をとるのかも興味深い。

 

WHITE ALBUM

Whitealbum

【第4話までのインプレッション】

OP B  ED B  テレ玉放送画質 B  期待度 B

映像中にキャラクターの心理描写をテキスト形式で付加するという独特な表現手法を用いている作品。すでに彼女持ちという設定だが、序盤からすでにすれ違いや彼女の親友理奈との微妙な関係がちらつき、早くも暗雲立ち込めそうな雰囲気が漂っている。今後もこんな感じが続いていくような気がするが、案外早くから3人の関係に変化が訪れるかも?

 

まりあ†ほりっく

Mariaholic

【第4話までのインプレッション】

OP C  ED C  TOKYO MX放送画質 B-  期待度 B

非常に『さよなら絶望先生』を彷彿とさせる要素が多いこの作品。昨今の作品としては珍しく、“女子高に男”というシチュエーションをとりつつも、あえて主人公を女側においている(しかもレズ)。内容はギャグ要素満載の学園ラブコメであるが、上記設定により今までにないような展開が新鮮。また画質に関してだが、シャープさには問題のないアプコン画質であるだけに、リンギングも目立ってしまっている点が非常に残念。今後の展開…というより希望に近いが、もうそろそろ海産物からは離れて欲しいというのが正直な感想。

 

はじめの一歩 New Challenger(第2期?)

Hajimenoippo

【Before】

第1期『はじめの一歩』

2000年秋放送 3クール全75話

日テレ 未視聴

第1期-第2期間にスペシャル番組&OVAを含む。

【第4話までのインプレッション】

OP A  ED C  日テレ放送画質 S  期待度 A

第1期は未視聴で、内容は漫画で少々かじった程度。あいかわらず癖のある絵で時々ゴリラ顔になる点も健在だが、ボクシング漫画の代表として確立している作品だけに試合の展開は非常に魅力的。今後については、こうしたスポーツ漫画の宿命ではあるものの、試合だけでかなりの話数を要し物語的な部分がおろそかになりがちなので、その部分をなんとかバランスつけてやってもらいたい。第1期では異例の深夜3クール放送をやってのけるという荒業でこの点を克服したようだが、今日においてこれを再度実現するのはさすがに厳しいだろう。

 

黒神 The Animation

Kurokami

【第4話までのインプレッション】

OP A  ED C  テレビ朝日放送画質 S+  期待度 A

まだ元神霊の詳細からプニプニの存在までわかっていないことばかりだが、おそらくタイトルはクロ+元“神”霊のことなんだろうなと勝手に推測。そろそろ空気嫁な主人公にイライラさせられることも多いが、デザインのよさや画質の高さもあいまってかなり期待している。なお画質においては、おそらくネイティブ解像度が1280×720を超えていると思われるほど精細。今後の展開としては、これまで詳細な説明がなされてこなかった元神霊やイクシード、トライバルエンドといった専門用語の解説と、主人公が徐々にその世界に染まっていってしまう過程、およびクロの過去が描かれていくのだろう。他に色々とフラグがたっている(であろう)幼馴染のお姉さんがどういった形で影響を与えていくのかも楽しみのひとつ。

 

ドルアーガの塔 ~the Sword of URUK~(第2期)

Doruaga

【Before】

第1期『ドルアーガの塔 ~the Aegis of URUK~』

2008年春放送 1クール全12話

テレ玉 HD製作、放送

【第4話までのインプレッション】

OP A  ED B  BS日テレ放送画質 S  期待度 B

第1期では見事にだまされた本編とまったく関係のないOPは今期も健在。ぶっちゃけ最初はOPのジャンルでいって欲しかった…というのは第1期の(表)1話があまりにはっちゃけていたせいなのだろう。今期の第1話は裏表がないだけでも前期より大分まじめな印象を受けたが、それでも最初からオチを予告し要所でタイムリミットまで入れてくるなど、好き放題やってるな的印象はドット絵を多用するという無茶をやってのけた前期から変わらず。内容としてはようやく(本当の)最上階への道もつながり、ここからが本格的な後半スタートといったところか。今後はまた塔内での戦闘がメインとなっていくのだろうが、個人的にはチビカーヤならぬチビカイ様をもう少しの間プッシュしていく形でいってもらいたい。

 

メジャー 5th season(第5期)

Major

【Before】

第1期『メジャー 1th season』

(内容)保育園~リトルリーグ

2004年秋放送 2クール全26話

第2期『メジャー 2th season』

(内容)三船東中学校~海堂学園高校

2005年秋放送 2クール全26話

第3期『メジャー 3th season』

(内容)聖秀学院高校

2007年冬放送 2クール全26話

第4期『メジャー 4th season』

(内容)マイナーリーグ

2008年冬放送 2クール全26話

全期共通

NHK教育 HD製作、放送

【第4話までのインプレッション】

OP B  ED B  NHK教育放送画質 S  期待度 A

放送頻度、話数、画質等すべてにおいて安定しているNHKの定番アニメ。ほとんど主人公の誕生(正確には保育園期)からメジャーデビューまでの生涯記録にも匹敵するボリュームを、著しい省略箇所もなく忠実にアニメ化している。漫画界全体を見てもここまで忠実に主人公の成長を追ったものは例がなく(大半はある年齢層で固定、仮に試みても打ち切りの可能性大、ドラゴンボールが一番近いかも)、それを漫画のジャンルの中でも特に難しい部類に入るであろう“野球(スポーツ)漫画”で意図して実現させている点は、ひとえに原作者である満田拓也さんの並ならぬセンスがあってこそ成せる業なのであろう。

…と、アニメ部分からやや脱線してしまったため進路修正。

やはり原作がいいだけに、アニメにおいても長期にわたりそのクオリティを高水準で維持し続けているのは今期も変わらず。これは原作をすべて読んでしまっているために今後の予測は省くが、今まで同様アニメならではの迫力の試合展開に期待したい。また今期からは清水薫が彼女になるため、試合以外のプライベートシーンも必見。

 

とらドラ!(2クール)

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【第17話までのインプレッション】

(1クール)OP B  ED B

(2クール)OP B  ED B  テレビ東京放送画質 B-  期待度 A

釘宮節炸裂アニメ。画質にやや不満があるものの見れないレベルではなく、内容だけなら結構いいキャラが揃っている。中でも突出しているのはやはりツン(デレは…ないような)キャラ大河。これはもう釘宮さんしかいないというほどハマっており、彼女の“ツンデレの女王”としての地位を間違いなく底上げしている1作品であるといえよう。展開としては、最近はどうも1キャラごとプッシュしていっている印象が強いため、話の流れからも実乃梨と亜美あたりが今後のキーマン(ウーマン?)となっていくことが予測される。

 

明日のよいち!

