放送中アニメのインプレッションレビュー(2010秋)まとめ
※今回から画質検証もこちらに統合。
※順次更新中。第1話を視聴次第追記予定(2010.10.5-)
→更新待機中。今期終了時に再開予定(2010.10.21)
海月姫(フジテレビ/2010.10.15-)
ファーストインプレッション(2010.10.21)
良くも悪くも独創性の高いノイタミナ枠だけあって、作画から内容からかなり好き嫌いが分かれそうな作品。
内容は腐女子限定の寮に住んでいる主人公の日常を描き、そのジャンルは典型的な「鉄道」「武将」といったものから「ちい散歩(ポスター?)」「日本人形(和服?)」 といったものにまで及び、主人公は「クラゲ」となる。
先に述べたように非常に癖の強い作品であるため、現時点での期待度は正直微妙。ただおしゃれとは無縁、男子禁制のこの寮に召喚されてしまった美少女(♂)次第で180°面白さが変わってくる可能性も感じたため、とりあえず5話くらいまでは観てみようと思う。

画質検証(1920x1080にリサイズ>一部クロップ>2倍に拡大@Lanczos3)
全体的には安定しているが、序盤などやたらノイジーな箇所もちらほら。ややリンギング掛かってはいるものの、それ以上にすっきりと整った線が印象的。エンコ時のリサイズ推奨解像度は1280x720-1440x1080。
探偵オペラ ミルキィホームズ
(TOKYO MX/2010.10.7-)
ファーストインプレッション(2010.10.19)
女児向けベースの作品をやや深夜補正したような内容で、探偵学院の少女たちが特殊能力を駆使し怪盗と戦う魔法少女的な印象を受けたが、初回前半部分だけで肝心の特殊能力が消滅。単なるダメダメ集団と化してしまった。
視聴者には敵の正体まるわかりのスタンスを取っているので真実を追求していく“探偵モノ”としては期待しない方がいいが、今までの優遇が一変してしまうという状況はコメディの土台としてなら申し分ない。早くも能力回復の兆しがあったのですぐにバトルモノに戻るのか、はたまた当分はコメディ路線で行くのかは微妙なところだが、個人的には後者であって欲しいところ。

画質検証(1920x1080にリサイズ>一部クロップ>2倍に拡大@Lanczos3)
線が不安定でノイズも目立つクッキリ画質。コントラストはそこそこ高いので、場面によってはトップクラスの画質に見えることも少なくない。エンコ時のリサイズ推奨解像度は1280x720-1440x810。
咎狗の血(TBS/2010.10.9-)
ファーストインプレッション(2010.10.19)
ギャグのない真面目なバトルモノ。
舞台は戦後の廃れた世界で、ストリートファイト最強の座にいた主人公が殺戮ゲームへの強制参加を強いられる。よくある特殊技能任せの展開ではなく、基本は格闘スタイル。斜めカットを多用した大胆な構図や、ストリートファイトと殺し合いの差を思い知る主人公の描写は良かったが、如何せん真面目すぎてやや疲れる印象。

画質検証(1920x1080にリサイズ>一部クロップ>2倍に拡大@Lanczos3)
安定はしているものの、ソフトで薄めの線。コントラスト感も低めだが、これは退廃的な色調が中心の世界観からくるものかもしれない。エンコ時のリサイズ推奨解像度は1280x720-1440x810。
FORTUNE ARTERIAL 赤い約束
(テレビ東京/2010.10.9-)
ファーストインプレッション(2010.10.18)
ファンタジックなタイトルロゴに怪しげな吸血鬼というフラグを残しつつも、割と普通に学園コメディで終始した第1話。吸血鬼モノなら前期から続いている「屍鬼」と若干被る気もするが、向こうはすでに独自のシリアス路線を突き進んでいるのであまり気にする必要もないかな。
外見と年齢が一致しない幼馴染み姉妹や早速できた気さくな友人、そして挙動不審な初恋副会長(吸血鬼?)と日常部分の構成要員は文句なし。あとは上記闇の部分をいかにバランスよく織り交ぜられるかで、この作品の善し悪しが決まってくるように思う。

画質検証(1920x1080にリサイズ>一部クロップ>2倍に拡大@Lanczos3)
