カテゴリー「PC関連」の5件の記事

2010年4月24日 (土)

【液晶モニタ】HYUNDAI W241DG その3 -比較編-

お待たせしました!その3 -比較編-です。

Dscf1541_r

今回W241DGと比較するモニタは、現在私が所持している三菱のIPS液晶モニタ「RDT231WM-X」およびVA液晶モニタ「MDT242WG」となります。

Dscf1931

の前に、まずはW241DGだけで状況に応じた映り込みを比較してみましょう。指標として、Xbox360、PS3、PCが映り込む位置で撮っています。カメラも映り込んでいますので、それらを参考に比べてみて下さい。

上画像は周囲の明るさ(蛍光灯下 or 40W電球下)を変えた場合の暗部の比較で、蛍光灯下ではさすがグレアというだけの映り込みがありますが、電球下ではそれが激減しているのがわかります(位置確認として、PCの青ランプが参考になるかと思います)。また下画像は明部ですが、こちらは蛍光灯下段階ですでに映り込みがほとんどなく、電球下でも変わりませんでしたので蛍光灯下での画像のみとなっています。代わりに、右画像は左画像に「映り込んでいるとしたらこの辺りに指標物があるはず」という目安を書き足したものを置いておきました(一応ほぼ同位置から撮影であることの確認として、ガンマ補正2.0もしてあります)。

以下はあくまで主観的感想ですが、それほど明るすぎない部屋で使う分には(直接光源が映り込まない限り)グレアとしては低反射な部類だとは思います。ただあくまで“グレアとして”ですので、当然ノングレアやハーフグレアよりは多分に反射し、VAIO Pなどで採用しているARコートよりも多少反射していることは否めません。ちょうどARコートとノーマルグレアの間と言ったところでしょうか。まあそれでも、暗い場面で顔がはっきりと映し出されない点は大きいように感じています。

 

それでは、少し前置きが長くなりましたが機種毎の比較に入ることにしましょう。

MDTはVA(しかも型落ち品w)ということでW241DGと迷う可能性は低いかもしれませんが、W241DGと同じミドルレンジIPS液晶のRDTは、今が旬ということもあり購入を検討している方も多いのではないでしょうか?

W241dgsiyakaku_2

まずは視野角の比較から。最初はW241DGですね。単純な視野角はそれなりに広いですが、バックライト漏れの影響か正面以外は所々白みがかってしまっています。

Rdt231wmxsiyakaku_2

こちらはRDT231WM-X。どの角度も比較的安定した画に見えます。ただモニタの設置スペースの関係で、ちょっと角度や位置にズレが生じてしまっている点には注意して下さい。あくまで参考程度ということで。

Mdt242wgsiyakaku_2

MDT242WGも傾向はRDT231WM-Xに近い感じですが、ややこちらの方が薄くなっているような…気がしたりしなかったりw これに関しては誤差かもしれません。

W241DGはTNよりいくらか勝った視野角を持っていますが、他のIPSやVAと比べてしまうとどうしても劣ってしまうように思います。中でも特有の白みは、暗い場面では真正面から見ていても発生してしまうため、もしかしたら視野角による劣化以上に気になるかもしれません。(これは視野角というより、後述する色むらに関する問題だと思いますが。)

次は色調調整比較。参考にしたのは上記サイトです。

Sikityowhite

まずはホワイト側を調整。

Sikityoblack2

次にブラック…ですが、W241DGのみ(一応裸眼で見えてはいますが)かなり微妙です。かと言ってブラックを合わせると今度はホワイトが似たような状態になるため妥協。

あ、それと言い忘れていましたが、それぞれの色合いが異なって見えるのは単に私のカメラの腕のせいですので…m(_ _)mスミマセン 変に斜めっているのは、接写で正面から撮るとカメラやら何やら写ってはいけないものが写ってしまうためです。

Sikityoblack1

ネストボックスもブラックと似たような印象。一応W241DGも(裸眼では)見えてはいるものの…かなりビミョー。

明るさを異常なほど明るくして、ファクトリーモードも弄れば何とかならないこともないですが、現実的に考えるとW241DGは正直黒か白のどちらかをやや犠牲にする必要がありそうです。まあそれでも実用上あまり問題になることはないのですが、ゲームの暗すぎor明るすぎる場面ではヤキモキすることになるかもしれません。ちなみに、三菱は共に問題なく設定できました。