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【ファーストインプレッション】

OP B  ED C  BS-i放送画質 C  期待度 A

TBSのサイドカット4:3がどうにも納得いかないため、画質はこの際妥協してもBS-iで見るようにしている。そのためこのタイミングで初のファーストインプレッションが実現。しかしおそらくはTBSで見てる人の方が多いと思うので、今後の予想云々は(外れていても当たっててもどこかイタイので)省くことにする。

さて内容についてだが、キャラや設定など根本的な部分はかなり期待できる印象。…ではあるが、やや昔くささも感じるのは“現代+サムライ+世間知らず”というどこかで見たような組み合わせに加え、今時感抜群の一人“ござる”口調が大きいのだろう。色々と突っ込みたいところも多い作品ではあるが、この天然主人公が女だらけの環境の中一体どのような学園生活を送っていくのか、非常に楽しみな一本。

 

鋼殻のレギオス

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【第3話までのインプレッション】

OP A  ED B  テレ玉放送画質 C  期待度 C

とにかく画質が残念な作品。近年稀に見るボケボケアプコンで、つぶれて元の絵とかけ離れてしまっていると思われる場面も非常に多い。このレベルまでくるともはやフィルタでどうこうできるものでもないため、諦めるのが一番なのだろう。

と、画質についての話はここまで。内容についてとりあえず今わかっているのは“主人公は現段階ですでに最強クラスの強さだが、なぜか戦いを好んでいない”ということくらい。ここまでは「なぜこのような状態となったのか」「今後の課題は何なのか」などについて何も触れずに来ているため、若干ダラダラ気味に進行している印象を受ける。まあこれらについてはこれからということなのだろうが、やはりそれまでこの画質に耐えられるのかが一番の問題だったり。

 

空を見上げる少女の瞳に映る世界

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【第3話までのインプレッション】

OP B  ED B  テレ玉放送画質 C  期待度 D

上記『鋼殻のレギオス』に引き続き絶望的な放送画質。こちらはそれに加え、デザインから描き込みからイラスト面において非常に中途半端な印象が強く、中でも第二の主人公(らしき)ムントが色々とイタイ。またジャンルとしても天上世界というファンタジー&バトルアクション系と現実世界のほのぼの日常系との間でどっちつかずの状態が続いており、そのどちらにも惹かれるものがない現状のままでは近いうちに見限ることになる可能性が極めて高い。せめてあと3話以内くらいにこれまでを覆すような超展開があれば…とも思うが、まあありえない話だろう。

 

宇宙をかける少女

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【第4話までのインプレッション】

OP A  ED C  テレビ東京放送画質 B  期待度 B

これも画質が…って、何か最後の最後に画質に難がある作品が集まってきてるような気がするのは単なる偶然。まあこの作品に関しては主に輪郭強調に伴う激しいシュートの発生が問題(フィルタで解消も可)なので、逆を言えばそれさえなければ比較的良好な画質とも言える。ただ腑に落ちないのはこの作品、実を言うと番宣は明らかにHD画質なのである。おそらくHD製作→SD化→HD化という過程を踏んだSDアプコン放送なのだろうが、散々HDで番宣しておきながら本編になったらこの画質だっただけに、通常よりショックが大きかったというのが正直なところ。

前置き(?)が長くなったが、その内容は一言で言うなら“かなりはっちゃけたSFモノ”。とにかく人工知能のレオパルドがうざいが、それゆえに主人公秋葉やイモちゃんとのやりとりが面白くもある。今後も今まで同様(なぜか)レオパルドのパーツ集めとICPとの間で四苦八苦する展開&簡易的ロボットバトルが中心となっていくのだろうが、そもそもレオパルドとは何なのか、またパーツ集めの真の目的について、できるだけ早めの説明が欲しいところ。

 

鉄腕バーディー DECODE:02

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【Before】

第1期『鉄腕バーディー DECODE』

2008年夏放送 1クール全13話

BS11 SDアプコン放送

【第3話までのインプレッション】

OP A  ED A  BS11放送画質 A  期待度 B

前半部分は比較的日常風景の描写が多かった前期とは異なり、バーディの説明が不要な分序盤から捜査官としての描写がやや多い印象。とはいえおそらく(確実か)ナタルがほとんどの敵を倒してしまっているため、バトルシーン自体は意外と少なめ。今後の展開はほぼ間違いなくナタルの正体発覚→バーディと口論→なんだかんだ言いつつ悲しき結末へと進んでいくと思われるが、その中で描かれるであろうバーディとナタルの関係の変化や、リュンカ封印以降あいまいになっている小夜香の詳細な情報についても期待したい。ただ有田しおんキャラだけはやたらと耳に触るため、あまり多用しない方向を希望。

 

テイルズ オブ ジ アビス(TALES OF THE ABYSS)(2クール)

Tales_of_the_abyss

【第18話までのインプレッション】

OP A  ED A  TOKYO MX放送画質 S(一部B)  期待度 B

最近『エターニア』『シンフォニア』とTV放送が続いているテイルズシリーズ。これら2作品はどちらかというと微妙な評価だったものの、この『アビス』はHD製作ということもあり全体的に好印象。ただTOKYO MXでは数回定期的にSDへのダウンコンバート放送回があったのが残念なところか。

内容に関しては、やはりゲームのアニメ化だけあって2クールといってもかなり省略されている感じを受ける。とりわけアッシュが意外とあっさり仲間になっていたり、バトルシーンが単調になりがちだったりといった点が特徴的で、中でも最新話において恐ろしいほどあっさりと倒されてしまったヴァンには脱帽。まあそれでもアニメ版テイルズシリーズということを考えればよくまとまっている方ではあるため、ゲームはやってないけど…という人(←自分)は一度見ておいてもいいかもしれない。またゲームではどうなのか知らないが、散々フラグをちらつかせながらもスルーし続けているルークとティア(ナタリアもか?)の関係進展も非常に気になるところ。

 

とある魔術の禁書目録(インデックス)(2クール)

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【第17話までのインプレッション】

OP A  ED B  テレ玉放送画質 S  期待度 A

今期アニメにおいて比較的重要な位置付けだったにもかかわらず、なぜかさきほどまで完全に忘れていたため急遽追記。

中身はまったくの別物なのに、どこか『灼眼のシャナ』に近い雰囲気を感じたこの作品。科学と魔術が対称的な関係にあるという舞台設定は独創的かつ魅力的だが、その一方でなぜ科学と魔術が対称的=排他、択一の関係にあるのかについて、なされる説明にあまり説得力が伴っていない。まあここら辺は「よくわからないけどそうなんだろう」程度に思っておいた方がいいのだろう。

内容についてであるが、最初こそその天然っぷりを大いに爆発させ、この作品のキモとも言えるレベルにまで急成長したインデックスであるが、途中から脇役扱いに移ってきているように感じるのは自分の気のせいではないはず。おそらく加速度的に増えている新キャラとのバトルシーンがその原因なのだろうが、それにしても最近ではオチ(それも似たようなのばっか)専用キャラとしてしか機能しなくなっているというのはどうなのだろうか。恐れ多くもタイトルになってさえいるキャラなのに…。

今後はさすがにこう新キャラが次々と出てくることはなくなると思うためインデックス含め既存キャラをプッシュしていく方向に移るだろうが、それでも予告を見る限りまだまだ美琴を引っ張りたいご様子。個人的には(残話数的にも)そろそろインデックスをメインに戻してもいいような気がするのだが、最悪最終話付近まで今の扱いが続いていくことを覚悟しておいた方がいいのかもしれない。

 

 

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放送中アニメのインプレッションレビュー(2010冬)まとめ

.hack//SIGN(2クール目)

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【第20話までのインプレッション】

OP C ED B BS11放送画質 B 期待度 C

.hackシリーズのひとつ。全体的に非常にゆっくりと物語が進行している。司の存在を巡る謎解きのようなものが主題となっているのだが、如何せん不明瞭な部分が多く、いまいち物語に引き込まれにくい。シリーズ共通のバーチャルリアリティ「ザ・ワールド」の魅力は健在だが、やはりマンネリ感も強く、もう少し演出が欲しいところだ。ここにきてようやく昴やらBTやら感情表現が増えてきたものの、主人公の司や序盤から参戦しているミミルに未だ大した変化がないのは少し残念。

 

COBRA THE ANIMATION(1クール目)

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【第04話までのインプレッション】

OP C ED D BS11放送画質 HD 期待度 B

ルパンやゴルゴといった感じの昔を思い出させる作画だが、HD制作のためそれなりに現代風といった感じにアレンジされている。そのため絵自体には賛否両論が出そうだが、物語自体はなかなかに面白い。主にアクションを主体として展開されていくが、宇宙規模だけあってスケールが大きく、それでいてまだ開始数話にも関わらず視聴者を置いてけぼりにさせていない点は見事。開始早々記憶喪失になるなど、めまぐるしく変わっていく状況は常に緊張感を伴っている。