輪郭強調気味のシャープな線でリンギングも普通に出ているが、線自体は荒れていないため比較的綺麗に見えるHD画質。コントラスト感も良好で、凝視さえしなければ不満点は少ない。エンコ時のリサイズ推奨解像度は1280x720-1440x1080。
とある魔術の禁書目録Ⅱ(TOKYO MX/2010.10.9-)
ファーストインプレッション(2010.10.17)
上条さんの代名詞「不幸だ」も健在なインデックス2期。とは言え、間に外伝「とある科学の超電磁砲」を挟んでいるため感覚としては3期に近い。
電磁砲が直前にあったこともあり「とある」シリーズの脳内魅力は学園都市女性陣にシフトしつつあるが、そこはやはり本家。しっかり第1話から(ツン)デレ全開の御坂を持ってくるなど抜かりはなかった。内容も初回からなかなか濃く、それでいて起承転結を1話以内でまとめきり次回へと繋げている。知名度・期待度共に文句なく、今期唯一のファーストインプレッションSランク作品。

画質検証(1920x1080にリサイズ>一部クロップ>2倍に拡大@Lanczos3)
もはや「とある」シリーズの伝統にもなりつつあるが、画質に関しては相変わらず微妙なHD。薄くボケた線の上にコントラストは低めで、安定感も高いとは言えない。エンコ時のリサイズ推奨解像度は1280x720。
ヨスガノソラ(TOKYO MX/2010.10.8-)
ファーストインプレッション(2010.10.17)
ゆったりと流れていく感じの田舎暮らし学園モノ。
テーマソングからBGM、画調とすべてに統一感があるため、この作品の方向性というものがしっかりと感じられる。一方そうした空気感とは裏腹に、「明るくもどこか闇があるような主人公」「禁断の愛を奮起させる妹」そして「主人公へ好意を寄せる多くの女生徒達」など、奥深さも感じられ今後の展開が楽しみな作品。

画質検証(1920x1080にリサイズ>一部クロップ>2倍に拡大@Lanczos3)
安定感の高いHD画質。はっきりくっきりといった画ではないが、ある程度のクオリティを維持しつつ劣化を最小限に抑えている。エンコ時のリサイズ推奨解像度は1280x720-1440x810。
えむえむっ!(TOKYO MX/2010.10.7-)
ファーストインプレッション(2010.10.17)
ただのMではないドM=えむえむ?な男が、これまたドSな先輩(♀)に調教されていく過程を描く学園コメディ。
最初この先輩が「神様」とか言い出したときはハルヒライクな、ちょっと斜め上をいく作品なのかとも思ったが、特にそんなことはなく。どうやら自分=神様=(Sだから)おまえより立場が上という図式を言いたかっただけのよう。
ツンデレ属性も兼ね揃えた典型的なキャラ&設定ではあるが、それ故にヒロインとしての安定感も抜群で、M男はM男で他に類を見ないほどのドMっぷり。これが前者のスパイス的な役割を果たし、結果として“この作品ならでは”という空気を作ることには成功しているため、王道を進みつつも他に埋もれない土壌を築いていって欲しい。

画質検証(1920x1080にリサイズ>一部クロップ>2倍に拡大@Lanczos3)
挟範囲ながらも、HDにしては強めのリンギングが輪郭線に常駐している画。その分精細感はあり(このレベルでは)モスキートノイズも少ない方だが、輪郭強調気味の粗い線になってしまっている。エンコ時のリサイズ推奨解像度は1280x720-1440x810。
そらのおとしものf(TOKYO MX/2010.10.6-)
ファーストインプレッション(2010.10.14)
雰囲気は前期と変わらず。引き続きいつものメンバー&最後にニュー天使が降臨したが、予告が「驚愕!天使は馬鹿(と書いて“キョニュウ”と読む)だった!!」ということでニンフと同じ道を辿りそうな予感。
好きな作品の一つではあるが、ちょっと二頭身化が多すぎるのがネックになっていたので、今期ではもう少しリアルな描写も多くしてもらいたい。
画質検証(1920x1080にリサイズ>一部クロップ>2倍に拡大@Lanczos3)