Backlightmore

こちらは使用編や視野角比較でも触れましたが、色むらに影響する(であろう)バックライト漏れについてです。一応コントラストも弄って輝度をかなり落としているのですが…W241DGはちょっと酷いですね。三菱はよくわからないので、比較のためにガンマ補正(2.0)してみることにします。

Backlightmore_hosei2

これで比較しやすくなりました。傾向としては、W241DGが4隅それぞれで光量の異なるバックライト漏れを多分にしているのに対し、RDTでは4隅で異なった光量が漏れているのは同じものの、その程度は少量。MDTはRDTよりは漏れているものの、4隅での差異は軽微といったところでしょうか。実際に使用しての色むらに関する感想としては、暗い場面では上記の通りW241DG<RDT231WM-X<MDT242WMの順に色むらを感じましたが、明るい場面ではW241DG≦RDT231WM-X<MDT242WMで、暗い場面ほどW241DGとRDTの差異は感じませんでした(どちらも微妙に色むらがあると感じる程度)。MDTはそもそも色むらを感じることがありませんでしたね。

Word

次は文字の比較です…といっても写真ではよくわからないかもしれませんが^^

これはどれも優秀で、特段ギラツブだとか目が疲れるとかはありませんでした。あえて順位を付けるならW241DG≒RDT231WM-X≦MDT242WMといったところでしょうか。単純な見やすさでしたらRDT231WM-X≦W241DGのように思いましたが、W241DGはグレアのため、環境によってはW241DG≦RDT231WM-Xになる可能性もありますので≒としました。

Wktk_2

さて、画質関連はこれでひとまず終了ですが、ついでに外観も見ておきましょう。実は、今回比較したこの3機種はすべてフレームに光沢処理がなされている、いわゆるwktk(枠テカ)モニタとなっています。よってそのテカテカ具合も、試しに比べてみました。

と言っても、ぶっちゃけ反射率はどれも変わりませんw すべてがすべて見事にテッカテカで、あえて違いを言えばその形状でしょうか。W241DGは広面積かつ湾曲型のため、どうしても何かが映る代わりにそれが何かは判別しづらく、RDTはそれぞれが平面で外側を向いているため、自分の顔が映ったりすることがない代わりに映ったものはクッキリとわかり、MDTはRDTよりも更に傾斜がついた感じです。

Dscf1922

ちなみにすべての枠に映っているチケットのようなものは、エコポイントでもらったジェフグルメカードです。どれくらい映っているのかの目安にどうぞ。

Button_2

最後に操作ボタンも比較してみました。印象としては

 W241DG…デザイン性重視。タッチセンサーで押し間違えやすい。感度はそこそこ。

 RDT231WM-X…デザイン性重視。ボタンは見えない位置にあり、少し押しづらい。

 MDT241WG…操作性重視。正面で丸見えだが、十字キー(パッド)は使いやすい。

といった感じですかね。まあ三菱は共にリモコンがついているので、あまり関係ないのかもしれまんせんが^^

 

以上、その3 -比較編-でした。

47251265935295_r_3最後の最後で「W241DG……なんか微妙じゃね?」となってしまった人もいるかもしれませんが、そこは1920x1200でグレアの良発色、ピポットもできる高性能スタンドに30kの格安価格がものを言うところでしょう。実際色むらなどある程度の妥協は必要なモニタだと思いますが、それと同じだけの魅力も確かにあります。

まあ結局最後は自分の眼がすべてですので、実際に見て、触って、自分に一番合ったモニタを見つけ出して下さいな^^

…ということで、3回に渡った今更ながらのW241DG長編レビュー、完結です。

 

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2010年4月21日 (水)

【液晶モニタ】HYUNDAI W241DG その2 -使用編-

意外と早くDVIケーブルが届いたので、わずか中1日でその2 -使用編-です。

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昨日(2010/4/21)モニタが届きセットしたものの、DVIケーブル長が足りず即Amazonで注文したDVIケーブルが早くも今日届きました。 なぜかデカデカとリチウム電池の注意ラベルみたいなものが貼ってありますが、ここはスルーで^^

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買ったのはELECOMのシングルリンクDVIケーブル5m。型番はCAC-DVSL50BKで2000円なり。カラーはW241DGとおそろいの白黒ツートンです。