今後の展開としてはコブラがシークレットと共に別任務へついていくことが予想されるが、はてさて早くも現れたセカンドヒロイン・ポニーとファーストヒロイン・シークレットはこれからも行動を共にするのだろうか。意外とあっけなく別れそうで心配でもある。

 

FAIRY TAIL(2クール目)

Fairy_tail15mp4_snapshot_0022_20100

【第15話までのインプレッション】

(1クール目)OP B ED C

(2クール目)OP A ED A テレビ東京放送画質 A 期待度 B

どことなく初期のONE PIECE臭さが漂う作画だが、中身をみれば全くの別物。ハチャメチャボケキャラのナツとハッピー、突っ込みキャラのルーシィにクールキャラのエルザとキャラクターは魅力的かつオーソドックスなところが揃っている。全体的にバトル&コメディ展開であるが、最近はややバトルが多くなってきたようにも感じる。

今後の展開としてはよくありがちなバトル一辺倒になりそうでもあるが、なんとか緩急をつけてコメディ部分とバランスをつけていって欲しいところ。笑える場面も結構あるため、その魅力を薄めることなく(特にハッピーを)活用していって欲しい。

 

おおかみかくし(1クール目)

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【第03話までのインプレッション】

OP A ED A TBS放送画質 HD 期待度 B

いきなり冴えない転校生に美少女が一目惚れするという超絶架空アニメ展開。出だしから考えるに開始数話はフラッシュバック的な過去の時系列を辿っているのだろう。作画などは悪くないのだが、どうにも上記超絶アニメ展開がベタすぎて一歩引いてしまいがちでもある。

今後の展開としては、おそらく旧市民=伝説上の狼ということで間違いないと思うが、どうして(おそらく旧市民以外の一般人に必要以上の関係を持ちそうになるとだと思われるが)次々と人が殺されていき、しかも表沙汰にならないのか。また五十鈴がなぜ博士に惚れたのかなどの解明と共に、序盤で表現された五十鈴が博士に迫り、淘汰されそうになる場面へと繋がることが予想される。

 

おまもりひまり(1クール目)

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【第03話までのインプレッション】

OP B ED B TV TOKYO放送画質 B 期待度 A

前クールの「にゃんこい!」に引き続き猫アレルギー主人公登場…って猫アレルギー流行ってるのか?はまあいいとして、これまた前クールの空からいきなり降ってきた的展開で美少女が居候になるお話。この手の話は個人的に若干引いてしまいがちであまり純粋に楽しめないのだが、それはそれ。これはこれ。…ハイ、これはそれなりに楽しんでマス。

とりあえず展開云々よりひまりやら凛子やらのキャラが好みで、キャラの魅力が非常に強い作品。それだけに主人公の声が低すぎるというか…正直合ってないと思ってしまうところが非常に残念。子供時代の声でよかったように思う。展開自体はありきたりすぎて微妙なため、そちらに期待するのはあまりよろしくないかもしれない。

今後の展開としては、この流れからするに話数を重ねるごとにヒロイン候補が増殖していきそうで怖いwのだが、とりえず毎回何かしら妖怪が攻めてきては打ち解けて…を繰り返していきそうな感じ。まあ主人公もなにやら覚醒したっぽいから、成長を描いていく正統展開も期待できそう…か?

 

(2010/2/08追記)

ハートキャッチプリキュア!(1クール目)

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【ファーストインプレッション】

OP C ED C テレビ朝日放送画質 HD+ 期待度 C

プリキュアシリーズは第1作目「ふたりはプリキュア」、第2作目「ふたりはプリキュア Max Heart」以降、年齢からくるあまりの恥ずかしさに耐えきれなくなった(というか正直観ていて何が楽しいのかわからなくなっていた)ため開始5話以内で視聴をやめていたのだが、これは久しぶりに観れなくもない感じ。というのも、雰囲気が「プリキュア」というより、かつて視聴していた「おジャ魔女どれみ」に酷似していたためだ。あからさますぎる展開と変なマスコットキャラの存在は相変わらずだが、まあこれは純粋なお子様向け番組(兼変身グッズ等販促番組)なので仕方がないところか。

この番組に関しては今後の展開とかそういうことを言う気はないが、久々に観てもいいかと思えるプリキュアシリーズだけに、少しでも大きなお友達向けの要素もあることを願いたい。

…記念すべき敵第一号の「うらやましいよー(棒)」は笑えたがw

 

キディ・ガーランド(2クール目)

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【第15話までのインプレッション】

OP C ED D TOKYO MX放送画質 HD 期待度 B

とにかく途中参戦したディア役、高橋夢波さんのハマリっぷりとアスクールの天真爛漫ぶりが観ていて気持ちいい。タマこと若槻規夫さんの意外性もなかなかで、そんな独特なキャラの中だからこそ、本来オーソドックスなはずのク・フィーユというキャラの魅力も上がっている。

今後の予想としては、結構意外だった敵の親玉ガクトエルによるアスクール妹説。まあ今更誤解も何もないだろうが、果たして最終的にどちらにつくのかどうか。基本は結果GTOに――だと思うが、アスクールの中に眠っている記憶次第では結構Gソサエティ側に揺れそうでもある。

 

グイン・サーガ(2クール目)

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【第18話までのインプレッション】

OP C ED B NHK総合放送画質 HD 期待度 A

出だしこそ「え?何このありきたりな中世欧州モノに変態獣戦士の組み合わせ…」とか思ったものだが、観てみると意外にもかなり引き込まれる。内容は基本コメディ要素抜きの生真面目冒険活劇だが、獣の面をかぶったグインの「強いが絶対ではないリアルさ」と、戦争における戦略の読み合いが深く、内容が濃い。

今後の展開としては、ようやくたどり着いたパロで今度は王位継承争いが勃発しそうな予感。別れたイシュトヴァーンの動向と変わったレムスの末路、そしてグインの仮面の謎。後半は今まで以上に濃い内容になりそうだ。

 

クロス・ゲーム(4クール目)

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【第42話までのインプレッション】

OP A ED (1クール目) B (2クール目) B

      (3クール目) A (4クール目) A

テレビ東京放送画質 HD 期待度 S

単行本は発売されているものはすべて新品購入しているほど生粋のあだち充ファンなので、あだちアニメ初のHD制作ということもあり放送前から非常に期待していた作品。

今までのあだちアニメは(なぜか)ほとんどが大コケすることなく原作のイメージを忠実に再現してきたが、今回もそれに漏れることなく原作の面白さを十二分に発揮している印象。中でも声優の起用はまさにドンピシャの一言で、微妙や合っていないというキャラがまったく見あたらない。

また、スポーツモノやバトルモノは漫画の中だけの静止画より実際に動いて魅せるアニメの方が比較的相性がいい場合が多く、その点でも評価は高い。どちらかというと野球より人間ドラマに重点が置かれた展開ではあるが、それでもやはり試合には試合の面白さが出ている。

今後の展開だが、今回はすでに原作を読んでいるためここはスルーしておこう。

 

ソ・ラ・ノ・ヲ・ト(1クール目)

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【第03話までのインプレッション】

OP B ED B テレビ東京放送画質 HD 期待度 A

まずキャラの作画がいい。「けいおん!」に似たタッチで、観ていてどこかほっとする。戦時中の兵隊だが、その構成が少数の女性陣のみ、目的は音楽というなかなかにちぐはぐな設定もある意味アニメらしい。ただEDの出だしがひと昔前のアニメ「学校の階段」のOPに被っているっていると感じるのは自分だけだろうか。

今後の展開としては、(兵士なのに)戦争に出ることは…まああって1度くらいだろう。基本は彼方の演奏上達や人間ドラマ、一度滅んでしまったかつての歴史(リアルな現代?)の探究に焦点が当てられていくことが予想される。彼方の子供の頃にあったアメイジング・グレイス女性=梨旺の師匠という接点も何かの布石かな?