コントラストが高くメリハリのあるHD画質だが、動きのあるシーンはもちろん動きの少ないシーンでもジャギ含めノイズが目立つ。エンコ時のリサイズ推奨解像度は1280x720-1440x1080。
それでも町は廻っている(TBS/2010.10.8-)
ファーストインプレッション(2010.10.13)
微妙な顔に声のミスマッチ、そしてED等々色々酷いが、個人的には演出やら設定やらが妙に「夏のあらし!」と被っているのが一番気になった…名前も嵐山さんだし。
さすがに偶然だと思うが、それでも好きな作品だけにあまりいいイメージは持てず、ジャンルも日常モノとしては下手なギャグに走り過ぎ、かと言ってギャグアニメとしても非常に中途半端な印象。所々に入る小動物による一言も、可愛らしいと思う反面「ひだまりスケッチ」のうめ先生ライクな、どこか「便乗しました」的なものを感じる。
画質検証(1920x1080にリサイズ>一部クロップ>2倍に拡大@Lanczos3)
コントラストはそれほど高くないものの、線はしっかりと黒いHD画質。太めだがくっきりした線で、ややリンギング掛かっている。エンコ時のリサイズ推奨解像度は1280x720-1440x810。
神のみぞ知るセカイ(テレビ東京/2010.10.7-)
ファーストインプレッション(2010.10.12)
「リアルなんてクソゲーだ」が印象的だった、微妙にイケメンなオタメガロマンチック。清々しいほどのオープンオタで基本二次元こそ正義の主人公だが、「指定されたリアル女を落とさなければ首がもげる」という試練を前に、ゲームの知識を総動員して挑んでいく。
この流れからすると1話につき1人ずつ落としていくのかなと思うが、初回に限れば導入~攻略Finまで突っ走った割にはまとまっていた印象。最終的に落とした女はその過程を忘れ去るため、「都合がいいと思いつつもどこかもどかしい」といったような心理描写を、上手く魅力に繋げていって欲しい。
画質検証(1920x1080にリサイズ>一部クロップ>2倍に拡大@Lanczos3)
イカ娘に類似した画だが、こちらの方が微妙に不安定で線は薄め。エンコ時のリサイズ推奨解像度は1280x720-1440x810。
もっとTo LOVEる(TOKYO MX/2010.10.6-)
ファーストインプレッション(2010.10.10)
どこか前期とは違った作品になっていた第2期。アニメしか見ていないと「お前誰よ?」といったキャラクターが普通に存在しており、(もともとそっち系の作品とは言え)あまりに萌えやエロに頼りすぎで、結果アニメとしての“動き”や“描き込み”といった部分が残念なことになってしまっている。
正直もう「同ブランドの別商品」みたいな印象さえ受けるが、キャラクターや「To LOVEる」という作品自体の魅力が強いため、期待度はそれなりに高い。この際前期のことは忘れて観るつもりだが、せめて増えている同居人の説明くらいは欲しいところ。
画質検証(1920x1080にリサイズ>一部クロップ>2倍に拡大@Lanczos3)
非常に精細なHD画質。全体を見るとコントラストも高そうだが、そもそもの色使いが淡い系中心のために実感はしにくい。エンコ時のリサイズ推奨解像度は1280x720-1440x1080。
バクマン。(NHK教育/2010.10.2-)
ファーストインプレッション(2010.10.10)
「デスノート」の小畑健&大場つぐみタッグが送る目指せ漫画家物語。
「原作者と絵師が別」という、現実と漫画内がどこかリンクした設定が面白く、前作「デスノート」とは売って変わって親しみやすい印象を受ける。残念なのは、どこか“小畑健らしさ”というか、この人ならではの魅力ある画ではなくなってしまっている点。そういう意味では、「デスノート」は割と忠実に再現していたように思う。
この製作陣だけでも十分期待させられるが、コンセプトもありそうでなかったものなので今後の展開が非常に楽しみな本作。今なお連載中の作品をどうまとめ上げるのかにも注目したい。
画質検証(1920x1080にリサイズ>一部クロップ>2倍に拡大@Lanczos3)