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早速PCとモニタを繋いで当ブログをパチリ。う~ん、やはりグレアは綺麗です。(色むらもありますが、こちらは後述で。)

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JaneStyleを全画面表示して4隅を撮ったところ。

ちょっと心配していたパネルの取付ミス(微妙に斜めになってて、数ドットフレームに隠れてしまっていた個体もあったそうな)もなく、買ったケーブルも問題ない様子。一通りチェックした限りでは、ドット欠けも見あたらず一安心。

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近づいてみるとこんな感じ。ちょっとモアレがアレですが、モニタを写真に撮ろうとするとどうしても写ってしまうんですよね…。

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更に近づく。残念ながら私のコンデジではこれが限界のようです。

ってかモアレ酷いなw実際は変な緑はないので、文字のシャープさだけご参考下さい。多くのレビューでも言われていることですが、グレアでもギラツブ感は意外とないので疲れにくそうです。

W241dgblack_r

こちらは黒で塗りつぶした画像を画面いっぱいに拡大表示したところ。この手のミドルレンジIPSではよく言われる色むらですが、色々と撮った結果上記画像が一番わかりやすいと思ったので載せました。

こうして見るとバックライト漏れが4隅それぞれで発生し、その程度には多少の差異があるのがわかります。これが色むらの原因でしょうね。通常使用下ではあまり実感しづらいレベルのものですが、こうした全画面に渡る単一色表示時(白い背景が多いWEBページやアプリの全画面表示時など)には、確かに色合いが微妙に異なって見えました。個人的にはピポットをした時の方が感じ方が顕著だったように思いますが、まあ普通に使っている分には許容範囲内です。

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次にOSD画面。表示自体は意外にもスタイリッシュな半透明デザイン。画質やカラー調整は設定できる項目自体が最低限しかなく、基本的な自由度や機能性は低いです。(上押しながら電源オンで発動する、ファクトリーモードなる隠し?機能を使って一時的に弄る項目を増やすことは可能。ただしこちらの設定は電源オフと共にリセットされる。)

とは言っても、グレアだけあってデフォルトの発色自体が素晴らしく、残像も大して気にならなかったので、この点による不満は大してありませんでした。

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一応「↑+電源オン」のファクトリーモード起動時のメニューも撮ってみました。オーディオ設定と(ここにはありませんが)言語設定は変わりませんでしたが、残り3つはより詳細な設定が可能になっています。ただし前述した通り、これらの設定は基本的に電源オフと共にリセットされるので常用は厳しいですが、唯一ここを弄ることでRTC機能(タイミング補正機能、≒オーバードライブ機能?)を通常起動時のメニューにも追加することができます。使うか使わないかは別として、とりあえずは使えるようにしておいた方がいいでしょうね。以下2chのW241DGスレテンプレから抜粋。

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■241DGでRTCを使う
 240D用のRTC(タイミング補正機能)を241DGでも下記の手順で有効にできる。
 ただし、有効にできるのはDVI接続で表示がFULL(16:10)の場合に限られる。

1.↑を押しながら電源を入れてファクトリーモードを起動。
2.OSDの「FACTORY SETTING」の「RTC SELECT」を「TN(WITH RTC)」にする
3.一度電源を入れ直したあと、OSDで「その他」の「DISPLAY CONTROL」を選ぶと
 入力がDVIの場合に限り「RTC ON OFF」の項目が追加されるのでONにする
 (HDMI、RGB、コンポーネントではこの項目が出現しない)
4.「その他」の「DISPLAY CONTROL」を「FULL(16:10)」にする
(「画面サイズ」や「1:1」の場合はRTCをONにしても効果が表れないので注意)

 効果の確認はLCDBenchの「動きのなめらかさ」を実行するとよくわかる。
 (通常は12ms以下で暗くなる移動する図形が6ms以下でも明るいままになる)
 速いスピードで移動するものが暗くならずピントが強調されたようになるので
 ゲームやニコニコ動画のスクロールするメッセージなどに有効。
 ただし副作用で白い影のようなものが出るようになるのでその点が好みを選ぶ。