 

ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド(1クール目)

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【第03話までのインプレッション】

OP B ED B TOKYO MX放送画質 B 期待度 B

まあ…なんというか、出だしのバラエティ番組は酷かったwものの、その後の展開としてはなかなかに興味をそそられる内容。国の中に国を作り、対国家に知恵で対抗するというやり方はどこかで見たような気もするが、そんなヴァンパイアの女王が裏側で見せる子供らしさにはどこか惹かれるものがある。

記憶をなくした少年の正体とヴァンパイアの恋模様を徐々に紐解いていくのかと思いきや、意外とあっけなく思い出してしまったりと色々とこちらの予測を裏切ってくれる展開だが、今後の展開としてはヴァンパイア進出の理由と特区の設置、それに伴う妨害工作というシリアスな場面と、学生となった女王の日常的風景を並行して描写していくことが予想される。幼なじみ的少女と女王の関わりについても気になるところ。

 

テガミバチ(2クール目)

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【第15話までのインプレッション】

(1クール目)OP A ED A

(2クール目)OP B ED B テレビ東京放送画質 HD 期待度 A

これも最初は変な眉なしキャラのオンパレードで地雷かと思われたが、ラグが成長しニッチがディンゴとなってから徐々に面白くなってきた。特にニッチは突っ込みとボケをそつなくこなすキャラとして魅力的なキャラに仕上がっている。が、物語自体は1話完結のような内容が多く、なかなか進展がみられないのが気になるところ。

今後の展開としては…シルベットとの恋はまだ先になりそうかな?とにかくゴーシュを見つけることを主題としながら、テガミバチとしての仕事を少しずつこなしていきそうな感じ。上記の通り1話完結的展開が多いため、ゆったりとしたペースで進んでいくような気がする。

 

デュラララ!!(1クール目)

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【第03話までのインプレッション】

OP B ED B TBS放送画質 HD 期待度 A

まず首なしライダーが普通に存在している時点で普通ではないが、池袋という身近な舞台を背景にリアルのようでアンリアルな日常を描いた作品。ここまで見た限りでは1話ごとにメインキャラクターが変わっており、今一どの人物が中心になるのかわからない印象…まあ竜ヶ峰帝人が主人公だとは思うが。

よって今後の展開もほとんど予想が出来ない状態。まさに奇想天外な内容かつサブタイトルなだけに、ある意味ここが一番魅力を感じるところかもしれない。個人的には首なしライダーことセルティさんのキャラをもう少し萌えにも走らせて欲しかったり欲しくなかったりw

 

とある科学の超電磁砲(2クール目)

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【第17話までのインプレッション】

(1クール目)OP A ED A

(2クール目)OP A ED A TOKYO MX放送画質 HD- 期待度 S

内容・主題歌ともに高水準にまとまった作品。私的評価の非常に高かった「とある魔術の禁書目録」の中でも特にメガヒットだったサブヒロイン、御坂美琴を主人公とした外伝モノということが誇張評価となってしまっているのかもしれないが、それでもやはりいいものはいい。御坂というキャラの独自の魅力に加え、黒子、初春、佐天というこれまた(名前もだがw)個性あふれる面々が織りなす日常風景は、それだけでも観ていて飽きがこない。レールガンを軸とした戦闘シーンも見事。

禁書目録から受け継がれるこの作品の魅力は、多くのサブキャラにまで及ぶ個性豊かなキャラクターの存在と、メリハリの利いたコメディとシリアスの使い分けだと思っている…のだが、どうも最近は外伝の中でも更に外伝的な、悪く言ってしまうと「あってもなくても変わらない」ような尺だけを求めた展開になってきているような気がしなくもない。まあ出だしから中盤までをかなり濃い内容で飛ばしてきたため小休止も悪くないのかもしれないが、さすがにもう終盤近く。そろそろ御坂シスターズの真相へと繋げていってもらいたいようにも思う。

 

ドラゴンボールKAI 改(4クール目)

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【第42話までのインプレッション】

OP C ED C フジテレビ放送画質 A+ 期待度 B

今更ながら、ドラゴンボールZのサイヤ人編~ナメック星編までを違和感のない程度にダイジェスト編集し、HDデジタルリマスター化した作品。とはいってもHD制作のOPやED以外の再編集部分はボケ感が強く、水準以上のアプコン程度という画質。それでも4:3の上下カットと考えれば…頑張った方かな?

ドラゴンボール世代の自分から見ても内容自体はやはり良く、再編集による悪影響もさほど感じられないが、声優についてはいささか疑問も多い。特に酷いのはギニュー特選隊。正直合っていないキャラが多いと思うし、オリジナルを知っていれば尚更違和感がある。まあ平野綾のデンデは意外と合ってたりもしたが。

ようやく悟空が復活しての終盤戦。結果がわかっていても楽しみなのは、やはりこのドラゴンボールという作品の素晴らしさからくるのだろう。最近は絵本やゲームキャラなどに注力している鳥山先生だが、是非もう一度この手の作品にもトライしてもらいたいものだ。

 

のだめカンタービレ フィナーレ(1クール目)

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【第02話までのインプレッション】

OP B ED B フジテレビ放送画質 HD- 期待度 A

ドラマや映画化でも話題になった、「のだめ」シリーズの最終第3期作品。実を言うと自分の「のだめ」デビューはドラマであり、この第3期が決まるまで第1・2期はスルーしてしまっていたのだが、これを期に一気にこれまでのDVDを借りてみた。結果は「なんでスルーしやがったんだ俺の馬鹿ヤロー」wという感じで、見事に撃沈。

内容はドラマ(スペシャルのinヨーロッパまで)観ていたのでまあそのまんまだったのだが、観る前は若干敬遠していたこの青年誌ライクな作画も、実際に見てみるとかなり好きになっていた。というより、これが本来の「のだめ」なんだなと実感。声優さん含めアホすぎるのだめの天然キャラをよく引き出していると思う。残念なのはオケでの適当3Dレンダリングくらいだろうか。

今後の展開としては、どうもターニャと黒木くんの関係発展が主軸となっていきそうな予感。のだめと千秋、Ruiの関係も変わったりするのかな?とにかく、のだめのコンクールデビューが待ち遠しい今日この頃。

 

バカとテストと召喚獣(1クール目)

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【第04話までのインプレッション】

OP B ED C テレビ東京放送画質 HD+ 期待度 A

タイトルからすでにオリジナリティ全快のこの作品。内容も成績がいいほど強くなる召喚獣(といっても可愛い分身2頭身キャラw)同士のバトルを織り交ぜた学園コメディであり、なかなかに突っ込みどころに充ち満ちたものとなっている。

どうもこの様子だと主人公吉井と姫路、美波の三角関係が終盤まで笑いの軸として機能しそうな感じだが、雄二と翔子といい初っぱなから恋愛相手がほぼ確定してしまっているのは少しいただけない。まあその分ムーツリーニやら秀吉やらコメディ要因は必要以上に揃っているため、尺を使う割に盛り上がりに欠ける召喚戦争とか余計なこと(と言ってしまっていいのかw)はしなくていいので、そちらの方向をただただ貫いていって欲しい。

 

はなまる幼稚園(1クール目)

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【第03話までのインプレッション】

OP C ED D テレビ東京放送画質 B 期待度 A

作画やタイトルを見る限り幼稚な日曜朝の子供番組にしかみえないのだが、実際に観てみると大きなお友達にも十分楽しめる内容。何より杏役の真堂圭さんや柊役の高垣彩陽さん、小梅役のMAKOさんの演技力が素晴らしく、幼稚園児という設定を崩すことなく自然と魅力あるキャラクターに仕上げている。

今後の展開としては、杏たちの日常をコメディチックに描写していくのと並行し、主人公土田先生がいかに菜々子先生と両思いになれるか、またその過程で杏がどのような行動をとっていくのかが楽しみなところ。