すべてにおいて標準ど真ん中のHD画質。この圧縮ノイズと画質の絶妙なバランスは実にNHK-Eらしい。エンコ時のリサイズ推奨解像度は1280x720-1440x810。
百花繚乱 サムライガールズ(TOKYO MX/2010.10.6-)
ファーストインプレッション(2010.10.9)
いきなりのキスシーンからそこに至るまでの経緯へと続くが、肝心の「なぜこうなった」が描かれていないので結局?状態で終わった第1話。舞台は江戸で、登場人物も今流行の“全く別人の名だけ名将”だが、なぜかデジカメやら体操服やらも存在する。
内容に関してはまだ不透明な部分も多いが、水墨画を意識した画風と墨を使った演出効果は斬新さが感じられ○。問題はこの“墨”が良くも悪くも活躍し過ぎな点にあり、演出としての側面以上に、R18な部分を隠すための規制手段的な側面が強い。
過度な規制による作品自体の魅力低下だけは勘弁。
画質検証(1920x1080にリサイズ>一部クロップ>2倍に拡大@Lanczos3)
※tvkのみ映像部分をクロップ>1920x1080にリサイズ>一部クロップ>2倍に拡大@Lanczos3
最近では特に珍しいパターンで、放送局によりHD+~SDup-にまで画質が分かれた。自分の記憶している限り、ここまで差が出たのは「狼と香辛料」第1期以来のこと。
TOKYO MXがHDの中でも上位に位置する(ただし圧縮劣化もやや目につく)画質であったのに対し、テレ玉はリンギングが目立つもややボケた標準的なSDアプコン画質、tvkにおいてはまさかの超額縁ボケボケリンギング画質であった。
エンコ時のリサイズ推奨解像度は、TOKYO MXが1440x810-1440x1080。それ以外のSDアプコン画質局は、960x540-1280x720。
荒川アンダー ザ ブリッジX2(ブリッジ×ブリッジ)
(テレビ東京/2010.10.4-)
ファーストインプレッション(2010.10.9)
前期そのままの荒川で、おさらい的に一通りの主要メンバー+αは出してきた。その分初回はリクとニノ以外村長含め脇役気味で、唯一星だけがトップギア。ステラやマリアも軽めの毒舌で終わった。
30分枠に6話~9話ほどを詰め込むスタンスも同様で、面白さの差異こそあれ濃縮されたショートギャグが次々と繰り出される様は「これぞ荒川」と言えるテンポの良さ。出だしと締めに持ってきたニノの金星人フラグが、今後どう繋がっていくのかに期待したい。
画質検証(1920x1080にリサイズ>一部クロップ>2倍に拡大@Lanczos3)
典型的なHD制作→SD縮小を経たSDアプコン画質。特徴は精細な線と盛大なリンギングで、視聴時は近くで見るとときつい反面、それなりに離れればorエンコ時に少し補正すればHDライクな画が得られやすい。
エンコ時のリサイズ推奨解像度は1280x720。上記補正で使用したAviUtlフィルタは、非線形処理な先鋭化と前置きフィルタ、間に軽めにNL-Means。
俺の妹がこんなに可愛いわけがない
(TOKYO MX/2010.10.3-)
ファーストインプレッション(2010.10.8)
夢オチスタート&まさかの腐女子アニメ。タイトルだけ見るとヘタレ兄貴が真っ当な妹に(ryという展開を考えるのが普通だと思うが、こちらは極々普通の兄貴+重度のオタク妹の組み合わせ。
あくまで“裏の顔”ではあるが、妹がエロゲの魅力を力説する姿はまるで前クール「生徒会役員共」の如く。最近は痴女や腐女子をプラスファクターと考え、オープンにする傾向でもあるのだろうか。妹に無理やりエロゲをプレイさせられる兄の図はなかなかにシュールであった。
とは言え「表向きはバレないように」という“女の子らしさ”はあり、加えて典型的な嫌兄ツンデレタイプでもあるためキャラクターとしての魅力は高く、脳内ツッコミ担当の兄貴もキョン(byハルヒ)ライクな、いい味が出ている。今後この兄妹関係がどう変化していくのか楽しみな作品。
画質検証(1920x1080にリサイズ>一部クロップ>2倍に拡大@Lanczos3)
やや太いながらはっきりめの線で、安定したHD画質。コントラスト感もよく、全体としては水準+αでバランスが取れている。エンコ時のリサイズ推奨解像度は1280x720-1440x810。