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なおこれらのメニュー操作はフレーム右下にあるタッチセンサーで行うことになりますが、前評判ほど反応が悪いとは思わないものの、やはり物理ボタンに比べると「押した」感が今ひとつではあります。まあ操作する度に、かなり大きな音で「ピッ!」と鳴る(近くに寝てる人がいたら確実に迷惑になるレベルの音量、変更不可)ので反応したかはすぐにわかるのですが、画面が明るすぎたり周りが多少暗かったりすると押したいセンサーボタンがどこにあるのかわかりにくく、誤操作しがちな印象。正直ご近所迷惑な「ピッ!」はいらないので、パネル部分にバックライトでも付けて欲しかったです。

Kaitenzu_2

ついでですので気になった点をもうひとつ。このW241DGは右回り90°のピポット機能を備えているのですが、当然それ以上は回らず、方向も右側1方向のみです。これを左回りにしたいのなら、スタンドを取り付ける方向を変えれば済む話…なのですが、問題はその後です。ここから先は個体差かもしれませんので一概には言い切れませんが、少なくとも私の個体でこれをやると、通常の横画面にした時に真横まで戻らず、微妙に左下がりな状態になってしまいました。要は左回りにしたら横に戻すな状態ですね。もともとピポットは使うつもりがなく、「もし使うなら左回転の方が都合がいいだろう」と思ってやってみただけでしたので、すぐもとに戻しました。

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ちょっとPV4に繋いであるPS3でも遊んでみましたので、こちらも簡単な感想を。ちなみにゲームは(今更の)プロスピ5完全版です。

[画像1] PV.exeを全画面化させPS3オン。この時点ですでに映像に艶がありちと感動。

[画像2] 文字部拡大。もともとのゲーム画質自体がボケ気味なのですが、これでも比較的クッキリ表示されている方。ただPV4への入力は1080iのD端子であるものの、PC自体はDVI接続にもかかわらず希にプルプル…。1080pに切り替えたら直り、iに戻したらまたプルプル。試しにPV4側でインタレ解除してやってもやっぱりプルプル。そんなことを繰り返しているうちに、なぜか1080iも普通に表示されるようになりました。正直???な状態ですが。

[画像3] なにはともあれ(?)一応プルプルもなくなったので普通に1080iでプレイ。ノングレアの時は色調をこれ用に弄り直さないと明らかに色が薄く、迫力がやや欠けていたのですが、W241DGでは何もせずとも結構まともな画になり再び感動。PV4経由でも、(PV4側の設定を)ゲームモードにしておけばそれなりに遊ぶことは可能でした。(というか、何気にリビングに置いてあるブラビアより遅延は少ないという…。)

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最後に(ぶっちゃけ関係ないのですがw)自分が使っているスピーカーを紹介。ソニーのSRS-TD60というコンパクトアクティブスピーカーです。

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電源と電池の両対応。意外にもかなり大音量まで上げることができ、音割れも無し。ウーファー搭載による低音はもとより、中音、高音共に水準以上の音は出してくれます。画像のようにモニタ下にも手軽に置け、設置の自由度に優れた実用的なスピーカーです。

 

以上、その2 -使用編-でした。出だしと終わりは正直おまけみたいな感じですし、購入後間もないということもあり簡単なインプレみたいな感じになってしまいましたが、次のその3では、その分より詳細なレビューを他モニタと比較しながら行う予定です。(ただその分記事更新までに多少の間が空いてしまうかもしれませんので、その点はご容赦を。)

それではその3 -比較編(仮称)-まで、気長にお待ち下さいな^^→その3 -比較編-を更新しました。

 

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2010年4月20日 (火)

【液晶モニタ】HYUNDAI W241DG その1 -開梱編-

サブに適当なIPSモニタでも欲しいな~と思って情報漁っていたら、ちょうどHYUNDAI『W241DG』がNTT-Xで29,800セール中!DELLのU2410とかなり迷っていたのですが、価格差が1万近くになった瞬間勢いだけでポチりましたw

ではその勢いに任せて、(今更のW241DGですが…)初の長編レビュー その1 -開梱編-です。

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まずは到着時の状態。さすがにこの大きさだと専用箱に伝票直張りです。

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ですがまあ…NTT-Xさん側の配慮か佐川さん側の配慮かわかりませんが、ダンボ直張りでもぬるりと取れる伝票仕様は好印象。あ、この中に納品書も挟まっているので捨てないようにっと。