 

ひだまりスケッチ×☆☆☆(1クール目)

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【第04話までのインプレッション】

OP B ED B TBS放送画質 HD 期待度 A

「ひだまりスケッチ」の第3期作品。第1期、第2期から引き続き、ひだまり荘を舞台の中心にかなりまったりとした日常風景を描く。登場人物はおなじみのゆの、みやこ、ヒロ、紗英の4人の他、今回新たに乃莉となずなが加わり、展開のバリエーションが増えた。基本1話完結型という点は変わらず、前半で過去の出来事に触れ、後半でその出来事を振り返るというパターンが多い。

今後の展開としては、やはり新キャラである乃莉ちゃんとゆずなを活かす方向で、既存の4キャラの他様々なサブキャラとの交流も期待している。他に、いい加減恋愛方向へのちょっと濃い内容もやって欲しい気がしないでもないが、このまったり感と1話完結の法則が崩れでもしない限り厳しいかなとも思う。

 

君に届け(2クール目)

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【第17話までのインプレッション】

OP A ED B 日テレ放送画質 HD 期待度 S

貞子こと超絶根暗(と見られがちな)オーラを発している女子高生、黒沼爽子が、同級生の風早翔太と関わり合っていくことで徐々に周りとも打ち解けていき、恋をしていく過程を描いた物語。毎回ハラハラニヤニヤさせられる展開が多く、非常に楽しみにしている。リアル顔と簡易的な漫画顔との使い分けも上手い。

今後の展開としては、ようやくいじめや恋の黒い部分から脱したため、今までヤキモキさせられた分幸せ展開とハッピーエンドに期待したい。かなり早い段階から両想いは確定していたので、あとは爽子が告白まで持っていけるかどうかのみ――なのだが、それが一番難しいところだったり。

 

犬夜叉 完結編(2クール目)

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【第15話までのインプレッション】

OP A ED (1クール目) B (2クール目) B

日テレ放送画質 HD 期待度 C

かなり前に一度打ち切られた「犬夜叉」まさかの最終第2期作品。放送回と内容量を考えれば仕方ないのかもしれないが、はっきり言ってただのダイジェスト版としか思えないような怒濤の展開となっている。結構重要だと思われていたキャラや武器、技があっけなく登場しては消滅して、奪われてというパターンがやたらと目につき、もう途中からは突っ込む気力すら失せていた。

「犬夜叉」自体は非常に好きな作品で、中途半端に終わってしまったTV版が復活してくれたのは素直に嬉しかったが、さすがにこれほどずさんな内容ならむしろやらない方がよかったのでは?と思うほど。殺生丸がプッシュされてきたあたりから、序盤に比べればいくらかマシにはなってきているので、どうにか上手くまとめていって欲しいところ。

 

鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST(4クール目)

Fullmetal_alchemist41mp4_snapshot_0

【第42話までのインプレッション】

(1クール目)OP B ED A

(2クール目)OP A ED A

(3クール目)OP A ED A

(4クール目)OP A ED A TBS放送画質 HD- 期待度 S

原作とは方向性が違い完全なTVオリジナル作品となってしまった前作「鋼の錬金術師」を、第01話から原作に忠実に再現し直した作品。序盤だけを見るとただ前作をHDにリメイクしただけにも見えるかもしれないが、途中から全く別の作品へと変わっている。個人的には賢者の石のより深いところまで踏み込み、なおかつわかりやすいこちらの方が好みだ。

今後の展開としては、いよいよ賢者の石とホムンクルスの関係や真相が露呈してきた終盤戦。この調子で最後にはすっきりとした終わり方をしてもらいたい。さすがにエルリック兄弟が体を取り戻してめでたしめでたしとまでは厳しいと思うが、最悪尺の関係で最後だけ中途半端という結末だけは勘弁して欲しい。

 

聖痕のクェイサー(1クール目)

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【第04話までのインプレッション】

OP B ED B TOKYO MX放送画質 HD 期待度 C

規制だらけで不当に評価の低くなっている作品。作画や設定は悪くないのだが、如何せんあからさますぎる規制(一部を隠すとかではなく、違和感のある絵柄の差し替えや解像度を落としたパンアップなど)の多さが非常にテンションを下げさせる。これほど規制かけて質を落とすくらいなら、最初から考慮した作りにしておいて欲しかった。

内容は1元素につき1人その元素を操る能力者がいて、その能力者同士が争うといったオーソドックスなバトルもの…と思いきや、そのためには特定の人物の母乳を飲む必要があるという意味不明な萌え設定のおかげで(前述)。表現も無意味に卑猥な箇所が多く、個人的にはあまり好きになれていない。

今後の展開も上記のようにあまり期待出来ないような気がするが、叶うなら少しでも規制が外れるか、最悪違和感のないものにしてもらいたい。このままの状態が続くと、あと数話でギブアップしてしまう可能性大である。

 

刀語(1クール目)

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【ファーストインプレッション】

OP B ED C フジテレビ放送画質 HD 期待度 D

アバンの出だしは非常に期待したが、本編が始まるとまさかのカカシ顔wこれまでに類を見ない評価急降下である。この枠伝統の遅い放送開始+いきなり1時間スペシャル+次週休みというよくわからない放送展開は健在で、今回唯一のファーストインプレッションとなったわけだが、これをいきなり2話分は少々きついものがあった。世間知らずの剣を使わない剣術(いわゆる手刀のみ…ってこれ剣術って言うのか?)使いと幕府直轄女(奇)策士が、共に国内中に散らばった妖刀集めに出かけるという話で、設定自体は悪くないのだが、キャラクター(特に敵)のおふざけ感がそれを相殺してしまっている。唯一の救いは声優がまともだということくらいか。

どうも刀の本数が話数っぽいので1話につき1本ずつ刀を回収していきそうな雰囲気だが、問題なのはすでに次を観ようと思う気力が沸かないことだ。逃してしまったらそれっきりになることは必須なので、なんとか忘れないようにしたい。

 

 

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放送中アニメの画質検証(2010夏)まとめ

あそびにいくヨ! (tvk/第1話/HD画質)

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若干のボケ感と精細感が混在した、ちょっと不思議なHD画質。全体を通して安定しているように思えるが、微妙な不安も感じるのはtvkの糞画質歴からだろうか。

 

アマガミSS (TBS/第1話/HD画質)

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Ss

検証用一部拡大(235x132in1920x1080→470x264)

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黒くすっきりとした輪郭線のHD画質。リサイズによるジャギも見られるものの、それさえ抜かせばかなり満足度の高い出来。

 

オオカミさんと七人の仲間たち (TOKYO MX/第1話/SDアプコン画質)

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極々一般的なアプコン画質。リンギングが出ているが少なめで、ボケてはいるがボケボケというほどでもない、まさに標準ど真ん中といった感じ。

 

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リンギングは非線形処理な先鋭化と前置きフィルタで十分消せる。ボケ感が気になるようならwarpsharpをちょっとだけ強くかけるといいかも。ちなみに上記は、自分が基本としているwarpsharp値(=かかっているかどうかギリギリわかる程度)のbump値+10程度。

 

学園黙示録 ハイスクール・オブ・ザ・デッド (TOKYO MX/第1話/SDアプコン画質)

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ハッキリクッキリの太めの線で、非常に補正のしがいのあるアプコン画質。ただし動きのあるシーンではやや線がギザギザになる箇所も見られる。

 

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3

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最近のものはHDものをあえてSDに落としているためリンギングが出やすい傾向にあるが、これも多分に漏れず。しかし「宇宙をかける少女」のような特別酷いものは少ないため、大体はブラーと先鋭化の併用でなんとかなってしまう。

とは言っても、やはり補正なしの生TSではリンギングの汚さが目立つのは確かなので、リアルタイム視聴ではある程度離れて観た方が良さそうだ。

 