テガミバチ REVERSE(テレビ東京/2010.10.3-)
ファーストインプレッション(2010.10.7)
2クールぶりだが、その間再放送もあり“2期目”というよりそのまま放送が続いているような感覚を覚える。内容も、1期目を知っている人なら余分な回想もなくスッと入れる反面、知らない人は???状態になること請け合い。
1期目が盛り上がった終わり方だったためそのままのハイテンションで始まるが、後半はいつものゆったりとしたペースに。今後はどうしても対ゴーシュ視点がメインとなってしまうだろうが、ニッチやシルベットとのやりとりも忘れずに描いていって欲しい。
画質検証(1920x1080にリサイズ>一部クロップ>2倍に拡大@Lanczos3)
太めのややボケた線で、コントラストも標準やや下。カメラを引いたシーンなど一部にアプコンかと思うような画もあるが、全体や縁の処理を見る限りHD画質であることは間違いなさそう。エンコ時のリサイズ推奨解像度は1280x720。
スーパーロボット大戦OG‐ジ・インスペクター-
(TOKYO MX/2010.10.3-)
ファーストインプレッション(2010.10.6)
…エヴァ?(※右上)とかいうのはとりあえず置いとくとして、深夜アニメとしては珍しくひたすらバトルの正統派ロボットアニメ。自身の中では「スパロボ=2等身」というイメージが強かったためSDガンダムライクなものを想像していたのだが、ちゃんと等身大で真面目な内容だった。
ただOPに影山ヒロノブを使っていたり、セリフやノリがやや古臭かったりと、画意外は一昔前のアニメを見ているような感覚も。EDだけは(なぜか)徹底して萌えに走っていたので、本編にも多少はそうした緩さが欲しい。
ファイナルインプレッション(2010.12.4)
ファーストの期待度は比較的高めであったが、第8話にして視聴断念。アニメとしてのクオリティ云々の前に展開がついていけなかった。
スパロボだけあってやたら熱いシーンが多いが、いきなり過ぎる展開に説明なしの専門用語連発、おまけにキャラクター、ロボットが次から次へ出てくるため状況理解や感情移入が追いつかず、結果“熱い”というより開発陣の自己満足を冷ややかに見つめている気分だった。
おそらく元ネタがわかればそれなりに見れるものだと思うが、少なくとも予備知識ゼロの状態から見続けるには辛い作品。
画質検証(1920x1080にリサイズ>一部クロップ>2倍に拡大@Lanczos3)
精細感がある濃い線で、全体のコントラストも高め。静止状態ではかなり理想に近いが、その分動きのあるシーンでは線の揺らぎやモスキートノイズも見られる。エンコ時のリサイズ推奨解像度は1280x720-1440x1080。
おとめ妖怪 ざくろ(テレビ東京/2010.10.5-)
ファーストインプレッション(2010.10.6)
半妖少女と嫌妖軍人の時代劇風ラブコメ…だと思う。シリアスかつツンデレ志向かと思いきや、かなりほんわかした雰囲気の妖怪人間フレンドリーな物語。妖怪と軍人の共同生活というよりむしろ学生同士の寮生活に近く、いきなりフラグも立ちまくり。
一応序盤と終盤には真面目なバトル要素もあったが、初回を見る限りではあくまでおまけのような、「基本ラブコメときどきバトル」的な印象。メリハリをつけるためにも、ある程度はシリアス&バトルな展開も期待したい。
画質検証(1920x1080にリサイズ>一部クロップ>2倍に拡大@Lanczos3)
コントラスト感が低めで黒の締まりには欠けるが、線の細いスッキリとしたHD画質。傾向は異なるが下記イカ娘同様安定性は高い。エンコ時のリサイズ推奨解像度は1280x720-1440x810。
STAR DRIVER 輝きのタクト(TBS/2010.10.3-)
ファーストインプレッション(2010.10.5)
エウレカやザムド、ハガレンでお馴染みのBONESアニメ、ということで期待していたのだが、今回はどこか毛色が違うようで。リアルで開いた口が塞がらなく、視聴中は苦笑いが耐えなかった。