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でいざ開梱…の前に再びダンボを見渡してみるとこんなシールが。やっぱりメーカーさんもグレアというのは売りにしてるんでしょうか。

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今度こそ開梱!定石通り保証書だけ端にこびりついてます。

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箱を斜めにして滑り出させたところ。間違って上下反対にして出すとこれら一式が床に落ちるので注意。(…ええ、落としかけましたw)

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とりあえず一番最初に目に入ったスタンド。これだけでも結構重い。

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こんなところにネジが貼り付けてあります。見逃す…人はいないと思いますが。

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一応裏側も。普通に金属丸出し状態です。

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付属品一覧。ちなみに左上の説明書の裏側にクロスも入っています。

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ようやく本体。二重になっている真っ白な発泡スチロールを開けると、こちらも負けず劣らず真っ白な本体登場。

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移動させてシートを取ったところ。わかっていたことですが、やはりこのツートンカラーはインパクトがあります。

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ではいざスタンドを!と思って見てみると、なにやら注意書きが。どうやらスタンドつけて、きちんと置いた状態で(このデカイ)ネジを取って下さいね、的なことらしい。

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そこで一端このデカイネジと注意書きの紙は無視して、スタンドの取り付け開始。取付にはプラスドライバーが必要です。

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スタンドをしっかり取り付けて立たせたら、いざデカネジへ。手で回せそうな雰囲気があったのですが、やけにきつかったのでマイナスドライバーを使用。コインでも代用出来そう。

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はい、完成です。写真撮りながらだったので時間は微妙ですが、大体開封から完成まで10分程度でしょうか。ではなめ回すように見渡していきましょう。

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後ろから。う~ん、白い…。

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後ろのHYUNDAIロゴ拡大。結構デカデカとしています。

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こちらは前面下部のロゴ。実際はこんなにはっきりくっきりしている印象は受けませんが、特にカッコイイとかも思いません。(どちらかといえば…いらない?HYUNDAIだしw)

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左上から。この微妙に背面の白が被ってきているデザインは、正直好みの分かれそうなところ。私はあまり気になりませんでしたが。

それとやけにポッコンポッコンしたというか…全体的に丸みを感じるデザインです。

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下部を覗いた端子類。右下よりに集まっており、それ以外は穴だらけ。おそらく排気or吸気孔かと。

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最後に反射について、電源未投入時の簡単な印象になりますが、蛍光灯(in自室)下での明るい場所では上記レベルには映り込みましたが、グレアなりに低反射処理がなされているらしく、顔が特定出来るほどの映り込みではありませんでした。(表現がわかりにくいかもしれませんが、「“顔”だということはわかるが、それが誰なのかは近づいてよく見ないとわからない」みたいな感じです。)現段階では真っ黒な場面以外や間接照明環境なら大丈夫かな?という印象ですが、これはその2以降で詳しく書いていきたいと思います。

 

以上、その1 -開梱編-でした。ぱっと見た感じでは意外としっかりした造りに感じられましたね。少なくとも雑な印象は受けませんでしたし、前評判の中でも特に良評価だったスタンドもなかなかでした。左右前後移動はスムーズ、上下はスーッと言った感じ。ただ、移動の際も予期せず動きまくり大変でしたがw

一応その2以降は使用感や画質面を書いていきたいと思っていますが、ケーブル長の関係でDVIケーブルを新調する必要が出てきましたので、少し遅くなるかもしれません。まあ数日以内には更新出来ると思いますので、しばらくお待ち下さいな^^→その2 -使用編-を更新しました。

 

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2009年2月25日 (水)

【Intel】CPU Core i7 920

Corei7_3

―― 前置き ――――――――――――――――――――――

今まで使っていたCPU、Q6600(OC:3.3GHz)とそのマザーボード、P5K-Eのどちらかが逝ってしまったようで、いきなりPCの電源がつかなくなったのはつい3日前のこと。上記2点にまでは絞り込めたものの、自身の力量ではどちらの故障か判断がつかず、万一新規購入した方が正常だった場合の絶望感と金銭的、実用的側面を考慮した結果、この際システムごと一新する方向でCore i7の導入を決意した。その費用実に7万円―。なんと金を喰うマシンなんだとつくづく実感したのはすべての会計が済んだ後の話だった。