黒執事Ⅱ (TBS/第1話/HD画質)

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ややリンギングが出ているが、輪郭線付近の劣化も少ない上品なHD画質。HDの中でも上位に位置するであろう精細感で、画質に関しては言うこと無し。

 

屍鬼 (フジテレビ/第1話/HD画質)

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ちょっとリンギングの目立つHD画質。その分くっきりとはしているのである程度離れれば綺麗に見えるものの、やはり全体的に粗さも感じる。

 

祝福のカンパネラ (TOKYO MX/第1話/SDアプコン画質)

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検証用一部拡大(235x132in1920x1080→470x264)

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リンギングの目立つSDアプコン画質。HD画質からのダウンコンバートものによく見られる現象であり、ノイズもそれなりに出ているが補正はしやすい。

 

AviUtl補正サンプル(1440x1080→1280x720)

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これも同様非線形処理な先鋭化と前置きフィルタで。この程度であればそらかけのシュート潰しやリンギング低減は劣化を招くだけなので、使用しない方が吉。多少リンギングが残る箇所もあるため、NL-Meansも薄くかけ誤魔化している。

 

ストライクウィッチーズ2 (TOKYO MX/第1話/HD画質)

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傾向としては「アマガミSS」と「黒執事Ⅱ」の中間といったところで、若干シャープネスがかった細めの線。ノイズがやや目立つ気もするが、全体的にメリハリのある良質なHD画質。

  

世紀末オカルト学院 (テレビ東京/第1話/HD画質)

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良質なHD画質が増えてきたため、それと比べるとちょっとボケて見えるかもしれないが、十分綺麗なHD画質。リサイズによる乱れも最低限に収まっている感じ。

 

生徒会役員共 (TOKYO MX/第1話/SDアプコン画質)

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視聴時は「そらかけのシュート潰しの出番か?」と感じたほど酷い印象を受けたが、実際に編集してみるとこれも傾向は他のものと大差ないリンギングつきアプコン画質。

 

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補正内容は前に挙げたものとほぼ同じ。HDで作っているのだからいい加減変な劣化放送はやめて欲しいと思う今日この頃。

 

セキレイ~Pure Engagement~ (TOKYO MX/第1話/HD画質)

サンプル(1440x1080→1920x1080)

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非常に高いレベルをほとんどのフレームで維持しているHD画質。シャープなのにリンギングも見られず、色も濃い理想の形。

 

デジモンクロスウォーズ (テレビ朝日/第1話/HD画質)

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さすがテレ朝というか、相変わらず解像度がかなり高いHD画質。個人的にテレ朝アニメはヒットするものが少ないためかなりもったいない印象が強いが、それでもこの上記「セキレイ」並の高画質を維持し続けている姿勢は評価できる。

 

伝説の勇者の伝説 (テレビ東京/第1話/HD画質)

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輪郭線が薄くボケた感のあるHD画質。時折ノイズも見られるが、それ以外はこのボケ気味が功を奏してか輪郭付近のノイズも少なく、比較的安定はしている印象。

 

ぬらりひょんの孫 (TOKYO MX/第1話/HD画質)

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場面によってかなり画質に差があるHD画質。サンプルとして1=状態の良い場面、2=悪い場面の2パターンを用意した。

1に関しては太いなりに黒の締まったハッキリクッキリした線だが、2のような明らかにボケた線も見られ安定しない。前期作品の「聖痕のクェイサー」でこれに似た修正パンアップが酷かったが、当作品ではあえて修正するような場面でもないためちょっと?な状態。…単に作画の関係かもしれないが。

加えて線が変にカクつくようなジャギ感もやたらと見られるため、HD画質の中ではかなり雑な印象を受ける。

 

ヘタリア Axis Powers (BS11/第1話?/SDアプコン画質)

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検証用一部拡大(235x132in1920x1080→470x264)

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内容同様かなりボケたアプコン画質。線がかすれ気味にもかかわらずリンギングが発生しており、更に動くたびにより酷くなるおまけつき。話云々の前に見るに耐えない画質であったためエンコする気にもならず、今回の補正検証は省略。

 

みつどもえ (TOKYO MX/第1話/HD画質)

サンプル(1440x1080→1920x1080)

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検証用一部拡大(235x132in1920x1080→470x264)

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内容に反して画質はかなり素直なHD画質。上記のようなシャープすぎないしっとりとした画で安定しており、劣化は少なめ。

 

(2010/8/6追記:おまけ1)

今日からマ王! 第3期 (BS-hi/第1話/HD画質?)

サンプル1(1920x1080)

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サンプル2(1920x1080)

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1x2

検証用一部拡大2(235x132in1920x1080→470x264)

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「ぬらりひょんの孫」を更に酷くした感じ。一応サンプル2のような箇所もあるしBS-hiでもあるしでHD画質だとは思うが、かなりの場面がサンプル1のような、下手なアプコンライクな酷くボケた絵。

場面ごと意外にも、例えばサンプル1の右手部分のように同一フレーム内でもマシな箇所と酷い箇所が混在しており、加えて動きによる線のガタつきも大きく一定の補正が効かない。ある意味ボケボケのアプコン画質より質の悪い、最底辺のHD画質。

 

(2010/8/21追記:おまけ2)

超時空要塞マクロスⅡ -LOVERS AGAIN- (BS11/第1話/4:3SDアプコン画質)

サンプル(1920x1080→1440x1080)

Lovers_again_before

検証用一部拡大(235x132in1440x1080→470x264)

Lovers_again_beforex2

古いアニメだけあってかなり癖のあるリンギングが出ている。当然の如くノイズも目立つが、こちらは製作年を考えればマシな方だろうか。

 

AviUtl補正サンプル(1440x1080→960x720)

Lovers_again_after

補正検証用一部拡大(960x720→1440x1080、235x132in1440x1080→470x264)

Lovers_again_afterx2

久々に手応えのあるアプコン素材。これに関しては「そらかけのシュート潰し」を使わねばどうしようもないが、いくら調整しても縦方向が解消しきれない(というか、縦も解消できるくらいにかけると激しくボケる)。

ということで、そらかけは横方向重視で弱めに(上から0/2/3)かけ、これに重ねて「リンギング低減」で縦方向を補正(上から0/0/7/☑)する。処理速度は低下するが、これらフィルタによるボケを考慮するとこれが一番弊害が少ない。

これでもゴミは残るため、ノイズ解消も兼ね非線形処理な先鋭化(上から25/0/25/20/0/0/☑☑□☑)と前置きフィルタ(デフォルト設定)の間にNL-Means(Lightにて上から2/48)を挟んだ状態でかけ、NL-Means特有の高周波ノイズをノイズ除去フィルタ(上から128/2/24)で誤魔化し、最後にWarpSharp(MTにて上から110/3/70/-6/以下0)で仕上げている。

 

 

   

   

   

   

   

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放送中アニメのインプレッションレビュー(2010夏)まとめ

順次更新中。第1話を視聴次第追記予定(2010.7.23-)
→順次更新中。最終話を視聴
次第追記予定(2010.9.23-)
→更新待機中。今期終了時に再開予定(2010.10.18)

 

 あそびにいくヨ! 