序盤こそそれなりにワクワクしながら観ていたものの、徐々に萎んできたテンションがBパート開始と共に回復、そしてEDにかけて急降下。1話ながらに非常に浮き沈みの激しい展開で(別の意味で)ハラハラさせられたが、「銀河美少年(`・ω・´)キリッ」とかいうセリフにとどめをさされた。
今後の展開や評価がまったく読めない作品ではあるが、この流れが続くようだとちょっときついかもしれない。
画質検証(1920x1080にリサイズ>一部クロップ>2倍に拡大@Lanczos3)
ややボケた感があり、あまり安定しない線のHD画質。場面によって締まっているところや掠れ気味なところも存在するが、概ねこんな感じでコントラストは普通。エンコ時のリサイズ推奨解像度は1280x720。
侵略!イカ娘(テレビ東京/2010.10.5-)
ファーストインプレッション(2010.10.5)
タイトルの時点で相当インパクトが強かったが、内容もそれに違わず。ただ思っていたよりは普通(ただし語尾は除く)で、雰囲気としては美少女版ケロロに近い。
基本はイカ娘がイジられる様を楽しむ30分枠3話構成の日常コメディで、イカ娘以外の海の家住人にもなかなか濃いキャラが揃っているため、初回ながらその魅力を遺憾なく発揮してくれていた。今後も姉の活躍に期待。
画質検証(1920x1080にリサイズ>一部クロップ>2倍に拡大@Lanczos3)
安定した素直なHD画質で、いかにもテレ東アニメらしい線。HDとしては標準やや上の精細感だが、コントラストが高く破綻も少ないため安心して見ていられる。エンコ時のリサイズ推奨解像度は1280x720-1440x810。
星空キセキ(BS11/2010.10.1)
インプレッション(2010.10.5)
2006年からYahoo!動画で配信してたらしい30分枠全1話の超短編アニメがBS11にて初放送。
ネット配信と言っても昨今これほど低クオリティなアニメは珍しいんじゃないかと思う出来で、幻想的な世界観を出そうとしている感はあるものの、微妙な画に見栄えのしない演出、そして何よりあまりの時間の無さに、視聴者を置き去りにしてしまっている。
どちらかというと同人アニメを見ているような印象で、時間さえあればもう少しマシになったかもしれないが、少なくともこれに時間や金をかける要素は見つからない。
評価対象外(未視聴確定)番組一覧
通常放送番組
「バトルスピリッツ ブレイヴ」
「ポケットモンスター ベストウイッシュ」
「パンティ&ストッキングwithガーターベルト」
「薄桜鬼 碧血録」
「夢色パティシエールSP(スペシャル)プロフェッショナル」
「ひつじのショーン」
「心霊探偵 八雲」
「宮西達也劇場 おまえうまそうだな」
「食パンミミー」
「ロビンくんと100人のお友達」
放送地域外番組
「たちゅまる劇場」
有料放送限定番組
「ヘタリア Axis Powers 第4期」
「アイアンマン」
「カルルとふしぎな塔」
「一期一会~キミノコトバ~」
ネット配信限定番組
まとめ
※「星空キセキ」のみ1話完結のため評価から除外し、「百花繚乱 サムライガールズ」はHD+として評価。また明らかな子供向け、フラッシュ、フルCG、続編で前期未視聴なものなどは、基本視聴していないので評価対象外とする。詳細は上記「評価対象外(未視聴確定)番組一覧」参照。
ファーストインプレッションまとめ(2010.10.21)
[平均値3.4=B+]
Sは例外として、綺麗にAからCへの右下がり。優れている作品がより多く見られ、Cの2作品も“良くない”というよりは“評価保留状態”に近い。無難な印象が強かった前期に対し今期は期待できるものが多く、今後が非常に楽しみな2010秋。
画質検証まとめ(2010.10.21)
[平均値5.1=HD]
HD放送がほとんどを占めた今期。平均もHD+寄りであり、SDアプコンはわずか1作品に留まる。HD画質の中では、平均的なHDがトップ。次点が高品質なHD+で、最も少ないのが低品質なHD-となり、画質でもファーストインプレッション同様優秀なものが多かった。
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