 

―― 製品情報 ――――――――――――――――――――

2008年11月発売 推定市場価格 28,000~30,000円

クロック周波数 2660 MHz TDP 130 W

物理コア数 4 論理コア数 8

 

―― 個別ランク ――――――――――――――――――――

 

【処理速度】

23461265935268_r_2 クロック数だけなら今のCPUではごくごく普通。むしろ若干遅いくらい。このCPUの魅力は数字上のクロック数よりむしろコア数にあるため、HT有効時の論理8コアが活かせる環境であるかどうかに大きく左右される。自分は主にエンコード目的でPCを活用しているため非常に有効であるが、その一方でコア数を全く必要としないその他いろいろな動作においては以前より若干のもっさり感も感じている。またデフォルトではEISTとC1Eによりクロックが可変し、最低クロックが1.6GHzなのは以前のQ6600のときから同様なのだが、なぜだかi7 920の場合はx264生成mp4やPV4生成DVなどのファイル再生時もクロックが上がらず、低スペックPCの如く非常にストレスの溜まるものだった。これはQ6600時にはみられなかった症状なので、他の要因ではないかと何回も再起動したりアプリチェックしたりしてみたが結果は変わらず。仕方がないのでEISTとC1Eは切ってしまった。

 

【互換性】

76551265935341_r ソフトウェアに関してなら問題とするところは特にないが、まず8スレッドに完全対応したアプリ自体が希なため上記に関してでも完全に活かし切れないという意味でB評価くらい。で、今回はそっちじゃなくてハードウェアとしての評価。そもそもi7のソケット規格LGA1366自体が他のCPUより一回り大きいため、マザーボードは現状i7専用となり以前の使い回しが全く利かない。おまけにメモリーもDDR3専用のため、これも同様。今後LGA1366(あるいはそれに準拠した規格)が主流となってくればこれほど酷評にすることもないだろうが、どうもこの敷居の高さは思った以上に深刻らしい(そりゃそうだ)。LGA775との互換性の話もちらほら出てきているため改善する可能性もないわけではないが、それでも現状においては非常に互換性がないCPUだと言わざるを得ないだろう。

 

【省エネ性】

76551265935341_r_2 これも恐ろしいほど低い。というのも、そもそもネイティブクアッドコア自体がかなりの廃熱量があるらしく、45nmにもかかわらずアイドル時およそ45℃、負荷時およそ65℃以上にはなる(リテールファン使用、CoreTemp読み)。当然TDPも130Wと高く、以前の3.3GHzにOCしたQ6600+NINJAPLUSと同等かそれ以上だったのには少し驚いた。ちなみにリテールファンの五月蠅さから即刀3へと鞍替えしたのだが、こちらではアイドル時、負荷時共に上記より5℃程度の冷却効果が得られ、静音性もかなりマシになった。

 

【安定性】

23461265935268_r_3 Intel CPUは従来からかなり安定しているためこちらの瑕疵(あるいは個体差?)なのだろうが、処理速度の項でも述べたように低クロック時(EIST、C1E作動時)の挙動が明らかに悪い。まあそれ以外は今のところ特に問題点はないのだが。

 

【コストパフォーマンス】

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互換性の項参照。i7 920単体としてのコストパフォーマンスはSクラスだと思うが、それに付随する形でマザーボードとメモリーの出費も必須というのは痛すぎる。環境によっては電源などその他のパーツも交換が要求され、実質的にはi7購入=PC再構築とほとんど同義に。

 

 

―― 総合ランク ――――――――――――――――――――

23461265935268_r_4 上記に書いたようにすべてが最高というわけではないが、導入さえ目処が立てば基本的には満足できる製品。特にニーズに合致したときのパフォーマンスは非常に高いと言えよう。前述したように自分の場合は動画エンコード、しかも特に重いx264とAviUtl各種フィルタを使っているため、定格クロック数を考えればもはや爆速と言えるだけの恩恵を受けることができた。具体例としては今までおよそ2.5時間かかっていたものがおよそ2時間程度にまで短縮し、しかも以前のQ6600は3.3GHzにまでOCしていたのだから定格の2.66GHzでこの数字は驚きものだろう。これで同程度までOCしたら一体どれだけ早くなるのか…(ゴクリ)。しかしOCして1年ちょっとしか保たなかった経験から逸る気持ちを何とか抑え、今回は断固OCしない方向を貫くことに成功。OS再インストールやらなにやらも含め肉体的にも精神的にも(金銭的にも)かなり大変であったが、まあそれだけの価値はあったと言っていいだろう。これからは更にエンコ作業が楽しくなりそうである。