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ファーストインプレッション

47251265935295_r_3 ネコミミ娘登場。しかも宇宙人設定のおまけつき。

出だしや要所要所にまじめなバトルもの臭が漂うものの、第1話だけに限れば学園ラブコメのような展開。個人的にはヒロインがやや微妙な点、どこか在り来り感がある点などがマイナス要素になっているが、HD画質で設定の裏側にオリジナリティも垣間見えることから、期待半分不安半分といったところ。

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ファイナルインプレッション(2010.10.2追記)

47251265935295_r_3中身はアレとしても、話の展開としてはしっかりとまとまったハッピーエンド。最後はぶっ飛びつつもまとまり感がある点は下記「世紀末オカルト学院」の評価に近く、あのハーレムエンドはネコミミ+幼馴染み+片想いという最強タッグにも負けずエロに走らなかったからこそ成立した終わり方のように感じる。

とは言っても、やはり最後の愛人宣言&トリプルキッス&ロボットアニメ的超展開はちとやりすぎではなかろうか。


   

 

 

 アマガミSS 

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23461265935268_r (色々な意味で)いきなり撃沈アニメw

「キミキス」や「初恋限定」ライクな草食系男子を主人公に置いた美少女満載学園ラブコメだが、初回で通算2回振られるのはいかがなものか。しかもフラグ(のようなもの)も一応出した上での撃沈展開。久々にこの手のアニメで羨ましさより哀れな気持ちが勝った瞬間だった。

出だしではいきなり「ニイニイ」口調の妹が登場するなど、考えられる限りの手段で視聴者を悶えさせる雰囲気バリバリで、余裕の期待度A認定。

 

 

 オオカミさんと七人の仲間たち 

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23461265935268_r_2 第一印象は成長した逢坂大河?そして黒子のナレーション。

主人公の方はパッとしないが、その分ヒロインと(なぜか)ナレーションがかなり頑張っており、特にヒロインのオオカミさんは見かけやタッチだけでなくツンデレな性格も大河と酷似しており、「とらドラ」にはまった人ならまず似た様な印象と評価をするのではないかと。

画質こそHDではないが、今期の中ではかなり期待度の高い作品。

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ファイナルインプレッション(2010.9.26追記)

23461265935268_r_2どこか羊飼との一件が消化不良気味のような気もするが、1クール作品である以上仕方ないのかな。全話を通してオオカミさんとの段取りはしっかりと踏んできたのでその点は○だが、やはり豚やネズミなど明らかに不要な部分を対羊飼に回してくれれば…という思いは残る。

オリジナリティ×ラブコメ×バトル(×ツンデレw)という魅力的な要素を多分に含んだ作品であっただけに、上記+アプコン画質であったことが悔やまれる。


   

 

 

 学園黙示録 ハイスクール・オブ・ザ・デッド 

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今期初のシリアス作品。内容は「デッドライジング」の被害拡大版に「ひぐらしのなく頃に」にも似た疑心暗鬼、紙一重で入れ替わる愛と憎しみといった心理描写を描く。

ゾンビ好きにはたまらない舞台設定もさることながら、その演出効果も見事で、第1話ながらにかなり濃い内容。それだけにSDアプコン画質であることが悔やまれる。

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ファイナルインプレッション(2010.9.26追記)

47251265935295_r_3期待していた心理描写だが、すごかったのは第1話だけ。その後は、細かな心理描写よりむしろ直球勝負のエロスが目立ち、癖のある作画と相まって賛否が激しく分かれそうな印象を受けた。

ただ演出効果に関しては第一印象そのままに○。一応「ゾンビ」「感染」「ヒトの一番の敵はヒト」というような、オーソドックスながらも好きな人にはたまらない要素も備えてはいるので、ハマる人はとことんハマる可能性もある。かくいう自分もその一人だ。

明らかに「第2期来るぞ」というような終わり方だったので続くならそれでいいが、告知がなかったのでこれで締めという可能性も。もし後者であるなら、あまりにも後を濁しまくりの最後であったように思う。


   

 

 

 黒執事Ⅱ 

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47251265935295_r_2 第1期とは登場人物も物語も一新…と思いきや、普通にセバスチャンやらシエルも出てきてちょっと???状態で終わった第1話。

物語後半や予告を見ると、やはり主人公はあくまでシエル&セバスチャンなのかと思うが、とりあえず新キャラの執事と主にも注目。こちらはイカれ度合いがシエル達の比ではなく、全体的によりブラックな雰囲気に満ちている。

ただインパクトのあるセリフや毒舌に関してはいい勝負で、第1話だけでも↓これだけの名言が飛び交っている。

「欲しいっ、君が欲しい!」
「顔、あんまり近づけちゃ嫌だ。お口、臭いんだもの」
「うわー、すっごーい。なんて汚い男なんだ!まるでドブネズミだ!!」
「私は旦那様を、あくまで貪りたい」

第1期は世界観こそ好きだったものの、やや展開に緩慢さが見え話数ごとのテンションが安定しなかったので、第2期にはこれまで以上のテンポの良さを期待したい。

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ファイナルインプレッション(2010.9.23追記)

47251265935295_r_3思っていたよりもすっきりと終わった最終回。話数の関係もあってか、テンポの良さは期待通りだった。第1期が本編なら第2期は番外編的な印象が強く、主人公はやはり第1期同様シエル&セバスチャンペアであったものの、すべてを通すとどこかアロイスというキャラを立てるための演出だったような気も。

評価はファーストのBで変わらずだが、これは最初と最後以外いまいち盛り上がりに欠けたため。…悪魔と新キャラがやたらとぶっ飛びすぎてて世界観が崩壊しかけたというのもあるが。


   

 

 

 屍鬼 

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47251265935295_r_3「ひぐらしのなく頃に」や「おおかみかくし」のような、田舎町を舞台とし“死”をキーとした期待のノイタミナ製ミステリアス作品。

このジャンルではハズレが少ない印象なのでこの作品も結構期待しているのだが、ややOPや物語後半の眼のない人影が怖さ<気持ち悪さのため、今後の展開次第という側面も。

今期作品としては「学園黙示録」とこれしか萌えやコメディを排除したシリアスな話が見当たらないため、是非こちらの作品もいい方向へ進んでもらいたい。

 

 

 祝福のカンパネラ 

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44371265935323_r ほのぼのファンタジー作品。

物語の展開はかなりマッタリしており、登場人物もふわふわした人多数。初回だけではいまいち物語の方向性が見えてこないが、終盤の「パパ~!」はちょっと気になるところ。

画質は最近よくあるHD画質をSD画質に落としたようなリンギングの強いアプコン画質で、HD制作HD放送の増えてきた昨今としてはあまりいただけない。

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ファイナルインプレッション(2010.9.23追記)

44371265935323_rなんとなく最後まで見てしまったが、あえて残したいとは思わなかった。一応バトルからギャグまで魅力的な要素は盛り込まれているものの、終始テレている?ような頬の赤みや典型的過ぎるファンタジーな空気が予想以上に足を引っ張る結果に。

サルサのボケキャラは結構好きでリトスとのコントは毎回楽しませてもらったため、方向性がもう少し違えば化けていたようにも思う。


   

 

 

 ストライクウィッチーズ2 

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44371265935323_r 「パンツじゃないから恥ずかしくないもん」で有名なストライクウィッチーズの第2期放送。第1期のダメダメ画質から一変してHD制作のHD放送へ。しかもBS日テレでの全国放送に加えニコニコ動画での毎週無料配信という力の入れようで、観ようと思えば国内どこでも(ほぼ)リアルタイム視聴が可能となった。

第1期人気からの影響が大きいと思われる今回の大規模展開だが、個人的には第1期では画質の酷さが先行してか、思い出されるのは面白さよりエンコに試行錯誤した日々ばかり。話自体もなんとなく観ていた程度でしかなかったため、どうしても第1話だけではこの評価になってしまった。

ただし作品特有のパンツアングルは健在で、雰囲気も見事に踏襲しているため、第1期を楽しめた人ならまず違和感なく入り込める出来には仕上がっている。

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ファイナルインプレッション(2010.10.3追記)

47251265935295_r_3まず飛行シーンにCGが多く違和感ありまくり。最後のシーンでは、飛べないはずのウィッチたちが普通に全員参加しているなど精神論だけでは無理がある部分も見られ、一人一人についている階級もあまり意味ないような…。

とかネガな意見を挙げてみたが、前期からすると今期の脳内評価は高め。改めて画質の重要性を実感すると共に、各キャラが話数ごとにピックアップされることで作品そのものへの没入感も増した。