 

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2009年1月24日 (土)

【PLANEX】PCモニタ LCD-7CX

Lcd7cx

【製品情報】

2007年10月発売

7.1インチXGA(1024×768)液晶モニタ

推定相場価格 30,000円

 

【スコア】

デザイン 4/10

サイズ 10/10

液晶性能 7/10

調節機能 7/10

入出力端子 5/10

内蔵スピーカー 6/10

発熱・静穏性 9/10

コストパフォーマンス 6/10

満足度 17/20

 

総合 71/100 B

 

【コメント】

デザイン

ぱっと見は安っぽい印象だが、造りは意外としっかりしている。裏面もほぼまっ平らとやはりデザイン性は感じにくいものの、こうしたコンパクト液晶モニタの使用用途には適しているため、実用性を重視したのだろう。“デザイン性がない”というより“シンプルさを追求したデザイン”という表現の方が適切かもしれない。

サイズ

このモニタの特徴は、なんと言っても1024×768というHDに迫る解像度を持ちながら7.1インチというサイズを実現している点にある。この条件を満たしているモニタは自分の知っている限りこの製品しか存在しなく、コンパクト液晶としては群を抜いている印象が強い。

液晶性能

まずは視野角が極端に狭く、ノングレアでないため映り込みも著しい。自分の場合はこれに加えてドット抜けも2桁に迫る勢いで存在したが、まあこれは個体差があると思うので評価対象とはしていない。他に応答性能もスペック上はあまり芳しくないが、サイズも相まってかこれに関してはスペックほどの影響は感じず、残像感は他の液晶と大差ないように思えた。

上記のデメリットが目立つものの、当然それだけメリットもある。とはいっても前述したサイズ&解像度の希少性がその大半を占めるのだが、やはり他に選択肢がないだけにこれはかなり大きいと言わざるを得ない。それに加えて発色や明るさも基本水準にはあり、サイズを考えれば十分と言えるだろう。

調節機能

一応最低限の設定は可能なOSDが搭載されているため、画面位置やコントラスト、明るさ、色温度、RGBといった一通りの調節はPCを介さずとも行える。これもこだわらなければ十分といえるレベルにはあるが、明るさをちょっと上げすぎると画面自体が見えにくくなってしまうのは残念だった。

入出力端子

一応映像入力としてはVGAに加えてRCAも搭載されているが、ぶっちゃけこの解像度を生かせるのはVGAだけということになるため、RCAはほとんどおまけのようなもの。まあ画質にこだわらなければゲーム等も出来るので、ないよりはいいのだろう。ただ自分の場合、あえてこのモニタでゲームをするときはPCに取り付けたPV4を使うようにしている。またこのモニタはスピーカーも内蔵しているため、ステレオミニジャック入力およびヘッドホン出力も備えている。

内蔵スピーカー

ひとつしか内蔵されていないためにステレオであっても合成モノラル化されてしうが、ここは素直にこのサイズを実現した上でスピーカーも内蔵してくれたことを褒めたい。用途を考えればこれでも特に問題がない場合が多く、音質においても音量upに伴う音割れ等もなく特別ひどいわけではない。ただやはり鑑賞等に耐えうるかと言われれば厳しいものがあるので、その場合は別途スピーカーを用意するかヘッドホンの使用をオススメする。

発熱・静穏性

これは非常に評価できる。近くで聞いても特に熱かったり変な音がしたりすることもなく、なんなら手に持ってポータブル感覚での使用も可能(いや、しないけどさ)。

コストパフォーマンス

単純に値段を考えれば今なら24インチのフルHDモニタが買えてしまう金額のため、あくまでニーズに合えばの話だが、それを考えれば散々述べてきた通り、この「7.1インチXGA液晶モニタが買える」というだけでも十分評価できる。なにせこれが発売する前は自作するしかなかったのだから、それを考えれば高すぎるということもないだろう。

 

…まあ本音を言うともう少し安く出来なかったのかとは思うが。

 

 

 

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