一応前期が「これで完」的な終わり方だったため出だしはご都合主義、終わりは前期に似たり寄ったりな印象を受けたが、バトルシーンではCGを気にせず、キャラの行動自体に魅力を感じることが出来れば、それなりに楽しめる内容ではあると思う。


   

 

 

 世紀末オカルト学院 

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47251265935295_r_3「アニメノチカラ」プロジェクト作品は過去2回共に期待しつつも微妙に肩透かしを喰らってきたため、今回はやや期待半分不安半分といった感じ。

いい加減恋愛要素などオーソドックスなところを取り入れれば…とも思うのだが、やたらオリジナリティを重視しているこれまでのスタンスではちょっと厳しいところがある。とは言っても、やはり初回の期待度は今までと同様高いので、今回こそは万人受けしやすい展開を期待したい。

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ファイナルインプレッション(2010.9.30追記)

23461265935268_r_2願いが通じたのか恋愛要素もきちんと含まれており、全体としてよくまとまった作品に仕上がっていた。テーマソングも今期アニメの中では上位に位置し、1クールながら起承転結のタイミングや最後のまとめ方には「上手い」と思わせるものがあった。

女性陣が少々残念だったり後半いきなりマジカルな展開に突入したりと突っ込みどころも存在するが、アニメノチカラでは初めて素直に「面白い」と思えた作品。まだまだ独創性ばかりに目が行きがちな印象は拭えないが、これで今後の同プロジェクトにも新たな方向性が見えてきたように思う。


   

 

 

 生徒会役員共 

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女生徒が下ネタトークを自然に連呼するため、エロいとかいう以前にそれが普通のことのように思えてしまう不思議な作品。

ボケとツッコミは予想以上にキレがあるものの、なんの恥じらいもない女生徒の下ネタが中心となるためやはり素直に笑えない部分も。この作品に関しては役割が男女逆転しているものだと思い込むしかないように感じる。

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ファイナルインプレッション(2010.9.29追記)

47251265935295_r_3結局最後まで下ネタが止まることはなかった。とは言え、ここまでやってくれるともうこれがこの作品であり、これがなければ成立しないのではないかとさえ思える。

基本的な印象はファーストそのままだが、まあキャラは悪くないし(ただ顔はどれも似たりよったりだが)意外と楽しめた。これでフラグのあった会長orスズor三葉あたりと津田のマジコイイベントがあれば…とも思うが、そこまで回せる時間がないのが1クール作品の辛いところか。


   

 

 

 セキレイ~Pure Engagement~ 

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23461265935268_r_2前期も視聴済みで、割と好きだった作品。

バトルシーンや日常シーン、そしてたまに(というか度々w)入る萌えシーンの配分が良く、見せるところは見せるメリハリがある。また基本入浴シーンなどでは湯気がいい仕事をしているものの、アクシデントか確信犯か、湯気が仕事を忘れてしまうときがあるのも前期からお変りなく。

正直、深夜アニメなら規制にこのくらいの緩さはあってもいいんじゃないかと思う今日この頃。

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ファイナルインプレッション(2010.9.27追記)

23461265935268_r_2いや、to be continuedって普通に3期あるんだよね?これで終わりだったら最後に意味深だけを置いてったような、かなり微妙すぎる最後だったけど…。

内容に関しては良くも悪くも「セキレイ」で、1期のイメージそのままに画質はHDへ。締め以外はほのぼの日常ときどきシリアスなテンポのいい展開で、最後まで一定のテンションを維持したまま観続けることが出来た。


   

 

 

 デジモンクロスウォーズ 

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76551265935341_rいつからデジモンは合体ロボットアニメになってしまったのか…。

「デジモン」シリーズはアドベンチャーの最初期世代で、フロンティアまでは観ていたため久々かつHD画質のデジモン最新作に期待はしていたのだが、とりあえず第1話では完全に退化…というかお子様向け番組化してしまっており、かなり残念な印象。

販促の観点としては合体ものの方がいいのだろうが、やはりデジモンはデジモンであって欲しかった。一応過去の主役級デジモン達の存在も垣間見えるため期待するとしたらその部分だろうが、果たしてこれを何話まで見続けられるのかが問題だ。

ファイナルインプレッション(2010.9.23追記)

65101265935406_rやはり数話で視聴を断念。

どうやら自分には対象年齢が低すぎたようだ。

 

 

 伝説の勇者の伝説 

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47251265935295_r 伝説の勇者の存在を求める勇者の物語のようだが、笑う要素が少なくなりがちなファンタジーものにしては珍しく、初回から小気味良いボケとツッコミと個性的なヒロインのつぶやきが降り注ぐ。

基本設定はそれなりにシリアス臭が漂っているが、個人的にはこの主人公とヒロインのアホっぽいやりとりを中心とした展開を期待したい。

なお最も印象的だったセリフはこちら↓

「遅れるな、足手まといになるならサクっと逝くぞ」 by ヒロイン

 

 

 ぬらりひょんの孫 

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47251265935295_r_3 古いものでは「学校の怪談」や「地獄先生ぬ~べ~」、最近のものでは「犬夜叉」や「夏目友人帳」など、もはやコミックスでも定番ジャンルとなっている妖怪もの。

番宣をよく見ていたせいか作品自体よりそのBGMが印象深い第1話であったが、内容も主人公が覚醒してくれれば十分化けるポテンシャルを秘めた作品だと思う。とは言っても、1話見ただけではキャラクターの訴求力が乏しく、妖怪の魅力に欠ける印象も。

今後の展開に期待したい。

 

 

 ヘタリア Axis Powers 

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76551265935341_r …いや、意味が分からないw

どうも国を擬人化しヘタレのイタリアが主役のアニメっぽいのだが、とにかくシュールさ全開で、だからといって笑えるわけでもないため非常にどうしていいのかわからない作品。

しかも30分枠内に6話を詰め込んでいるため、気がつけば1話が終わっていて「なんだかなー」といった感じで時間だけが過ぎていく。これを30分観るのもきつかったが、6回に渡るアホみたいなやりとりと妙なテーマソングを永遠(のように)見続けた結果、即消した。

ファイナルインプレッション(2010.9.23追記)

65101265935406_r 2話目で視聴を断念。

この画質と内容で見続けろというのは正直拷問に近いものがある。

 

 

 みつどもえ 

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イメージとしては「こどものじかん」の変態要素をマイナスイメージに強くした感じの作品。

特徴のある画も手伝って「可愛らしい子供たち」というよりむしろ「憎たらしいガキども」という言葉がふさわしく、素直に笑えないコメディのような感じ。予告最後の「(アニメ化することを)なぜ誰も止めなかったのだろう」が妙に響いたw

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ファイナルインプレッション(2010.10.1追記)

47251265935295_r_3思っていたよりプラスイメージのキャラ設定で、ファーストが特段酷かっただけ…というわけでもないが、いきなりアレというのがインパクトありすぎたんだと思う。ウケ狙いの笑い要素(特に自虐ネタ)を中心に、可愛らしさやツンデレな部分も垣間見れて日常コメディとしては十分及第点。

ただ今期は「生徒会役員共」と並んでオープンすぎる下ネタ連呼が目立ち、素直に笑えない部分も。目が点になるアホ顔や血走った怖顔、前歯のみの微妙な赤ちゃんテイストなども相まって、非常に好き嫌いが分かれそうな作品。


   

 

 

 まとめ 

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ファーストインプレッションまとめ

47251265935295_r_3 飛び抜けた有名所というよりは、中堅所を中心にちらほら微妙な作品という感じの2010年夏。Dもあるが、まあそれも衛生とテレ朝だけなので無難と言えば無難なところだろう。ただ明らかにC以下よりB以上が目立つため、これらが期待通りの面白い展開を見せてくれれば、意外と良作の多いシーズンになるかもしれない。

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